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Home > アーカイブス事業 > 道内 > 12000-中部日高

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12018.jpg12018.jpgルベツネ5/12 1941年3月朝比奈、橋本、ペテガリ初登を目指すもルベツネ岳より引き返す。ルベツネ岳積雪期初登 第二楽章C 雪洞まで登った日のアルバイトと寒さで、二人共風邪で寝込んだ日は幸いに吹雪であった。しかし、その翌日になってもヤンチョはまだ快癒しなかった。外は相変わらずガスが舞っていたが、昼頃俄然晴れ上がった。僕は一人で国境までのラッセルに出かけた。国境の眺めは部報六号でお馴染みの素晴らしいものであった。穴に帰ってからも十勝の原野がまぶしく輝いて見えた。穴の中からカメラを向けて工夫している間に空は又曇り、風は又その恐ろしい歌を歌い始めた。 写真:コイカク直下の雪洞から十勝原野を遠望お気に入りに追加
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12019.jpg12019.jpgルベツネ1/12 1941年3月、朝比奈、橋本の両名は、ペテガリ積雪期初登を目指すも、強風に遇いルベツネ岳より引き返す。ルベツネ岳積雪期初登 この山行は、1940年1月のコイカクシュサツナイ川遭難の翌年行われたものであるが、長髪ルートを取って国境に出た。特筆すべきは、国境線での露営2箇所に日高稜線で初めて雪洞を用いたことである。 以下の12葉の写真に添付されたルベツネ・シンフォニーは、この山行を歌った朝比奈の作である。 写真:1839m峰(右端) お気に入りに追加
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12020.jpg12020.jpgルベツネ9/12 1941年3月朝比奈、橋本、ペテガリ初登を目指すもルベツネ岳より引き返す。ルベツネ岳積雪期初登 第四楽章アダジョーブレスト 穴に帰って5日間、来る日も来る日もすっかり用意されたルックは持ち上げられる機会をむなしく待っていた。もはや食料は三日を余す4月6日、生還を決意してヤオロへと出たが、猛烈な降りとガスは又穴に追い返された。良く7日、やや穏やかな朝を利して漸くヤオロを越えたが、雪は昨日にも増した降りとなり、カチカチの尾根が越までのラッセルと変わっていた。コイカクの尾根にいたっては、雪崩のためにあると言えるほど不安定な状態にあった。慎重に稜線に沿ってキックターンを続け、コイカクの澤に降り立った後も稜線からの表状雪崩に注意せねばならなかった。 写真:コイカク直下の雪洞で天候回復を待つヤンチョお気に入りに追加
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12021.jpg12021.jpgルベツネ11/12 1941年3月朝比奈、橋本、ペテガリ初登を目指すもルベツネ岳より引き返す。ルベツネ岳積雪期初登 第五楽章B 戦い破れてトボトボとスキーを引きずる二人に強い夕日が目に痛かった。里は晴れていたが、山は相変わらず雲に覆われて、国境は望むべくも無い。降り続いた新雪に雪は少しも減っていず、大島木工場後の大きなねこやなぎも固い蕾を少しも膨らませていなかった。赤旗をつけたままのストックを新しいセ雪庇が出来たため、国境線上に埋められたヤンチョは、カバの杖を突いていた。 写真:トムラウシ合流付近お気に入りに追加
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12022.jpg12022.jpgルベツネ7/12 1941年3月朝比奈、橋本、ペテガリ初登を目指すも烈風のためルベツネ岳より引き返す。ルベツネ岳積雪期初登 ルベツネ・シンフォニー 第三楽章アレグロ A 攻撃の日の空は晴れていたが、国境に登って見ると、昨日等は問題にならぬほどの烈風であった。風雲に包まれた1599mを越える頃は、空身の体が浮き上がるばかりになっていた。幾度か歩行のショックで大きな雪庇が落ち、凄惨な雪崩となってヤオロマップの谷へと落ちていった。それを避けて右に寄れば、名だたるルベツネの藪にアイゼンを履いての木登りを余儀なくさせられる。この藪漕ぎの途次、まだ誰も見ぬ雪の1839mの南側が、サッシビチャリの源頭にカールを抱いて聳立していた。 写真:1839m峰の南側お気に入りに追加
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12023.jpg12023.jpgルベツネ4/12 1941年3月朝比奈、橋本、ペテガリ初登を目指すもルベツネ岳より引き返す。ルベツネ岳積雪期初登 第二楽章B  コイカクの頂上に達した日は、幸いに午後から晴れた。雪崩に緊張また緊張でラッセルを続け、国境sんの四十mくらい下に着いたときはもう五時近かった。やっと二人が住めるだけの狭い雪洞が出来た時、空はもう冷たいいやな風がガスを呼んでいた。これはその翌々日の晴れ間に写したもの。目の前の広い斜面があのカタストローフを起こした源である。 写真:コイカク直下の雪洞お気に入りに追加
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12024.jpg12024.jpgルベツネ12/12 1941年3月朝比奈、橋本、ペテガリ初登を目指すもルベツネ岳より引き返す。ルベツネ岳積雪期初登 第五楽章C 山を出る日、それは皮肉にも決まって快快晴である。コイカクを、ヤオロを、そして相変わらず真っ白な「遥かなペテガリ」をを望みながら、春の水を聞きつつむっとするほど暖かい原野の馬橇道を歩んだことである。 写真:ペテガリお気に入りに追加
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12025.jpg12025.jpgルベツネ10/12 1941年3月朝比奈、橋本、ペテガリ初登を目指すもルベツネ岳より引き返す。ルベツネ岳積雪季初登 第五楽章アンダンテA 気とトムラウシの合流で二人はペテガリ頂上で写すはずだったフィルムを向けてお互いに記念撮影をした。君のゲートルにとっても淋しい心残りな冬山であったろう。 写真:トムラウシ合流お気に入りに追加
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12405.jpg12405.jpg今村昌耕、住宮省三の両名による積雪期ペテガリ岳初登頂(5月4日) 昭和16年4月25日 5月9日、長髪尾根→ヤオロマップ→1599→ルベツネ→ペテガリ 撮影:今村昌耕、お気に入りに追加
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12406.jpg12406.jpg今村昌耕、住宮省三の両名による積雪期ペテガリ岳初登頂(5月4日) 昭和16年4月25日 5月9日、長髪尾根→ヤオロマップ→1599→ルベツネ→ペテガリ 撮影:今村昌耕、お気に入りに追加
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12407.jpg12407.jpg今村昌耕、住宮省三の両名による積雪期ペテガリ岳初登頂(5月4日) 昭和16年4月25日 5月9日、長髪尾根→ヤオロマップ→1599→ルベツネ→ペテガリ 撮影:今村昌耕、お気に入りに追加
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12408.jpg12408.jpg今村昌耕、住宮省三の両名による積雪期ペテガリ岳初登頂(5月4日) 昭和16年4月25日 5月9日、長髪尾根→ヤオロマップ→1599→ルベツネ→ペテガリ 撮影:今村昌耕、お気に入りに追加
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12409.jpg12409.jpg今村昌耕、住宮省三の両名による積雪期ペテガリ岳初登頂(5月4日) 昭和16年4月25日 5月9日、長髪尾根→ヤオロマップ→1599→ルベツネ→ペテガリ 撮影:今村昌耕、お気に入りに追加
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12410.jpg12410.jpg今村昌耕、住宮省三の両名による積雪期ペテガリ岳初登頂(5月4日) 昭和16年4月25日 5月9日、長髪尾根→ヤオロマップ→1599→ルベツネ→ペテガリ 撮影:今村昌耕、ヤオロマップ川お気に入りに追加
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12411.jpg12411.jpg今村昌耕、住宮省三の両名による積雪期ペテガリ岳初登頂(5月4日) 昭和16年4月25日 5月9日、長髪尾根→ヤオロマップ→1599→ルベツネ→ペテガリ 撮影:今村昌耕、長髪尾根? お気に入りに追加
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12412.jpg12412.jpg今村昌耕、住宮省三の両名による積雪期ペテガリ岳初登頂(5月4日) 昭和16年4月25日 5月9日、長髪尾根→ヤオロマップ→1599→ルベツネ→ペテガリ 撮影:今村昌耕、コイカクから1839m峰とヤオロマップ岳お気に入りに追加
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12413.jpg12413.jpg今村昌耕、住宮省三の両名による積雪期ペテガリ岳初登頂(5月4日) 昭和16年4月25日 5月9日、長髪尾根→ヤオロマップ→1599→ルベツネ→ペテガリ 撮影:今村昌耕、コイカクから1839m峰お気に入りに追加
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12414.jpg12414.jpg今村昌耕、住宮省三の両名による積雪期ペテガリ岳初登頂(5月4日) 昭和16年4月25日 5月9日、長髪尾根→ヤオロマップ→1599→ルベツネ→ペテガリ 撮影:今村昌耕、ペテガリ岳頂上へお気に入りに追加
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12415.jpg12415.jpg今村昌耕、住宮省三の両名による積雪期ペテガリ岳初登頂(5月4日) 昭和16年4月25日 5月9日、長髪尾根→ヤオロマップ→1599→ルベツネ→ペテガリ 撮影:今村昌耕、コイカクから北方を望む?お気に入りに追加
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12416.jpg12416.jpg今村昌耕、住宮省三の両名による積雪期ペテガリ岳初登頂(5月4日) 昭和16年4月25日 5月9日、長髪尾根→ヤオロマップ→1599→ルベツネ→ペテガリ 撮影:今村昌耕、ルベツネ付近?お気に入りに追加

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