

NO.3 井田清氏
製作者銘:CHR. SHENK GRINDELWALD初代Christian Schenk(1861‐1926)
2代Fritz Schenk(1894-1973)
ヘッド長28.8cm、全長89cm、フィンガー長14.3cm。ヘッドトップは頭抜き構造(シャフトをヘッドに貫通させて上から蓋を被せる)、ブレードは平刃で三角形、ピック先端は鋭く尖り、シャフトは扁平、全体に細身、重量の軽い美しいピッケルである。背面に金の象嵌細工でK.IDAの銘あり。
シェンクは、アイガーやユングフラウで有名なグリンデルワルド(Grindelwald)のピッケル鍛治であった。2代目はFritz Schenk(1894-1973)、後継者はなく、既にピッケルの製造はしていない。初代、2代目共に製作本数は少ない。
このピッケルが初代の作か、2代目のものかはっきりしないが、全体の伸び伸びとした線から初代シェンクのものではないかと考えられる(山の会会報44号)。このピッケルは、井田氏逝去ののち井田夫人より桜井(南部)信雄氏へ、さらに小平俊平氏(1934年入部、農・畜)へと渡り、小平俊平氏より山岳館に寄贈された。
シェンクは、アイガーやユングフラウで有名なグリンデルワルド(Grindelwald)のピッケル鍛治であった。2代目はFritz Schenk(1894-1973)、後継者はなく、既にピッケルの製造はしていない。初代、2代目共に製作本数は少ない。
このピッケルが初代の作か、2代目のものかはっきりしないが、全体の伸び伸びとした線から初代シェンクのものではないかと考えられる(山の会会報44号)。このピッケルは、井田氏逝去ののち井田夫人より桜井(南部)信雄氏へ、さらに小平俊平氏(1934年入部、農・畜)へと渡り、小平俊平氏より山岳館に寄贈された。
![]() 山口健児氏のピッケル |
![]() 渡辺千尚氏のピッケル |