~耐え抜いてピリカ、駆け抜けて野塚~
L杉山(3AL柴部(5M西園(3市川渡邊(2
<時間とルート>
Day1:野塚トンネル十勝側(5:45)トヨニ岳(11:00)トヨニ岳北峰西側(12:15)=Ω1
晴れ。風はやや強め。渡渉はすべてSB。難しくない。尾根の最初は急だが、雪が締まっておりサクサク進む。樹限超えると雪庇ところどころで注意しながら。スノーシューストックでトヨニ岳まで。トヨニ北峰までの間の細いところはEP。冬と全然違う。ちゃんと細い。北峰を少し下ろしたところで早めのΩ1。1.5h弱。
Day2:Ω1=Ω2
ガス。まさかの停滞。予報と違い視界が50m未満。30分ごと外に出るが10時まで粘っても無理だったので停滞に。結局この日は1日視界なかった。明日の強風に備え、ブロック2重に。玄関もつくった。
Day3:Ω2=Ω3
晴れ。強風のため停滞。強いときで気になる風強。視界は∞なので、とてももどかしい。
Day4:Ω3(9:30)・1384南コル(12:15)=Ω4
ガス→晴れ。朝から視界がない。10m。トイレに出るとイグルーが見えなくなる。30分ごと偵察に行くと、9時に視界が晴れた!ほぼ∞。SCWでも視界は良化傾向だったので、急いで進む。スノーシューピッケル。が、ALがスノーシュー壊す。20分ほどロス。・1512北ポコで強いときに気にならない風くらい。ここからの下りはEP。渡邉が消耗しているので、風上側にL入り、後ろに市川のサポート体制。これ以上は厳しいのでここでΩ4。市川作成で2時間弱。夜強風の予報だったので、風上側のみブロック2重にした。
Day5:Ω4(5:45)ピリカヌプリ(8:00-8:20)トヨニ岳(12:00)Esc尾根頭(13:45)=C5
THE DAY。快晴微風。At装、スノーシューピッケルで。ピリカトヨニ間最低コルからは、細くEP。まあま細い。雪庇出でて、リッジではなく、急な斜面小さく巻くときは白いので間開けて通過。冬に滑落未遂があったところは急な雪壁。ピック刺しながら部分的に前爪のみという感じ。急登を経て着いた感動のピリカピーク。ここまでの停滞が報われた。視界∞で憧れの中部日高の稜線が輝いてみえる。写真撮影会と渡邉からの三方六を食べ、来た道戻る。先述の場所はBSで。EPでΩ4まで。スノーシューストックに変える。3泊したΩ1~3は上に乗っても無問題な頑丈さ。トヨニ北峰から少し進み細くなったところで、EPに変える。雪庇に亀裂入っているところもあり、「こんなに手前で切れるんだね」と勉強会。雪庇判断は舐めてはいけない。トヨニ本峰から降りたところのナイフリッジはちゃんとナイフリッジ。緊張感。急な下り(BS)も複数箇所あり練習になる。その後の岩稜帯は練習で上行った。あとはLがペースメーカーとなり、とにかく気合で進める。Esc尾根頭のカンバ帯でC5。一応雪ブロ積んだ。みんなくたくた。ALよりパイナップルごっつあん。5日最終日は雪予報も出ていたので、行けるところまで行って明日下山することを決めた。鶏釜飯の炊き込みご飯に西園からの鮭と漬物で豪華な晩飯。その後はLからの焼き肉パーティ。あと、市川からのお茶。
Day6:C5(5:45)野塚岳(7:45)オムシャヌプリ(9:15)十勝岳(11:30-11:45)翠明橋(13:15)
THE・DAY。野塚吊尾根は、雪庇発達しているので注意。EP。雪締まっており快調でハイペースで進む。オムシャまで岩出てるところあるが、2年班では問題ない。野塚下りきって少し登ったところでスノーシューストック。オムシャ東峰はネグったが、思ったより斜面固くスノーシューストックで行くべきでなかった。そして十勝岳まで。十勝岳に単独で来ていた方に写真を撮ってもらい、今までの旅を振り返りながら休憩。あとは下山。固い雪&急斜面で膝に来る。くたくたになって、充実の貫徹!ヒッチで車回収。優しい方でのど飴ごっつあん。中札内村経由のハゲ天。澤柿さん、野崎さんからのカンパあり。ごっつあんです!!
<感想>
杉山 準山が上手くいかず、本来の目標であったペテガリからは変更となった。悔しい思いはあるものの、Mの姿と絶景のピリカが嬉しかった。夏・冬・春と2年班Lsやりきったぞ!!1年無事に終えられたことに大感謝。
柴部 今までのメインで一番楽しかった。杉山に感謝。パーティに感謝。一年班をやってくれた安珠と美沙ちゃんにも感謝。
西園 前半の様子からは想像できないほどよい山行でした。なんとかここまで連れてきてくれたLsには本当に感謝します。また春に行きたいです。
市川 ものすごく充実した山行で楽しかったです。日高に来れて本当に良かった。連れて行ってくれたLsに感謝!パー食は反省
渡邊 晴れた日高はとてもとても綺麗だった。天気の悪い日高でも生きていけるように強くなる。みんなに迷惑かけまくってごめんなさい。ありがとうございました。
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