ログイン   :: お問い合せ :: サイトマップ :: 新着情報 :: おしらせ :: 
 
 
メニュー
 

切り抜き詳細

発行日時
2021-2-16 3:05
見出し
雷電ドーム壁"チムニールート"、"ミドルダイレクト"開拓
リンクURL
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2929714.html 雷電ドーム壁"チムニールート"、"ミドルダイレクト"開拓への外部リンク
記事詳細
雷電ドーム壁"チムニールート"、"ミドルダイレクト"開拓(アルパインクライミング/積丹・ニセコ・羊蹄山)日程:2021-02-13〜2021-02-14メンバー: kasaisnt nrtk7コース状況/その他周辺情報:気温高く日曜はルンゼで雪崩が発生したらしい写真:上部は快適なクラックの走る凹角。ミドルルートに合流してからはハングが何段かあるが手もプロテクションもいいので快適に登れる。楽しすぎて思わずニヤニヤしながら登る。2p目は微妙なフッキングから草付きにアックス決めてのっこしてからカンテ回りこんで草付きを登ってミドルルートのハングに合流。下部は細かいリスにフッキングして登る。ここだけはプロテクションもシブい。荷物重くても笠井は安定してリードしている。1p目下部。1ルンゼ上の岡滝で遊ぶ。チムニールート1p目。割れ目があったら入りたくなるのが男のサガですな。凹角抜け口は立っていて気持ちいい。懸垂で下降。2p目の様子。ドーム壁基部で泊。全装で1ルンゼ登る。クソ重い。夕日色々偵察してこのラインを登ることにする。1p目上部。感想:2/13気温高く雷電には微妙な感じだが、ナイル川を今回こそは登ってやると意気込んで向かう。が、折れたナイルはまだ微妙につながっていない。いや、繋がってはいるがほっそい。気温が高くなる予報で日が出てくるとロケット発射されそうなので今回はやめておく。気を取り直して第二目的であった全装1ルンゼ〜ドーム壁開拓へ向かう。1ルンゼは成田は先週登ったので笠井に面白いところは全て譲る。1ルンゼを3.5ピッチで抜けて少し沢型を詰めて、せっかくなので二股右にある岡滝を登る。WI4+程度で30m。トップロープ張って遊んだりしていい時間になったので左股を詰めてドーム壁基部にてC1。勿論ウイスキーは欠かさない。2/14まずは先週のドーム壁で気になっていたチムニールートへ。1p目 笠井 40m 顕著なチムニーを登る。中盤の人幅くらいのチムニーからチョックストーンを越えるところが多分核心。その先もチムニーをひたすら登ってチムニー抜けた木まで。全体的にプロテクション良好で快適。いいルート。2p目 成田 30m 2段の垂壁を手登り交えて越えて(2段目は先週の"Peach"と同じ)木でビレー。先週の残置シュリンゲで懸垂60m1pで基部に帰還。次にどっか開拓をするためにしばらくドーム壁基部を端っこまで偵察。ミドルルートの左にある顕著な凹角がプロテクションよさげに見えたので登ってみることにした。1p目 成田 30m M6 最初の7m程は細かいリスや棚にフッキングしての登り。プロテクションも微妙で冷や汗かく。そこを越えてからは快適な凹角。真ん中にも側壁にもクラック走っておりプロテクションはどこでも取れる。西奥N2p目に近いかも。凹角が終わるところやその上のスラブはちょっと遠めの草付きにアックス決めてのっこす。多分無雪期であればここは突破できないだろう。スラブ上の草付きバンド帯にぽつんと生えるナナカマドでビレー。2p目 成田 55m M6 薄氷の張った草付きバンドを右上して、凹角を登る。最初の一段はプロテクションもフッキングも微妙。斜めフッキングで身体をできるだけ上げていい感じの草付きにぶっ刺してから思い切ってのっこす。その上はカンテを右にのっこしてから草付き多めの凹角を5m登ってハング下に着く。ハング下は古いRCCボルトがあったので、おそらくここでミドルルートに合流したのだろう。ハングはカム類が快適に決まり、また手もアックスがよく決まったり、手袋していても快適に持てるガバだったりしたので楽しく越えられた。その先もハングや垂直だったりがあったが、どれも快適に突破できる。あまりに楽しくて、時折ビレイしている笠井に振り返っては「このルート、楽しすぎる!」と謎の報告をしながら登った。最後はしょぼい潅木帯の登りを10mぐらいこなして、安心できる太い木で終了。下降は登りと同じ支点で懸垂2ps。基部に着くくらいで辺りは暗くなった。あとはテンバ撤収して1ルンゼを懸垂で降りて駐車場まで。今回はとりあえず壁を見て、登れそうなところを登るという最高なスタイルで新ルートを登ることができた。手前味噌かもしれないが、このルートは三ツ星ルートだと思う。途中でミドルルートに合流するが、合流前のセクションのクオリティはミドルルートよりも数段上であると自信を持って言える。ドーム壁はまだまだ遊べる。ドーム壁から見たあっちの壁にもまだ遊べそうなところが沢山見えた。雷電は遊び放題だ。ワクワクが止まらないぜ。
 
 
 
Copyright © 1996-2024 Academic Alpine Club of Hokkaido