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我らがホームグラウンド、小樽赤岩は44フェースにそのルートは存在する。

 

キレキレのフィンガークラックと極小カチからなる奇跡ともいえるホールドの配置。

傾斜は垂直以下だし、決して長いルートではないのだが、上部の核心を超えるまで一切気の抜けないハードムーブの連続。

 

初登者はそう、吉田和正。

 

6月頃からトライをはじめ、時間を見つけてはワークし続けていた。

秋、いろいろあってクライミングができなくなった時期もこのルートを想いトレーニングを継続し、食生活まで考えて体を作り、雪の降る前ギリギリのラストチャンスで仕留めることができた。

 

ちょっと肌寒かった気もするけど、熱く登れた。

中川

 

同じ日に、一緒にトライし続けていた先輩もRP。

竹中

 

「、、、握手でもしときますか(笑)」

 

5年目竹中&3年目中川

 

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