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発行日時
2016-5-16 11:53
見出し
花房山
リンクURL
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-874991.html 花房山への外部リンク
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花房山(沢登り/東海)日程:2016-05-14(日帰り)メンバー: macchan90写真:急から緩へ下山尾根から見る源頭部雨後で快活也花房山頂緩から急へ連瀑帯山頂からの源頭部「水飲」の栃の大木感想: この谷も、随分以前より地形的興味から計画し、実践対象となっていた一つだった。 山頂南面直下から沢型が生じ、西北西に向きを変えるや傾斜を出して連瀑を垂らし、その山頂部から供給されたであろう土砂が堆積した平坦地を成している。 沢を辿ると地形図通りに緩急あって、急の後の緩で堆積台地「水飲」にポッカリと出る。 想像を越えて素晴らしい場所だった。陽光に照る新緑とさんざめく鳥たちの啼く声、そこかしこに見られる獣たちの足跡やヌタ場が、豊かな生物の多様性を示している。栃の大木もある。 谷はこの平坦の後水現し、再度傾斜ある連瀑帯を設えてまた、傾斜を落とした源流部を与え、そこに一人憩う。稜線直下で潅木漕ぎがあったのが玉に瑕だが、変化ある総じて好ましい谷といえる。雨後の快活な渓相も奏功した。 昨秋にも思ったことだが、美濃より見る根尾以西は冬季の積雪量の違いか山の風格、質感、重量感がまた一味違う。あれこそ「奥美濃」というのだろう。徳山ダムの広大な集水域を廻る、封印された人工的秘境についても遠からず踏査してみたい。
 
 
 
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