五竜山荘からはシラタケ沢源頭部を滑降して遠見尾根に登り返す予定であったが、スキーで滑ると、足元から表層が崩れ落ちるような雪の状態。雪崩の危険があると判断し、シラタケ沢のスキー大滑降はあきらめ、左側の尾根沿いに逃げることにする。この日、白馬五竜スキー場から小遠見山(2007m)まで登山した大村さんが、4人がシラタケ沢上部を少し滑って尾根に逃げる様子を、小遠見山ピークから眺めていたそうだ。