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発行日時
2016-8-24 1:13
見出し
南アルプス 赤石沢
リンクURL
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-947783.html 南アルプス 赤石沢への外部リンク
記事詳細
南アルプス 赤石沢(沢登り/塩見・赤石・聖)日程:2016-08-06〜2016-08-08メンバー: Kashiken imuraコース状況/その他周辺情報:8/6晴れ 入渓点(9:00)取水堰堤(15:30)門の滝手前Co1550付近(17:00)=C1以前から気になっていた赤石沢。ガイドブックでは沢4級とのことであり気合を入れて臨んだ。東海フォレストのバスに赤石沢橋で下ろしてもらい入渓。沢に降りるために残置はしごを利用するがボロボロでけっこう怖い。ここ最近まとまった雨が降っていないので入渓直後の水位計は最低レベルであった。しばらく進むと左岸に3つほどハーケンが打ってある小滝が現れる。水量が多い時はアブミを利用して突破する箇所だと思われるが、水量が少ないので左岸から右岸へジャンプして突破した。落ちれば、滝の落ち口に飲まれ冷や汗ものであった。序盤からけっこうぎりぎりだった。次の淵は右岸から小さく巻いた後に沢をまたいでジャストフィットしている流木を橋にして突破する。その後も数知れない淵および滝が続く。左岸から残置ハーケンを利用して振り子トラバース気味に超える滝や左岸を微妙な捲きで突破する滝、淵を渡って右岸岸壁を空身で突破する淵などがあり適宜お助け紐やザイル出して対処。取水堰堤まではいくつもの淵や小滝が現れ遡行者を飽きさせず、緊張が続く。どの記録にも門の滝以降の記述が多いが、前半が核心部であるように思われるので注意。取水堰堤を過ぎてからも水量は大して変わらず、少し歩いてすぐに北沢出合となり快適なテンバがある。時間が押していたが明日のことを考え、門の滝手前まで進めることにした。門の滝直前のがれた沢の下の左岸河原でC1とした。ここは崖が近いため降雨の場合にも不適であり、高さもないことから増水には耐えられないテンバであったがこの日は快適に過ごすことができた。疲れてすぐに眠りにつく。8/7晴れ C1(5:00)大ゴルジュ手前(8:00)百間洞出合(13:30)百間洞山の家=C2門の滝はCo1580付近にある。昨日の偵察通り右岸の踏み跡の草付き斜面を登る(右岸壁を登っている記録もあるが、間違いなく高度感との闘いとなろう)。ここはバイルがあったほうが安全。踏み跡を辿ると枝沢を越えられる地点に導かれ、懸垂下降なしに門の滝上へ。その後すぐに10m程度の滝が現れるが問題なく越えていける。その次が10m程度の洞窟の滝。ここは記録通りに右側の洞窟から超える。下部は残置スリングを利用して容易に超え、上部は残置ハーケンにスリングをかけて突破した。下部の洞窟部分は右と左があり、狭い右の穴を通ってきたフォローは消耗していた。ザックは洞窟の外から釣り上げた。直後の大ガランは左岸斜面を用意に突破できる。そこから大ゴルジュ手前までは赤いラジオラリアが美しい。大ゴルジュには雪渓がかかっておらず、左岸から入る枝沢を少し詰めトラバース気味に走る踏み跡を辿っていく。途中で沢を1度またぎ踏み跡が途切れるが、すぐに踏み跡が現れ、懸垂なしに沢まで降りられる。そこから先は単調な河原歩き。途中で大きな釜を持つ滝が出てくるが、右岸岸壁を超えて捲き気味に登る。沢中に降りて突破もできる。あとは百間洞出合まで。百間洞は幾つか滝が出てくるが容易に越えられる。最後の百間洞大滝15mは左岸から捲く。簡単だが高度感があるので注意しながら登る。あとは河原歩きで百間洞山の家まで。山の家は大盛況で小屋内はけっこう狭いので百間洞出合でもう1泊することをおすすめする。8/8晴れ 百間洞山の家(5:00)椹島(13:00)あとは椹島まで夏道をひたすら歩く。快晴の稜線から南アルプスを一望できたのが何より。膝にこたえる急なくだりを除き、よい稜線歩きだった。終着点の椹島ロッジは、建物も新しく、一面の芝生が膝に癒しを与えくれる。普通にキャンプ場として再訪したいところである。夕食も和食で品目が多く、栄養満点感がよい。8/9晴れ 下山朝一のバス(6:15発)で畑薙ダム臨時駐車場まで。写真:椹島へは13時くらいに到着したが、ゆっくり山の生活を満喫。非常に快適なキャンプ場。ここは丸太を渡渉。入渓点。水量は非常に少ない。こんな淵が幾つも出てくる。水もそれほど冷たくなく快適。泳ぐ。ここは左岸から残置を利用して捲き気味に登る。たくさんありすぎて名前がわからない。I氏はどうやら流心に取り憑きたい様子。果敢に水流に突っ込む。ザックに水流を受け、敗退。核心部ではなくても微妙なところが随所に出てくる。沢を渡渉して?級程度の岩を登る。明るい沢である。有名な門ノ滝。数々の記録であるようにでかい。我々は捲いたが、右岸のバンドから直登可能らしい。門ノ滝上の10m程度の洞窟の滝。洞窟を抜けるという初めての経験。最後はA1をして微妙なバランスで突破。数々の淵、滝を越えてようやく取水堰堤まで。この辺のラジオラリアは格別。大ガラン。全く問題ない。大ゴルジュを超えるとさらに沢が開けて癒しの沢に。完全に癒し系の沢。非常に綺麗な釜持ちの滝。右岸岩壁が容易。大ゴルジュ入口。赤石岳方面。百間洞に入ってからも幾つか滝が出てくる。これも直登。百間洞大滝15m。立派な直瀑。右側のルンゼ状の斜面を詰めてトラバース。念のためザイル出すが、ザイルは最初の岩のつるつるした部分だけで十分。右側を快適に直登。登山道はかなり長い。ひたすら登山道を行く。
 
 
 
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