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97ドーダ峰 »
ピーク直下のトラバース
ピーク直下のトラバース
下から見ればザイル１ピッチで済むと思われたピーク直下のトラバースに100ｍほどフィックスロープを使用した。ザイルを出している間視界がなくなり、時折小雪が舞う天気になった。時間は刻々と過ぎてゆく。お互いコンタクトをとるために大声を出すと、脳の中が酸欠になる。
５３．トラバースを始める。うっすらとした新雪の下は氷だ
 
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