ログイン   :: お問い合せ :: サイトマップ :: 新着情報 :: おしらせ :: 
 
 
メニュー
最新のエントリ
最近のコメント
  • 21年03月22日
    Re: 【中部日高】ナナシ沢1823m峰南面直登沢→コイボクシュシビチャリ川...北陵高校山岳部OB
  • 17年01月29日
    Re: これまでの部報紹介・3号(1931)上/(米山悟1984年入部)...佐々木惠彦
  • 16年12月17日
    Re: ペテガリ冬季初登・72年前の今村さんのゲートル  米山悟(1984年入部)...やまね
  • 16年07月28日
    Re: 暮しの手帖96 特集戦争中の暮しの記録 1968 うちにありました...米山
  • 16年07月28日
    Re: 暮しの手帖96 特集戦争中の暮しの記録 1968 うちにありました...さわがき
  • 16年07月04日
    Re: 医学部戦没同窓生追悼式のご案内...AACH
  • 16年06月17日
    Re: 道新に今村昌耕会員の記事...AACH
  • 15年12月22日
    Re: おくやみ・谷口けい 米山悟(1984年入部)やま...すぎやま もちやす
  • 14年12月09日
    Re: 【書評】アルピニズムと死 山野井泰史 2014.11(米山悟1984年入部)...まっちゃん
  • 14年10月25日
    Re: 【読書感想】七帝柔道記 米山悟(1984年入部)...米山

現役の計画・ 2010年8月7日 (土)

‘10岩メイン 北岳バットレス(12日間)
【入山予定日】8月下旬
L鹿島(3 AL井村(3 M井ノ上 木城(2 岩田(1
<時間>
アプローチ 広河原(2 h)白根御池=B.C.  B.C.(2 h)広河原
登攀    B.C.(1 h)下部岩壁取り付き(登攀)北岳(2 h)B.C.

<アプローチ>
B.C.から大樺沢左股の登山道を登る。二俣から大樺沢を40〜50分ほど登ると、大岩が沢の真ん中に転がっているバットレス沢に着く。バットレス沢を通り過ぎ50 mも歩くと水が流れているc沢が現れる。このc沢の右側(バットレス沢側)にある尾根に一般道並の踏み跡がある。一般登山者が迷わないようにあちこちに「×マーク」が書いてあるが気にせず進むと自然と下部岸壁に導かれる。また、bガリーにはバットレス沢の左股のb沢を、dガリーと第五尾根支稜にはc沢右岸の踏み跡をつめる。c沢の方が踏み跡はわかりやすい。8月下旬以降に雪渓が残っていることは少ない。

<登るルート>
登攀ルート一覧表


・個々のルートの詳細
・下部岩壁
A:bガリー大滝(1.5 h)
 バットレス沢の左股を大滝の下まで行き右手の赤褐色のクラックに取り付く。bガリー右岸に踏み跡明瞭。
?30 m ?:右手の赤褐色のクラックを登る。
?40 m ?:階段状のスラブから凹角。

B:dガリー大滝(1.5 h)
?40 m ?+〜?:バンド〜スラブ。出だしは左のスラブから。1段上がり、縦ホールドばかりのスラブを登る。
?40 m ?〜?:スラブ。

C:第五尾根支稜(1.5 h)
dガリー大滝の真下から取り付く。左端のハーケンがある小テラスが正規の取り付き。残置が少ないが問題ない。2-30mで切って3pで登るとよい。平坦なテラスに出て終了。
?40 m ?〜?:広いバンドを左上〜フェース。
?40 m ?〜?+:フェースからカンテ。ブッシュある。

・上部岩壁
D:第四尾根主稜(4 h)
bガリー大滝を2p登ると緩傾斜帯に出る。終了点から左上に向かって踏み跡が伸びているので、それを道なりに上がっていく。しばらく登っていくと左手に赤いリボンがぶら下がった踏み跡が見えてくるのでその踏み跡に入り二尾根の末端をトラバースする。途中二尾根沿いに上へ上がっていく踏み跡が現るが迷い込まないように注意。二尾根の末端を越えるまでトラバースを続けるとcガリーが見え、そのままcガリーを詰める。急だが50〜80mも登ると左手に苔だらけのヒドンスラブ(?)が見える。濡れていると少しいやらしいが、最初の3手ほどを頑張り途中から左に逃げれば歩いて上までいける。
cガリー大滝上から横断バンドを左にトラバースしてcガリーを横断し、岩場を100 mほど登ると取り付き。横断バンドには第五尾根支稜からdガリーをノーザイル。傾斜増してスタカット(ザイルで結びあった2人(以上の者)のうち、常に1人だけが移動し他方は確保している登り方。)35 m登って出る(ヒドンスラブ)。ペイントがありヒドンスラブの発見は容易。なるべく、緩くて道のある所を選び、尾根に上がるのはぎりぎりまで待った方が良さそう。岩質はすごく堅い。
(35 m ? ヒドンスラブを登り、踏み跡を行く。)
?30 m ?〜?-:つるりとしたクラックから草付きフェース。右から捲いて登ることもできる。ピンわずか。キャメ#1〜2有効。核心。
?35 m ?-〜?:草付き混じりのフェース。リッジの左気味35mさらに10m右上。
?40 m ?:緩傾斜の「白い岩」クラック。
?20 m ?〜?:リッジ。3、4pはつなげることも可能。
?35 m ?:3mの垂壁〜リッジ(?)をマッチ箱の頭まで。その後dガリー側へ10 mラッペル。A0もできる(?)。右に回り込むと簡単だが岩が磨かれているのであまりお勧めできない。
?30 m ?:リッジ上のクラック〜フェースを登る。支点はピン2とキャメ#0.75
?20 m ?+:左へトラバース〜凹角で枯れ木のテラスまで。(右のスラブ状のカンテ(?‐)を行く事も可能。)
?40 m ?:リッジ。
 草付きの中の踏み跡をたどり稜線に上がり頂上まで。濡れている場合ザイル出すかも。下降はPeakから夏道を使ってBC。Peak(1.5 h)BC。

E:中央稜ノーマル(3 h)
枯れ木のテラス右の支点からcガリーに50mいっぱいラッペル。cガリーを少し登ってから取り付く。
または、第四尾根の終了点から右にトラバースして潅木から40mラッペルで1p目の終了点まで行く。岩質は比較的もろい。中央稜は大ハングルートとともに慎重な天気判断が求められる。10:30までに取り付く。
?25 m ?+:逆層のフェース左上〜かぶり気味のバンドを左へトラバースしてリンネに入る。トラバースが結構厳しい。
?25 m ?:リンネ(岩の割れ目でチムニーよりも幅が広い。山頂に向かって食い込んでいる急な岩溝。ルンゼよりも両岸が立っている。)凹角の階段。問題なし。
?40 m ?+:バンド右斜上後第二ハングのもっともくびれたところを登り、フェース右上でリッジに出る。壁の弱点をついた好ルート。第三ハングの下でビレイ。
?35 m ?:リッジ。
?50 m ?:リッジから脆い凹角。支点少ない。
草付きの中の踏み跡を15 分で頂上。ノーザイルで行けるかも。

F:中央稜大ハング(4 h)
 岩質は比較的もろい。最近登られている記録は2005年AACHくらい。最近登られていないのは、鐙を使ったルートであることと中央稜ノーマルの方が自然なルートであるからだと思われる。9:30までに取り付く。
?30 m ?+A2:三段になった第一ハング直下の浅い凹角から取り付く。1段目を越えて左上。二段目が核心。   三段目は右から回り込んで稜角へ抜けてしまう。
?10 m ?A1:逆層フェースを左斜上。
?30 m ?+:第二ハングのもっともくびれたところを登り、フェース右上でリッジに出る。
?ノーマルと同じ。
?ノーマルと同じ。

G:下部フランケ(4 h)
 dガリー大滝か第五尾根支稜を登り、dガリーのガレ交じりの岩を100mほど登り、横断バンドのところで草付きを右にトラバースし、草付きの凹角から取り付く。
?40 m ?-:草付き凹角。要所に支点がある。左のdガリーから捲くことも可能。ランナウトするかも。
?15 m ?:バンド。
?30 m ?+A1(?):フェースを右上、人工〜凹角内のハングしたクラックをフリー人工はカラビナの通らないハーケンばかり。エイリアンもないと届かない。キャメロット#0.75〜2あたりが有効。
?20 m ?+:脆いチムニー〜凹角。
?40 m ?+:チムニー〜カンテ〜フェースを左上して外傾したバンドまで。
その後、フェースを1 p登り(40 m、?)右にトラバースすれば第四尾根主稜。バンドを左にトラバースし、スラブを直上すると上部フランケ取り付き。dガリーに下降気味に下りてこれをつめればdガリー奥壁取り付き。

H:上部フランケ(2 h)
 下部フランケ終了点からバンドを左にトラバースし、スラブを直上して取り付き。シュヴァルツカンテ右のコーナーがルート。または、第5尾根支稜、dガリー大滝からdガリーを詰めて登ることも可能。dガリー大滝上からは250m程の?〜?の草付きルンゼを登る。ルンゼ内は各ルートから落石が集中するので注意する。
?20 m ?:草付まじりのフェース〜ハングした凹角。
?40 m ?:かぶった凹角〜草付き凹角。(05年パーティでは体感?級)
?40 m ?〜?:コーナークラックをマッチ箱のコルまで。
?40 m ?:第四尾根に合流し、左の草付き凹角〜リッジ〜フェース〜左の凹角。枯れ木テラスまで。
?40 m ?〜?:リッジ。

I:Dガリー奥壁(4 h)
 dガリーをつめた安定したテラスに出て、そこにはダケカンバの木にスリングが巻かれてあり、また岩に赤ペンキで「4」と書かれているらしい。トポ通りの4段ハングが見える。
 第5尾根支稜、dガリー大滝からdガリーを詰めて登ることも可能(?級くらい)。dガリー大滝上からは250 m程の?〜?の草付きルンゼを登る。ルンゼ内は各ルートから落石が集中するので注意する。
?20 m ?〜?+:四段のハング〜スラブ〜クラック。
?20 m ?+〜?:クラック〜右上のスラブ。
?20 m ?:草付きスラブ。
?35 m ?〜?+:チムニー〜スラブ。典型的な内面登攀。チムニー、スラブとも支点が少ない。
?10 m ?:チムニー。

J:ピラミッドフェース(6 h)
取り付きは、dガリー大滝と十字クラックの間の浅い凹角下。または、dガリー大滝か第五尾根支稜を登り横断バンドから取り付くこともできる。ピラミッドフェースは継続登攀の最後に登る予定。
?40 m ?+〜?-:浅い凹角〜草付き。逆層。ハング下まで。最後が難しい。
?40 m ?:草付きバンドを左にトラバース。
?35 m ?〜?+:フェース〜凹角〜バンド。1段上のバンドに上がり、もう1段右上にあるテラスに上がる。左から回り込むと容易だが、ロープの流れが悪くなるのでまっすぐ右上するか、左の緩傾斜帯をそのまま上がり、ハング下のバンドに合流した方が良い。
?20 m ?〜?+:フェースを登り、崩壊したハング下の浮石だらけのバンドを左へトラバース。ロープによる落石注意。終了点を補強している記録がある。
?20 m ?:バンド右上。ガレ。
?25 m ?:コーナークラック〜フェース。クラックは支点が少ないしぼろぼろ。逆層のフェースからクラック。クラックが難しい。ハンドジャムとかを決めることができる。
?30 m ?〜?:クラック〜細かいフェースを左上。
?30 m ?+:逆層のフェース。支点が人工で登れるくらい豊富。
?15 m ?〜?+:フェースを左上〜垂直のコーナークラック。
?20 m ?+:階段状。左のつるりとした凹角から階段状。第四尾根主稜の1p目終了点のやや上に出るが、2p目終了点までのばすことも可能(50 m)。
 ザイルを伸ばさなかった場合、ピラミッドの頭の手前を右上しバンドをトラバースすると第四尾根主稜の1p目終了点付近に合流。

<天気・停滞・進め方>
入下山は全天。雨なら登らない。雷にも注意する。視界はルートファインディングできる程度。風・気温はビレイしていて気にならない程度。停滞は悪天、休養でする。天気傾向は高気圧とへりで晴れ。4日好天の後2日悪天が多い。午後のにわか雨・台風に注意する。初日入山して時間があれば下部岩壁を偵察しておき、2日目に第四尾根主稜を登る予定。これでバットレスの概観をつかむ。2 Partyに分かれて登る。後半、登攀に慣れてきたら2年生同士のPartyで行くこともある。2年生+1年生の2人Partyは作らない。無線による定時交信は9:00、12:00、15:00とする。15:30 B.C.着。最終下山は12日目の15:00。
 道外代表 清野さん(OB)
 南部警察署     :TEL:0556-64-3301  〒409-2212 南巨摩郡南部町南部9335-1
 南アルプス警察署  :TEL:055-282-0110  〒400-0305 南アルプス市十五所759-2
 白根御池      :TEL:090-3201-7683

<パーティー>スピード、危険認識
Ls:ルートファインディング、天気判断
M:ルートファインディング、登攀能力、緊張の維持
<装備>
冬天2、フライ、DF2、灯油(90 ml×5人分×11日分=4950 ml)、鍋2、茶食器2、無線2、ロープ8.5 mm×50 m×4+2、ツェルト2、ガスストーブ2、ガスカートリッジ2、ほかアブミ含む岩登り個人装備

<準備山行>
6/12 剣山
6/26-27 芦別夫婦岩
他赤岩にて準山4回。
  • コメント (0)

新しくコメントをつける
題名
ゲスト名   :
投稿本文
より詳細なコメント入力フォームへ
 
コメント一覧
 
 
 
Copyright © 1996-2024 Academic Alpine Club of Hokkaido