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空沼小屋保存計画 »

北大・空沼小屋 修復保存工事決定と募金のお知らせ

2016年2月26日
空沼小屋の保存を考える会会長 安間  莊
北大山の会会長        小泉 章夫
北大山岳部部長        松本伊智朗

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 札幌市近郊にある空沼(そらぬま)小屋は1928年(昭和3年)、故秩父宮殿下が施主となって建てられ、スキーや登山を愛する市民にも広く利用されてきました。戦後、北大に寄贈された後も学生や市民の憩いの場として親しまれてきました。しかし長年の風雪により老朽化が進み、大規模改修が必要となってきましたが、修復費用の目途が立たず一時は廃棄も止むなしというところまで追い込まれました。空沼小屋の保存を考える会は2009年以来、北大と協議を重ね、この度、修復工事に取り掛かることが正式に合意・決定されました。北海道の登山・スキーの文化をはぐくみ、歴史的建造物としても価値の高い空沼小屋を末永く保存・活用するため、全国の有志の皆様の修復工事へのご寄付・ご協力をお願い申し上げます。
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 空沼小屋(旧秩父宮殿下ヒュッテ)は、札幌市を貫く豊平川源流の空沼岳北麓、支笏洞爺国立公園第1種特別保護地域内の針葉樹林に囲まれた静かな万計沼のほとりにあります。日本には数少ないスイス風のログ組積式2階建の山小屋で最大30人ほどが泊まれます。
 設計は1924年に来日したスイス人建築家マックス・ヒンデルです。彼の設計により1926年から1928年にかけて札幌近郊・豊平川源流域に相次いで建てられたテイネ・パラダイス・ヒュッテ、ヘルヴェチア・ヒュッテとともに、空沼小屋は日本の登山・スキーの文化史上、先駆的な試みとして知られる「山小屋の鎖」構想の中核を占めています。
 建築当初は秩父宮家の私的な山小屋でしたが、1930年からは一般にも開放され、戦後の1948年、北大に寄贈されました。登山ブームの広がりとともに四季を通じ、一般市民や登山愛好家に利用され、北国の自然の中、山小屋の暮らしを楽しむ場としても親しまれてきました。1958年からは北大山岳部・北大山の会が日常的な管理を任されております。
 長年の風雪に耐えてきた空沼小屋でしたが、老朽化は避けられず、1981年に基礎部分の一部改修をしたものの、さらに不同沈下、木部の腐朽などが進み、2006年からは使用中止に至りました。その後、2009年に考える会を結成し、北大と改修工事や維持保存について協議を続け、今年2月9日「空沼小屋の修復に関する協約書」を締結しました。空沼小屋は建築物としても価値が高く、完工後は国の有形文化財としての登録も進める考えです。
 修復工事は今年6月から10月にかけて行う予定です。工事は小屋所有者である北大が発注しますが、費用は当会が中心となって負担するほか、広く募金を行い、修復の原資としたいと考えます。道内のみならず全国の登山・スキーを愛する方々にも趣旨をご理解いただき、是非とも浄財を賜りたくお願い申し上げる次第です。

  

◇空沼小屋保存工事(建物の外観保存に留意した修復)の概要

 工期は2016年6月−10月。腐食・変形の著しい基礎・土台・1階床・炊事設備及びトイレを修復します。募金の目標額は2000万円としております。
 保存計画については北大山岳部のHPの中に特設コーナーを設け、空沼小屋の歴史、修復と保存の意義、経過などを説明しています。
・北大山岳部・山の会 http://aach.ees.hokudai.ac.jp/xc/
・空沼小屋保存計画 http://aach.ees.hokudai.ac.jp/xc/modules/Doc/soranuma/

◇ご寄付の振り込み先

 北洋銀行道庁支店 普通 3545777 空沼小屋保存基金(ソラヌマコヤホゾンキキン)
 寄せられた寄付は、一括して北大フロンティア基金に移管し、北大が工事資金等として支出します。寄付ご送金とは別に下記の空沼小屋の保存を考える会まで住所、氏名、電話番号などをメール、FAXなどでご連絡いただければ、北大からのお礼状や工事報告などをお送りします。4月12日までの入金分は所得税の寄付金控除、法人税の損金算入、また市町村によっては個人住民税の軽減の対象になります。必要書類をご希望の方はその旨もお知らせください。北大フロンティア基金についての詳細は同基金のHPをご覧ください。
http://www.hokudai.ac.jp/fund/tax.html

◇お問い合わせ先

空沼小屋の保存を考える会
 事務局 060−0817  札幌市北区北17条西12丁目、北大山岳館内
 TEL 090−9528−1084(松田)
 FAX 011−221−1663
 メール maedajin (at) frontier.hokudai.ac.jp
     ((at) を @ に書き換えてください)


◇空沼小屋の保存を考える会の構成

会 長  安間 莊 (北大山岳部OB、法地学研究所代表)
顧 問  三浦雄一郎(北大スキー部OB、ミウラスキードルフィンズ代表)
同    横山 清 (北大恵迪寮同窓会会長、株式会社アークス代表取締役)
同    辰野 勇 (株式会社モンベルグループ代表)
同    平山善吉 (日本大山岳部OB、元日本山岳会会長)
同    堂本暁子 (東京女子大山岳部OB、元千葉県知事)
同    宮下秀樹 (慶応大山岳部OB、元日本山岳会会長)
同    斎藤惇生 (京都大山岳部OB、元日本山岳会会長)
同    芳賀孝郎 (学習院大山岳部OB、元日本山岳会副会長)
同    竹内哲夫 (東京大スキー山岳部OB、東京メトロ会世話人)
同    岩坪五郎 (京都大山岳部OB、京都大学学士山岳会会員)
同    磯野剛太 (公益社団法人日本山岳ガイド協会理事長)
同    角 幸博 (北大名誉教授、博物館網走監獄館長)
同    照井康穂 (照井建築設計事務所代表、一級建築士)
同    鈴木弘泰 (北大山岳部OB、元北海道副知事)
同    渡邊定元 (北大山岳部OB、元東京大教授)
同    西 安信 (北大山岳部OB、北海道科学大学理事長)
同    木幡 貢 (北大山岳部OB、北大同窓会旭川支部長)
同    上野八郎 (北大山岳部OB、札幌国際大学理事長、弁護士)

北北大山の会
     小泉章夫 (北大山岳部OB、北大山の会会長)
     住吉幸彦 (北大山岳部OB、北大山の会東京支部長)
     高橋昭好 (北大山岳部OB、北大山の会関西支部長)
     斎藤捷一 (北大山岳部OB、北大山の会東北支部長)

北大山岳部部長
     松本伊智朗(北大山岳部OB、北大教育学研究院教授)

事務局
代表幹事 井上孝俊
幹事   松田 彊、下沢英二、吉田克人、高橋一穂、前田仁一郎
     岩間和人、高篠和憲、森田英和(以上、北大山岳部OB)

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