山岳部部長　松田　彊

　北海道大学山岳部キシュトワール・ヒマラヤ遠征隊が、目指すドーダ峰の登頂に成功した。この成功は、隊長の辺見君をはじめとする現役部員と若きOBが力を合わせた結果であり、彼らの熱意と努力にあらためて敬意を表したい。

　近年、現役を主とする海外での活動が活発に行われるようになった。しかし、これは単に憧れや背伸びではなく、海外の山々を含めて着実に活動の範囲を広げてきた結果と思われる。この度の遠征の成功はまさにそれであろう。現役諸君にはこれらの実績を踏まえ、さらなる精進と活躍が望まれる。
　しかし、この度の遠征に際しても、北大山の会会員諸氏を」はじめ多くの方々にご援助を頂いた。あらためて関係各位には厚く御礼申し上げるとともに、今後とも益々のご指導とご鞭撻を頂くようお願いする。

1998年　2月

エーデルワイス（リンドンゴンパにて）