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発行日時
2020-11-23 12:41
見出し
北鈴鹿縦走・霊仙山、三国山、御池岳、藤原岳
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http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2755498.html 北鈴鹿縦走・霊仙山、三国山、御池岳、藤原岳への外部リンク
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北鈴鹿縦走・霊仙山、三国山、御池岳、藤原岳(無雪期ピークハント/縦走/霊仙・伊吹・藤原)日程:2020-11-21〜2020-11-23メンバー: yoneyama macchan90写真:高速道路をくぐると虹が出た山麓神武神社藤原岳避難小屋石灰岩のニョロニョロに苔が付き、御嶽山の霊神碑みたいだ。杖を拾いました。特別な植生の風景イワナの水たまり風よけの避難施設。冷たい北風が吹いている。御嶽山と霊仙の避難小屋カティーサークと人参カルパスにんにく生姜載せ木曽三川と濃尾平野が見える紅葉の絨毯低い光線水を湛えたくぼみよく揺れます。日が低くて逆光藤原駅の登山計画書カード入れ風びゅうびゅう養老山地と木曽三川、伊勢湾、三河高地三県境三国山や霊仙いつも行く山では見かけない常緑の灌木。西日本に来た感じ国鉄東海道線柏原駅前より、伊吹が見える。近畿地方に来てしまった。最高点へ。風びゅうびゅう歩きやすい山肌古い宿場町の寺太陽が低い。天狗岩は藤原岳の最高点。後ろの三角が藤原岳1009.5mピーク石灰岩掘削斜面が見える御池山と伊吹山。奥に金糞岳方面杉の葉のような杉の横の窯跡三国岳への尾根天狗岩より岐阜市方面霊仙の北東コルから白谷を見下ろす遠くに御池山など見たことのない風景です。琵琶湖と竹生島が見えちゃった鈴北岳より御池岳、初めて見る風景下草なき自由な斜面道は迷いやすく、案内は充実しているコロナ対応ラーメン@名古屋駅紅葉末期のやま硬券です。琵琶湖が見えるここからは人多し。峠道はうるさいエンジン音。石灰岩層の穴ぽこ深い落ち葉で足探り特徴的な風景藤原岳東面のセメント工場通過イワナ5匹杉葉をいただく三県境天狗岩御池岳山頂。残置のピッケルを拝借深さ30mの継子穴石灰岩の典型的に面白い形の転石霊仙山へ御嶽山、岐阜の金華山、恵那山巨大杉深さ30mの継子穴かわいい黄色い電車東方、養老山地のおそらく笙ヶ岳最高点は隣の高まり鹿が五頭、あの白い木の向こうを歩いていった。鈴北岳、御池岳が近づくと禿山展望良くなる五僧峠近くの支沢に天場定める風のある稜線、昨日の霊仙天狗岩より志摩半島と伊勢湾木肌の苔が逆光に光る日が低くて終日斜陽な光線尾根道に出た穴を穿たれた石灰岩塊石灰岩の墓標と、穴ぽコ。スコットランド?三本杉の炭焼き窯あと愛知川本流の源流部に降りた100年の杉、青々藤原岳山頂直下三岐線藤原駅御池岳山頂霊仙の北東コルから白谷へ下る。石灰岩と苔の森特別な植生の風景特別な植生の風景 苔の原養老山地と濃尾平野石灰岩の原感想:雪もまだない水も冷たい三連休、ほぼ未踏の鈴鹿北部を縦走とした。強気の時間読みではじめ霊仙から御在所までの計画で出たが、ガツガツ行ってもダルい!と、無理ないペースにしたら、藤原岳まででちょうどよかった。石灰岩の特徴的な風景の山は、ふたりとも初めてで新鮮に感激。行ったこと無いけど、スコットランドってこんな感じ?電車入山電車下山で旅情も満喫、天場は沢ヤの勘で地図を見ればすぐに見当がつく快適な谷。谷と尾根も近く自由なライン取りができて、里から近いのに深山でもあり、良い山域だと思った。1日目・霊仙山・柏原ルート名古屋で朝ごはん食べて汽車で入山、理想的だ。滋賀、岐阜、三重県警で、まだコンパスに対応していない三重県警宛に、登山計画書を封筒で柏原駅前ポストに投函する。今週は11月下旬にしては気温が高い。でも今日から北風が吹いて下がっていくという。終日太陽が低くて、なんだか夕暮れをずっと歩いているようだ。でも日光があるだけありがたい。石灰岩の山の特徴的な風景が初めてで、すごく心に残る。はじめに継子穴(ママコ穴)が強烈。30mの縦穴が空いている。その周りには御嶽山の霊神碑のように墓場のような白い石灰岩が取り囲んでいた。霊仙の山頂付近にはピークがいくつもあるが、風が結構強く、1083.5ピークの山頂に乗って帰る。あまりの強風に、ハイハイしているお姉さんもいた。今日中に五僧あたりまで進めたいので白谷を下降して、白谷林道を行くことに変更する。沢源頭はどこでも快適に泊まれそう。林道手前の堰堤がいくつもあり、左岸巻道は結構高度感あり。林道はコンクリ舗装されていて、地下足袋にはキツイ。転石が多く車は来られない。最近読んだ本の話など交わしながら歩く。五僧は峠の東側に昔集落があったとのこと。こちら西側にはお墓が二基。枝沢に入って小さな二股の間に幕営適地あり。昔集落の人が炭を焼いたり杉を植えただろう跡がある。火を囲みくつろぎ、スコッチを飲む。随分飲んでしまった。気温が高く寒くない。2日目・三国岳〜御池岳4時起きでメシを済ませ5時過ぎにはスタンバイしていたが、全然明るくならず、火を見て待つ。斜面を上り国境稜線に戻る。美濃と近江。この一帯は国境の山脈が一本ではなくて複雑で、しかも畿内からの出口だし、さぞや歴史的に色んな事情の人たちが越えようとしていろんな結末になったんだろうなあ。小さな峠一つ、小さな沢型一つに、などと思いながら三国境を目指す。稜線の道はかなり不明瞭なところもあるが、丁寧な案内板や色テープが充実している。こういうところを時間に追われて歩くと碌なことがない。山頂は三国境。これまで、日本の三国境をいくつ登っただろうということが結構気になり始めた。帰ったら数えてみよう。鞍掛峠からは人が増えた。下の自動車道からはうるさいエンジン音が絶え間ない。うるさいエンジンの車ほど、峠道が好きなようだ。人もクマもシカも、みんな黙って聞いている。鈴北岳が近づくと、かつて歩いたことのない、石灰岩風景となる。一面の苔、琵琶湖や伊吹山、濃尾平野や御嶽山まで。しかも冬至の低い太陽が陰陽を付けてくれて素晴らしい。遠くの木立をシカが数頭、ゆっくりと逃げていく。樹林限界以上はほぼ石灰岩原野で、鈴北岳は完全に展望のきく良いところ。御池岳までの平地は石灰岩層特有のくぼみがあちこちにあり、面白い。御池岳から、また天場を探して谷へ。愛知川の源流、真ノ川の源頭あたりも心地よいところだ。一応道記号が山と高原地図にはあるけれど、無かった。水がわき始めるあたりで大きな三本杉のところに炭焼き窯跡があり、100年近く前、ここで人の営みがあったことが伺える。鈴鹿の滋賀側は、20年前にも神崎川源流で見たが、この山の民の忘れ形見が面白い。この泊まり場は、昼ぐらいに地形図をみて見当を付けた。出発前の予定ではどこまで伸ばせるかわからなかったが、地形図で良さそうな泊まり場がすぐに見つかるのも、この山域の良いところだ。谷が浅くて広く、快適だ。夕方から雨が降り始めたのでタープを張る。快適だ。夜中にすごい風になり、雨もざばざばになった。3日目・藤原岳越え8時ころまで雨がしょぼしょぼ降り、完全に出る気をなくす。昨日の夕方は、きょうは明るくなる6時半発で竜ヶ岳あたりまで行こうと話していたが、ゆっくり起きて火を熾してお茶飲んでおモチを焼いたりして10時に出る。雨は8時にやんで日も射した。天場脇の水たまりにイワナが5匹も居てびっくりした。30mほど先の木の枝伝いに、サルが10匹ほど谷を横切っていった。シカの遠吠えがキーンキーンと盛んに聞こえる。ラジオで始まったビートルズ特集を切って出発。10分たらずで稜線に戻り、藤原岳の最高点、天狗岩へ。こっちが最高点なのか、と現地で地図を見て初めて知る。この山域は、山頂がいくつもあって最高点と頂上とがずれる山が結構多い。藤原岳はこっちってことにする。20年前にも登っているし。山頂で、一人の姉さんとあちこちのルートの話などする。写真も撮ってもらった。藤原小屋周辺は人も多く、小屋もひと目、中を覗いて、下る。泥が滑って苦労する人が多いようだ。下山となるとスピードが上がり、1時間半足らずで下ってしまった。三岐線終点の藤原駅は、周りに商店など無し。発車20分前でちょうどよし。硬いきっぷを名古屋まで買う。車両貸し切り。よく晴れた空に、セメント工場、石灰岩採掘岩壁、藤原岳、伊吹山、と次々遠ざかる。富田で近鉄に乗り換えたらすぐに名古屋についた。近いものだ。駅前の地下街でラーメンとビールで打ち上げ。コロナ対応で横並び衝立付き。明るいうちに帰宅して、近所の銭湯に行けた。最終日に余裕があるのって悪くない。無理して縦走距離を伸ばさなくてよかった。また続きをやろう。
 
 
 
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