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OBの山行記録・ 2007年3月6日 (火)

頚城山塊・妙高(三田原山〜前山)スキー山行
三田原山(2347m)の南端Co2300m、前山(1920m)
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●2007年2月17日(土)(1ー0)
【ルート】
妙高国際スキー場→三田原山(2347m)の南端Co2300m→(北東面滑降)→南地獄谷→前山→(滝沢尾根滑降)→赤倉観光ホテルスキー場下部
【メンバ】
L:石橋岳志(1982入部)、M:松木博文(1983入部)、山森聡(1986入部)
【行程】
2月17日(土)(晴れ)妙高国際スキー場リフト終点Co1850m(8:45)→三田原山(2347m)の南端Co2300m(10:30-11:00)→南地獄谷(大谷ヒュッテ付近)Co1800m(11:50-12:10)→前山1920m(13:10-35)→滝沢尾根Co1000付近渡渉点(14:40-50)→赤倉観光ホテルスキー場Co1000m付近(15:00-10)→Co730m駐車場(15:20)
【地図】 (五万図)妙高山
【記録】
新潟県妙高市の松木邸(1983入部)をベースに、1日目は妙高(三田原山〜前山)、2日目は黒姫山に行く計画を立てた。当初は清原ババアも同行する予定であったが、家庭の事情でどうしても都合がつかなくなってしまい、石橋兄、松木、山森の3名での山行となった。

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東京を早朝出発し、赤倉観光ホテルスキー場の駐車場(下山口)で、地元の松木さんと7:00に集合。写真は、駐車場から望む妙高連峰。左から赤倉山、(南地獄谷)、妙高山(手前が前山)、(北地獄谷)、神奈山である。天気は良く、気分も最高。松木号は集合場所(下山口)にデポし、山森号に乗り換えて、妙高国際スキー場(登山口)へと向かう。



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妙高国際スキー場では、杉の原ゴンドラ(1250m,11分,1回券\1000-)と、三田原第3高速リフト(1726m,7分,1回券\500-)の起動力を活用して、Co1850mまで標高差1000m以上を楽をして上がることができる。ゴンドラを降りて、スキー場を快調に滑って、三田原第3高速リフトの乗り場には8:00位に到着したが、リフトがまだ動いていない。しばらく景色を眺めながら待つこととする。下界には雲海が広がり、なかなか幻想的で美しい(写真)。8:30頃には、リフトが動き出した。



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リフト終点からは、三田原山の外輪山を目指して、トラバース気味にスキーで登って行く。この日は我々が一番乗りだが、過去のトレースも残っている。歩き出してすぐ、沢型をひとつ越える(写真)。



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翌日に行く予定の黒姫山(写真)を左に見ながら登る。途中で、アイスバーンのところがあって、スキーアイゼンを持っている私以外は、シートラして壷足で蹴りこんで登ることにより、アイスバーンを通過する。



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乙妻山や北アルプスの山々を背に、三田原山(妙高山の外輪山)を目指して登る山森(写真)。本当に景色が素晴らしい。この斜面もスキーは快調そうだが、南面のため、雪質は、あまり良くない。今回の計画では、三田原山からは北面のパウダー、前山からは樹林帯のパウダーをいただく予定である。期待に胸をふくらませつつ登る。



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三田原山(外輪山の南端Co2300m付近)に到着した松木さん(左)と山森(右)。バックは妙高山(2445.9m)。三田原山の最高点(2347m)まではもう少し、外輪山を北に歩く必要があるが、スキー滑降が目的の我々は、計画通り、ここまでとする。



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山スキーとスノーボードの若者2人組が、到着したので、北アルプスをバックに写真を撮ってもらう。左から、山森、松木、石橋兄。彼らは、休憩した後、三田原山の最高点(2347m)を目指して歩いていった。スノーボードは、真ん中から2つに割れるタイプで、シールをつけて山スキーのように足につけて歩いて登れるタイプだった。話には聞いたことがあったが、実物は初めて見た。



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三田原山から、黒姫山、佐渡山、高妻山、乙妻山を望む。黒姫山の左手に富士山も見えた。



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三田原山から、北アルプスの山々を望む。乙妻山の右上には、遠く、槍ヶ岳も見える。写真中央には、剣岳も見えている。



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外輪山の内側に向かって滑り込む。北斜面なので、期待通りのパウダーだ。写真はテレマークの石橋兄。



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こんな急斜面も、気持ち良く滑れるようになった私(山森)。ゲレンデでスキー技術を磨くと、雪山での楽しさが何倍、何十倍にもなる。本当に!



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山スキーは、2003年GWの火打山&焼山北面スキー山行(斎藤、松木、山森、銭谷)以来だという松木さんも、地元の意地で、なかなかの滑り。



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外輪山の急斜面を滑り降りたあとは、南地獄谷の緩い傾斜を滑っていく。地図の温泉記号(Co1920m)は、沢が口を空けており、煙がもくもくと立っている(写真)。左岸側を滑り降りるが、崖などに注意しながら、緊張して降りる。



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南地獄谷(大谷ヒュッテ付近)Co1800mからは、またシールをつけて、前山(1920m)に向けて登る。前山から妙高山への尾根は、細くてアップダウンが多くブッシュも鬱陶しいので、スキーでの通過は不快調との情報があり、少し憂鬱であった。しかし、現地でのルートファインディングの結果、尾根にはあがらずに、尾根の南側をトラバースしながら登って行き、前山ピーク直前で尾根上にでることができた。前山は眺望が素晴らしい(写真)。



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前山から望む、越後三山方面。尾瀬の燧ケ岳や至仏山も見える。この日は、八ヶ岳、富士山、南アルプス、中央アルプス、北アルプスまで、ばっちりと見えていたので、数えてはいないが、日本百名山の半分以上が見えていたのではないだろうか?



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松木さんのスキーは、昔ながらの真っ直ぐな板に、金具はジルブレッタ300。靴はプラスチック登山靴。ジャンパーは、秀岳荘のナイロンジャンパー。現役時代の装備かと思って聞いたら、ジャンパー以外は、卒業してから新調したんだそうだ。そろそろ、買い替え時ですよ。松木さん! 高橋GGさん(1984入部)も、今年、一式新調したみたいだし...



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前山から、滝沢尾根への下りは、最初は少々細いが、ところどころパウダーのたまっている斜面を、気持ちよく滑る。写真は松木さん。



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なかなか格好良く写真を撮ってくれてありがとう。撮影:石橋兄、モデル:山森。この滝沢尾根は、例年より2m位雪が少ないそうだ。例年なら、写真のブッシュも全て雪の下で、快適な大斜面なのだろう。しかし、湯ノ丸山で、最強のブッシュスキーを経験済みなので、少々の潅木は気にならない。



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快調なツリーランを楽しむ石橋兄。樹林帯はパウダースノーが楽しめる。



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Co1000m付近の渡渉点は、笹を掴みながら横滑りで降りて、シールをつけて、何とか残っているスノーブリッジを利用して渡渉。例年の雪なら何でもないのだろうが、雪不足の今年は、ちょっと不快調。渡渉したあとは、左岸のブル道をほぼ同コンタで歩いていくと、赤倉観光ホテルスキー場の下部に出る。ゲレンデを滑って、無事下山。三田原山から先は、他のパーティに会うこともなく、晴天のもと、静かなスキー山行を楽しむことができた。



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松木号で、妙高国際スキー場(登山口)へ行って、山森号を回収。お決まりの温泉は、妙高市営の妙高高原ふれあい会館(\450-)。



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松木邸では、松木さんの家族も加わり、大宴会。自家製の手打ちそばもごちそうになる。あたたかい布団でぐっすりと眠らせてもらう。翌日は、あいにくの雨のため、黒姫山への山行は中止とする。地元の山岳会で山スキーに登攀に活躍しているという松木さんのお姉さん宅を訪問し、楽しい話を聞かせてもらい、東京へ帰った。これからも、年1回位は、松木家にお世話になって、頚城山塊の山スキーを楽しむことにしよう。


(文責:山森 聡
  • コメント (1)

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コメント一覧
米山   投稿日時 2007-3-6 22:57
松木さん、相変わらずの秀岳荘ヤッケのジルブレッタ300で・・・。買い換えちゃーいけません。お蕎麦も食べたい。この季節の信越はいいネ。

記録は貯めずに出しまshoー。
 
 
 
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