北大山岳部は、1926年に結成されて以来続く、日本でもっとも伝統ある大学山岳部のひとつです。 戦前は1,2年に一度、戦後は6年〜10年に一度ほどの割合で部報を発行してきました。
今回発行する14号は、1989年から2005年までの17年間の記録を納めたものです。この時代の山登りの世界に起こった数々の変化や時代の影響を含め、山岳部の歩みを俯瞰できるような一冊にまとめました。 四季を通じた北海道のバリエーション山行記録、カムチャッカ、台湾に通った海外山行記録に加え、先端技術や情報技術が及ぼした山登りの変化、道内の山での遭難一歩手前の事故報告を含め、北大山岳部が得意とするイグルーの最新事情などの報告を載せています。
全国的に大学山岳部の活動が振るわず部員さえも集まらない中、北大山岳部は今も伝統を継承し、四季の北海道を満喫する山行を続けています。 部報14号は、北大山岳部に興味を持つ人はもちろん、北海道の山登りに興味ある人、大学山岳部の今に興味ある人、大学の山岳部を目指す高校生、そして世界の未知の領域に夢を描くすべての人に読んでもらいたいと考えています。
以上のねらいから、多くの人に読んでもらおうと、これまでの部報に比べて販売価格を抑え、3500円にしました。
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部報13号 |