盆踊り 

藤田雅之

 今年も踊った。 それは激しく, 中央のステージの上まで登ってしまい、ステージがめげるのじゃないかと心配しながら踊り, おまけにすっかりムードに酔って太鼓までたたいてしまった。

 ところは信濃森上駅前広場。 踊り子連は白馬~朝日~蓮華と縦走してきた観音寺五人衆あけぼの連。

 予定の白馬駅前のおどりは済んでいたのと、帰りの時間の都合もあって, 殆んど今回の盆踊りはあきらめていたのだが,途中, 信濃森上を通りかかると なんか盆踊りの準備中。 ちょっと寄っていこう 始まりの子供達のおどり編から,本番 ラストまで一曲も休まず, 踊りまくった。 完投というか完踊だ, ブイ(V)

 山から下りて入った蓮華で少しさっぱりした体が,もう頭から足まで吹きでる汗, とび散る汗でびっしょり。 でも とても気持のよいソウ快な汗びしょびしょだった。

 踊る途中でもらったカンビール, ステージの上で俺達に白馬小唄のおどりを何回も教えてくれた土産物屋の姉さんがくれたスイカが汗を絞った体にとてもうまかった。

「またいらっしゃい」 「またおねがいします」

 最初山から下りて盆踊りをおどったのは, 5~6年前南アの三伏峠からおりたいなか町伊那大島。旅館で下山祝いのカンパイをし, 浴衣で小さい町中をそぞろ歩いていると, 懐かしのメロディー盆踊りが始まっている。

 山いなかのこと, 外来はうちの登山メンバー5人だけ。 初めは輪に入っいくのにやや遠慮ぎみに「おじゃまむし」 おどりだして慣れてくると熱中, 夢中, フィバー, 我が世。 おどりはしゃぎ終って気分のいい時に、地元の関係者から「どうもありがとうございました」 の礼。 感激! これより盆踊りに目覚める。

 翌年白馬~ 針ノ木まで総走して大町に下りたが、お盆シーズンで大町, 松本近辺も旅館が満員御礼とのこと。 そのまま夜行で帰ってこられるのだが,どうしてもおどりたくて, タクシーの運チャンに無理いって探してもらい白馬の旅館に入り, 白馬の駅前でおどりまくった。 翌日、パートナーは先に帰ったが、夕方、松本城の広場で盆踊りをして帰った。

 おどるところとしては松本等大きい町より小さい町, いなかの方が盆踊りとしてにあじがあるよに思う。

 それからここ3~4年は海外登山 トレーニング等がありおどれなかったが,今年,おどり,よみがえる快感、すっかりとりこになりそう。

 これからも、夏の盆は極力盆踊りにあわせて, 山行を組み、踊っていきたいと思っている。

そして盆踊りの名取を目指そう。

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