一瞬ガスが晴れて視界が利いたのを見逃さず、スダレ山の南東の沢の源頭をスキー滑降する。古川、竹田、町田の順に飛び出した。しかし、視界が利いたのは、ホンの一瞬だけであった。視界があれば笑いがとまらないほどスキーが快調であろう、スダレ山の南東の沢(=中の大倉尾根の北東側の沢)を、磁石を切ったりしながら、慎重に下り、Co1700m付近(尾根の傾斜の変わり目)で、中の大倉尾根の上に乗る。