ログイン   :: お問い合せ :: サイトマップ :: 新着情報 :: おしらせ :: 
 
 
メニュー
最新のエントリ
最近のコメント
  • 21年03月22日
    Re: 【中部日高】ナナシ沢1823m峰南面直登沢→コイボクシュシビチャリ川...北陵高校山岳部OB
  • 17年01月29日
    Re: これまでの部報紹介・3号(1931)上/(米山悟1984年入部)...佐々木惠彦
  • 16年12月17日
    Re: ペテガリ冬季初登・72年前の今村さんのゲートル  米山悟(1984年入部)...やまね
  • 16年07月28日
    Re: 暮しの手帖96 特集戦争中の暮しの記録 1968 うちにありました...米山
  • 16年07月28日
    Re: 暮しの手帖96 特集戦争中の暮しの記録 1968 うちにありました...さわがき
  • 16年07月04日
    Re: 医学部戦没同窓生追悼式のご案内...AACH
  • 16年06月17日
    Re: 道新に今村昌耕会員の記事...AACH
  • 15年12月22日
    Re: おくやみ・谷口けい 米山悟(1984年入部)やま...すぎやま もちやす
  • 14年12月09日
    Re: 【書評】アルピニズムと死 山野井泰史 2014.11(米山悟1984年入部)...まっちゃん
  • 14年10月25日
    Re: 【読書感想】七帝柔道記 米山悟(1984年入部)...米山

現役の報告・ 2003年8月14日 (木)

2003夏メイン台風10号豪雨被害緊急報告

2003年8月3〜12日(8−2)
2003夏メイン カムイェク〜エサオマン〜額平川
台風10号豪雨被害緊急報告

L馬詰4)AL三木4)M市川2)斉藤 柴谷 金子1)


ルート・時間
8月3日  雨
林道上七の沢手前(12:10)八の沢出合い(14:10)
雨は降っていたが、増水はそれほどしていないので入山する。渡渉数回、問題ない。八ノ沢出合いでテントを張る。おいてあったシートでタープを作って焚き火をする。夕方から大雨となり増水する。夜、登山者が10人ほど下りてきてタープでビバークした。

4日 晴れ
8の沢出合い(5:45)8の沢カール(8:30〜9:00)カムイェクピーク(10:10〜10:30)カール(11:20〜11:40)8の沢出合い(13:55〜14:20)9の沢出合い(15:35)

一晩ですっかり減水したのでアタックする。カールまでは踏み後を使っていける。Co1100〜1300の滝は左岸の巻き道をたどっていく。カールからは空身でアタック。カールから先はしっかりした踏み後がある。出合いに戻り、9の沢出合いに移動しC2。良い天場。

5日 晴れ時々雨
9の沢出合い(5:40)10の沢出合い(7:00)稜線上(11:00)1869JP(14:00)北東カール(16:30)

10の沢出会いまで川原を歩き、10,5の沢に入る。上部に小滝があるが問題ない。稜線までは薮漕ぎを40分する。稜線上の踏み後を行く頃から時々雨が降る。1896東のルンゼの踏み跡を下りる。かなりガレて急斜面。下部に雪渓が残っていたのでロープを出して通過する。雪渓の対処に手間取った。

6日 北東カール(6:00)1869JP(8:00)エサオマンピーク(9:00)北カール(10:00)
昨日の雪渓はロープをfixしておいたのでプルージックで登る。踏み跡を行き、北カールに下りたところで気持ちよすぎてテントを張る。午後、台風が直撃コースに入ることを知る。

7日 快晴
北カール(4:40)新冠二股(7:40〜7:55)七つ沼カール(12:10〜13:10)ポロシリアタック(16:05)

翌日から天気が下り坂なので、七つ沼カールに移動するつもりで歩き出す。エサオマン入りの沢を下ってCo1100、15mの滝は左岸を懸垂。その先何箇所かはへつりながら行く。途中でMの持っていた熊スプレーが誤射。黄色い煙が出て、オレンジみたいな匂いがした。あんなんで熊が逃げるのかなと思ったがMは尻が熱いと苦しんでいた。新冠川本流はCo900からCo1150まで巨岩帯が続く。Co1050、Co1150に滝があるが、いづれも左岸を巻ける。七つ沼カール手前の沢はガレている。所々小滝があるが問題ない。七つ沼カールで時間があったので、希望するMとALの4人で幌尻アタックする。

8日 大雨 停滞

朝から前線の雨が降り始める。かなり激しい。風も強いので、薮の間に天場を移動する。前線の通過は遅く、台風に刺激され大雨が一日中降り続く。

9日 大雨
七つ沼カール(4:00)ポロシリピーク(5:30)ポロシリ山荘(7:30)

低気圧の通過と、台風接近の合間を突いて早朝から山荘に避難する。稜線上までは天気は穏やかだった。山荘で雨をしのぐ。ツアー客が大勢閉じ込められていた。夕方から沢が濁り、岩が流れてきた。翌朝までに台風は通過する。

10日 曇り 停滞

一日沢の水が引くのを待つ。下の街が大きな被害を受けている事を知る。山荘の管理人から全員で下りないかと提案されるがその夜、翌日に我々は下山する旨を山荘にいる全員に伝え、納得してもらう。
11日 小雨
山荘(4:30)取水口(9:00〜9:15)パンケメシュンナイ沢手前(17:00)
額平川の登山道は半分以上流失していた。支流からの流れ込みが激しく、下部で一度ロープを出す。通常のルートは全くないので、二度高巻く。取水口で山荘に現在位置と登山道の状況を報告する。林道はすぐ下の橋が落ちていたが、斜めにかかっていたのでその上を渡る。支沢が流れ込む部分は、ほぼ全て水流に削られて崩壊しており、その他に土砂崩れが多数。林道がない部分もあったので、一度高巻く。また、支沢の通過に一度懸垂する。全体で50ヶ所以上の崩壊場所があった。パンケメシュンナイ沢にかかる橋の手前で、林道がきれいに無くなっているので。ルートを翌日考えることにしてテントを張る。

12日 曇り
天場(6:00)豊糠の舗装路(8:10)

起きてすぐに渡渉ルートを見つけたので、用意して出発。わずかな時間で中州の形が変わっていた。あとは崩壊した林道を歩き、豊糠の舗装路に出るところで復旧作業中のおじさんに出合い、車でフレナイまで送ってもらう。


パーティー
全体 最後まで全員が集中を保てた。社会的状況への対応に戸惑った。
Ls 出来る限りのことをした。ツアーと一緒の小屋に泊まった事で自分たちの山行がしづらくなった。
M2 口出しできた。よくやった。落石を起こさないようにする。
M1 金子)ネーベンを全部食ってしまった。勝手に行動することがある。
   柴谷)いつもにこにこ。
   斉藤)口出しできる。
  • コメント (0)

新しくコメントをつける
題名
ゲスト名   :
投稿本文
より詳細なコメント入力フォームへ
 
コメント一覧
 
 
 
Copyright © 1996-2024 Academic Alpine Club of Hokkaido