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報告_2018.12.22-24(3-0)

ニセカウ南稜

L大竹(4 AL笠井(3 M竹中青木(3

<時間とルート>
Day1 小雪 R39(06:10)コル(12:00)C1(14:15)
発電所脇に駐車。ニセイノシキオマップ川林道を行く。Co740二股で林道は終わり、右股に入る。雪は締まっており雪崩の心配は少ない。スノーブリッジが発達しておらず、渡渉や落とし穴に苦戦。Co1000過ぎで右岸の微尾根に乗り、上部で東にトラバースしてCo1940コルに出る。稜上はわりとパウダースノー。視界50。所々東に小雪庇。小ポコの登り降りやまきが鬱陶しい。地図上で3つ目のポコを孫槍と勘違いし、その手前コルにてブロック積んでC1。
Day2 曇り後ガス C1(06:00)大槍下(11:20)大槍上(14:40)Co1450=C2(16:00)
 DF不調のためお茶は作れず水で我慢。月明かりの中、EPで出発。日が出ると視界無限。孫槍は上を行きab20mで降りる。小槍は西側をまく。孫槍とのコルの最低部から100m以上トラバースして直上。ブッシュ無数に出ている。その後しばらくズボズボはまりながら稜上を行く。大槍手前で5mほど急な草付きをBSで下る。大槍の東側は広くて真っ白な急斜面。捲くにはよっぽど安定した雪でないと恐ろしい。大槍のリードはじゃんに勝ったAL。空身でバイル+アックス。基部を7m右上し、岩壁を7m直上。支点は上下ブッシュ、中間はイボイボ+ブッシュ。雪付き悪く思いの外難しい。後続も空身。ザック吊り上げるが、岩に引っ掛かったりで時間かかる。吊り上げ中に大槍上で青木が足を踏外してヒヤリ。すぐ下で足着いて止まる。セルフもとっていた。大槍登りきった頃から視界50m。大槍上は普通に歩けるが細くて高度感がある。夏道との合流地点は判りづらい。夏道下り始めたところで青木が自分のハーネスに掛けたシュリンゲにアイゼンを引っ掛けて転倒。9m転がって滑停で止まる。場所はアイゼンで前向いてザクザク下れる感じのところ。Co1450カンバ帯でC2。
Day3 小雪 C2(05:50)R39(11:30)
 相変わらずDF不調のため、メタでココアだけ淹れて出発。尾根が広くて判りづらく、迷いつつ進む。・1061から北の沢型を下って双雲別川沿いをズボズボはまりながら進み、林道に乗って下山。

大槍上から南稜
中央ぶっといのが小槍

 

大槍トップを行く

 

<パーティー>
最終準山
Ls 特になし
M 口出しした
青木 滑落、滑落しかけ
竹中 朝準備遅い
笠井 予備地図落とし
大竹 スコップ不備(伸ばすとすっぽ抜けた)

<所感>
ニセカウ南稜は特別難しいところが有るわけではなく、要素としてはほぼこれまでの準山のレベルの範疇であり、登攀の箇所も各自の経験で対処可能だった。しかし緊張や判断する箇所が多く、総合的な力を要するルートであると感じた。良い最終準山になったと思う。
青木の滑落、滑落しかけは本人の注意不足によるところが大きいと考えている。これまでの準山では行動に不安を感じることは無かったが、メインではLsとしてももう少し注意を払って行きたい。

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