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切り抜き詳細

発行日時
2018-7-21 12:00
見出し
《南安曇山地》餓鬼岳 乳川・マムシ平より
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http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1529286.html  《南安曇山地》餓鬼岳 乳川・マムシ平よりへの外部リンク
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《南安曇山地》餓鬼岳 乳川・マムシ平より(沢登り/槍・穂高・乗鞍)日程:2018-07-14〜2018-07-16メンバー: yoneyama macchan90コースタイム:コース状況/その他周辺情報:乳川林道はマムシ平1060mの右岸から左岸に渡る橋が落ちている手前まで行けるみたい。釣りの車が停まっていた。写真:30分ばかり休む。ノーザイルの滝ナメ滝続き これは右岸を巻く。ハーケン刺さっていた。突っ張る滝高巻き滝高巻き乳川入渓猛暑の夏なめとこ滝高巻きコンタ1180m高巻きした滝とゴルジュ見下ろす大岩左を突っ張る。ナメ滝続き乳川チン濡れ乳川林道、マムシ平の先で橋落ち。ここまで車で来られるみたい。釣り師の車あり。オダマキ朝の滝連瀑滝連瀑連瀑連瀑連瀑雪渓と土石流。標高1860m付近から土石流帯雪渓から降りて振り返るガレガレの谷右岸春香上の・2351付近からの崩落のガレが谷を埋めていた。崩れたてホヤホヤ。花崗岩の谷標高1940m、二段40mの滝。二段目右岸でザイル出す。滝、まだまだ続く標高1940m、二段40mの滝。二段目右岸でザイル出す。標高1940m、二段40mの滝。二段目右岸でザイル出す。標高1940m、二段40mの滝。二段目右岸でザイル出す。滝続く標高1940m、二段40mの滝。二段目右岸でザイル出す。雪渓と滝左岸ノーザイル。お助けヒモ出し。滝続く雪渓と滝左岸ノーザイル。お助けヒモ出し。雪渓雪渓雪渓雪渓雪渓稜線支尾根上部。ハイマツがくどい。ケンズリと槍ヶ岳も見える源頭。シダ類の優しいルンゼ斜面シャクナゲこんにちは稜線支尾根上部。ハイマツがくどい。ケンズリと槍ヶ岳も見える稜線支尾根上部。ハイマツがくどい。ケンズリと槍ヶ岳も見えるケンズリに雲。野口五郎、鷲羽、三蓮、双六。シャクナゲこんにちは餓鬼岳小屋餓鬼岳小屋山頂山頂山頂山頂山頂クルマユリ山頂夏道脇のすごい滝。魚止ノ滝火影の広葉樹青い花、長い下山路車道終点大糸線安曇沓掛駅の待合室で。外の犬。大糸線安曇沓掛駅。無人駅。前泊地。堰堤の上流、送電線の真下。コンタ940m中洲。キーマカレー。ひき肉は家で炒めてきた。フェンネル、コリアンダ、クミンシード入。中洲の炎中洲の炎滝連発滝連発標高1500m沢が南→西に変わるところのヒョングリ滝。2段10m。右を巻く。滝連発ヒョングリ滝くぐる松ヒョングリ滝と松ヒョングリ滝くぐる松ヒョングリ滝くぐる松ヒョングリ滝くぐる松ヒョングリ滝くぐる松ヒョングリ滝と松ヒョングリ滝と松焚き火の支度焚き火の支度本流への支流滝を下ったところ感想:松本から見える山脈のうち、未だ未踏の餓鬼岳に沢から。東面乳川は地形図ではクネクネ。記録見当たらず。国鉄大糸線安曇沓掛駅無人待合所で松っちゃんと合流。先ほど穂高町で乗り降りした美しい女子高生二人組には目を奪われた。連休初日猛暑の夕暮れで、首都圏からの登山者と高校生で列車はいっぱいだった。下山のルートの近くに車を置き、乳川本流の中洲で前夜泊C0の焚き火。降雨の可能性無く、焚き火でごろ寝。防寒肌着くらいは着ればよかった。明け方少し冷える。家では寝苦しい気温なのに。本流右岸の林道を進む。マムシ平過ぎたとこの橋が落ちていて、その手前に車デポあり。なお林道を進み、地図上でも道が切れたあたりで入渓。標高1180付近で泳ぎの淵付きの4m滝があり、その奥もいろいろありそうな所で左岸を巻く。草付き岩壁で嫌な感じ。釣り師設置ロープあり。ついでに上の滝も巻いて降りる。その先で釣り師二人に会う。沢の記録は無いようだったが、釣ではガイド本にも出ている沢らしい。8年前に来た事があり、1540二股までは、さっきの巻き以上に問題な箇所は無いよ、と、答えを聞いてしまって、ほっとしたようなつまんないような。何が出るかわからないという感じは、山のエッセンスとも言えるから。花崗岩の渓谷は美しく、ナメ滝も続いて、どれもノーザイルで粘れる手頃な滝ばかり。外界の猛暑を想像しながら水しぶきを上げて冷水の滝を登る。・1408周りの屈曲部には6mほどの滝が連発。1400m前後には5連段の美しいトイ状20mが出現。中を前身突っ張りで行きたかったが、行ったら後半でタッパ足らずで落ち振り出しに戻るところだった。右岸笹掴んでまく。1500m、沢が南→西に向きを変えるあたりでこの日一番のすごい滝。10m二段。ヒョングって対岸の岩壁を穿つホトバシリ。松っちゃんが下をくぐってドシャ降りになる。時間に余裕もあり、美しい木陰で30分も腰を降ろしていたり。3日間の日程は頼もしい限り。昼過ぎには予定天場について木陰で至福の昼寝。暑くて火をつけるのもエラい。夕方になってから点火。ごろ寝焚き火で一夜明けて、ここからは未知、情報無し。1860左岸から支流を受けたあたりから雪渓と滝が連続する。地形図にもある右岸2150付近からの崩落ドシャが谷を埋め、雪渓を埋め、不安定この上なし。滑る氷の上の落石の山の中を崩落避けてスタコラ登る。50mほど通過した後、後ろから重低音の崩壊音を聞きゾッとする。1940mに2段40m滝。二段目の詰め、右岸の濡れたスベスベ岩を、アンザイレンで登る。松っちゃんが一個だけ持ってきたカムがピシャリと決まり、ランニングが一本取れた。セカンドはザック釣り上げ、グリグリスタンスでネバって抜ける。これ以外はノーザイルで行ける滝多数。源流はシダの茂る涸れルンゼを快適に登ってそのまま夏道行ければよかったけど、少し左の稜線に上がり、ハイマツと花の盛りのシャクナゲのヤブを30分ほど漕ぐ。槍ヶ岳やケンズリが見え、餓鬼岳山荘南のテント指定地広場に出た。道をたどって山頂へ。岐阜からの単独ご婦人含め数人の登山者と話す。ケンズリと乳川源流はガスが立ち上がってしまった。でも西側はすべて見える。2月に辿った弓折岳から鷲羽までの稜線も全て見えた。餓鬼岳登山道は長く、大凪山から下は特に悪かった。ハシゴは段が外れたのも多く、釘の頭出まくり。鎖場の足元はかなりヤバい感じで、フラフラして手を離したら助からない箇所が10回くらいはあった。整備の大変そうなルート取りだった。実際疲労と暑さで頭くらくらして、気を抜けないなと思った。魚止ノ滝は見事なものだった。ここから下の夏道も危険箇所が多かった。沢登りで滝を巻いているときみたいな緊張感あり。先にスッタカ下った松っちゃんが車をとって、あるきで30分分くらい迎えに来てくれた。沢の後の乾き登山道で、腿付け根の股擦れがひりついている。豊科の池松食堂でラーメン食べて豊科駅で別れた。大糸線は登山帰りの首都圏人でいっぱい。みんな松本で特急に乗り換えて帰って行った。僕は松本駅からバスで帰宅して日が暮れる前に家族で晩ごはん食べた。きょうは一日暑かったって言ってる。松本に住んでいると、帰宅が早くてうれしい。夕焼けがすごくきれいだった。夕方には家から餓鬼岳が見えた。「餓鬼岳へのもう一つの登路、乳川谷」 餓鬼岳へは2004年秋に、高瀬川支流の滝ノ沢ツバメ沢に登路を採って登頂している。高瀬川支流群の中でもとりわけ強い興味を持っていたし、登りたかった沢だけあって下降に採った東沢二ノ沢含めて会心の山行だった。https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-32681.html 餓鬼岳の北面、西面はトレースした。餓鬼周辺の地図を見やると、次にその南東面を集水域とする乳川谷が否が応にも目に入ってくる。流域にはマムシ平という意味ありげな地名まで付されており、花崗岩盤の綺麗な谷と想像される。唐沢岳に続く稜線といい、南西のケンジリいやケンズリ、大凪山に連なる尾根といい、登路への様々な想像を膨らますことのできる意味に於いて餓鬼岳という山は、二百名山であるかはここではさておき、私にとっての名山である。 結果、その名山に対する認識を更に深めた遡行であった。
 
 
 
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