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92カムチャツカ第二次遠征 »

気象銭谷

 天気はイチンスカヤのB.C.に入った6月3日の晩とアッタクをかけた4日の午後に雪が降っただけであとは晴天が続いた。雪は乾いた雪で10〜30 cm位の積雪量だった。イチンスキーでは朝方の雲一つない晴天から昼頃には雲が出始めピークも見えなくなり、夕方には曇天になっているという毎日であり、また、どちらも全く無風であった。晴天時の日射はかなり強く、気温も上がり、パンツ一枚で日光浴できるくらいだったが夜にはかなり冷え込んで氷点下になり、霜柱が発達していた。6月初旬のこの時期にこのように晴天が続くのはオホーツク海に発生する高気圧の影響によるものであり、気温の日較差の大きさは内陸部のツンドラ地帯の特徴である。
 以下に、帰国後、札幌管区気象台にいただいた天気図によるペトロパブロフスクの天候と半島付近の気圧配置の概略、ピーク登頂時の天気図を載せる。(現地時刻13時、サマータイム)


全雲量(10段階)、雲の種類
気圧配置の概略
風向風速気温
6/18、絹積雲
半島北部に低気圧(996)
なし11℃
/28、高積雲
高気圧の尾根の通過後、弱い低気圧の通過
なし12℃
/38、積乱雲
沿海州から低気圧が弱まりながら北千島を通過
オホーツク海に高気圧発生(1024)
N56℃
/48、層積雲
半島北部の高気圧と融合、その張り出しに包まれる
なし6℃
/58、積乱雲
気圧の尾根の張り出しの中
NNW56℃
/67、高積雲、積雲
オホーツク海北部の高気圧(1028)の圏内
なし8℃
/73、積乱雲
オホーツク海中部の高気圧(1028)の圏内
なし13℃
/87、高積雲、層雲
高気圧勢力弱め南北にふたつに分かれる
SSW58℃
/93、絹雲、積乱雲
オホーツク海の高気圧弱まりアリューシャン
列島南方の低気圧990勢力弱める
なし12℃
/107、絹雲、高積雲、積積雲
高気圧弱まり南下、低気圧強まる
SSE515℃




6月4日 0:00(W.T)

6月9日 0:00(W.T)

 
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