カルギルはスリナガル〜レー間の中間点に当たる。イスラム教徒の町である。顔立ちもレーと異なり、端正になる。強烈な日差しが照り付け、外を歩くだけで消耗する。一方、ホテルに入ると冷房が効いているかの錯覚をもよおす。すぐ北にはパキスタン国境が走り、アーミーのトラックが行き来する。この町で生鮮食料品の買い出しをした。酒は売っておらず、シーナの友達の軍人から安く買い上げた。食事に呼ばれ、帰り1950年代製の日産のジープに送ってもらう。日本製の車は古くても丈夫でかなり貴重なようだ。シーナも覚えたので、この日から暇があれば、ナポレオンに興じることになった。部屋決めのジャンケンも日課になった。 | |
22.オアシスの町 | |
23.カルギルのメインストリート | |
24.鶏の買付け | 25.イスラムの女の子 |
パキスタン国境 |
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ヌン・クン |