|
12017.jpg
|
ルベツネ3/121941年3月朝比奈、橋本、ペテガリ初登を目指すもルベツネ岳より引き返す。ルベツネ岳積雪期初登第二楽章 アンダンティーノ A登攀開始はアレグロといきたかったが、どうしてどうしてブレストでも無かった。半日続いた快晴は、一夜にして崩れ、飯場に停滞を余儀なくさせられた。真冬に異ならぬ吹雪の三日は、雪崩の恐怖を一月と同様に呼び起こし、風に叩かれたラッセルは重荷にあえぐ僕たちに更に一層の注意と労力を強いた。長髪ルートは、聞きしに勝るシーゲレンデでヤブ刈をした取り付けを除けば、スキーでぐんぐんと殆ど国境近くまで登れるのであったが、天候と雪質はこの良ルートの登高に三日の日数を要求した。この割合に平らになった(1200m付近)場所まで僕たちはラッセルに荷揚げに三度も往復せねばならなかった。まだ高いピラトスミを見ながら、溜息をついたことである。写真:コイカクシュサツナイ岳
|
|
|
|
12015.jpg12015.jpg
|
12016.jpg12016.jpg
|
12017.jpg12017.jpg
|
12018.jpg12018.jpg
|
12019.jpg12019.jpg
|
|
|
|