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第6回北大山岳館講演会

身近な山

2013年10月12日(土) 14:00〜16:00

要旨
 1942年の夏、一週間ほど、級友に誘われて愛山渓温泉にあった登山事務所で寝起きしたことがあります。北大予科生であった級友の兄貴たちが、ここでアルバイトをしているので、更にその手伝いをするということでありました。いうなればアルバイトのアルバイトという仕樹けです。薪割り、登山道の草刈り、登山票の発行、結構忙しいのです。
 三日目だったでしょうか、早朝窓際のカーテンが薔薇色に染まっているのです。只事ではありません。力ーテンを開けて見上げた空、なんと表現をしたらよいのでしょうか。戦慄が走る!とでもいえましょう。これが山の空か!幾度も心に問い掛けた言葉です。
 温泉に付随して洋風の小屋があります。これがかのヒュッテと呼ぶ外来語と、その造りと調度品、そのかもしだす不思議な雰囲気は、人の気持ちを魅了してやみません。
 せっかく来たのだし、草刈りも先が見えたから、今日は山に連れていってやると兄貴たちがいいます。手伝いは親方のいうことに従順でなくてはむりません。幸い登山客もおりません。事務所に鍵をかけて永山岳ヘ出発です。
 こんな高いところに来たことないだろうと、兄貴たちは弟分を従えて得意そうにみえました。2046メートルと表示された永山岳です。深い谷のむこうには愛別岳がありますが、自の前の谷は人を拒絶する存在です。覗ぎ見ることさえはばかられる思いがありました。
 高山にはお花畑が展開いたします。湿原、砂礫地、草原、雪田など、人の心を捕らえて止まぬ存在です。森林帯を越えた山とはなんと魅惑的な存在でしょうか。

☆空沼岳の頂上から見えた緑の草原は、通過困難な根曲竹の密林であったこと。
☆南瓜と芋と、宿屋の好意の姫鱒で恵庭岳に登頂できたこと。
☆空沼岳で初日を迎えようと目指したが、雪崩に巻かれて遭難騒ぎになったこと。
☆工ンレイソウ属植物の遺伝的解析のために、理学部中庭に大イグルーの制作。
☆山岳部冬期合宿で勝岳荘失火事件。
☆北海道開発大博覧会(1950) 高山植物館の手伝いに、旭川|と黒岳往復8回ほど。
☆無人島渡島大島ヘ渡る。
☆歩々の会の創設.代表は坂本直行さん。
☆日高山脈、夕張岳・芦別岳、暑寒別岳、知床半島などの自然生態系の調査。
☆藻岩山で救急搬送を受ける?山は登る山から眺める山ヘ・・

■講師紹介

  • 鮫島惇一郎会員(S21年入部)
  • 略歴
    1926年東京に生まれる
    1947年北海道大学理学部札幌臨時教員養成所卒業
    1950年北海道大学理学部植物学科卒業
    1955年北海道大学理学部助手
    1956年林野庁に出向、林業試験場北海道支場勤務
    1985年同試験場を辞職、自然環境研究室を開設
  • 著書
    「草と樹」北海道新聞社1977、「札幌から見える山」(共著)北大図書刊行会1981、「原色図譜エンレイソウ属植物」(共著)北大図書刊行会1987、r北の森の植物たち」朝日新聞社1991 、「草樹との出合い」北海道新聞社1995、「藻岩山の観音さま」北方林業会2003、「回想の風景・札幌」富士コンテム2007、「北国の花暦」北方林業会2008、「北方林業一創干IJ65年の点描ー」北方林業会2013、など多数

■会場・問い合わせ先等

  • 会場:北大山岳館 札幌市北区北18条西13丁目(北大構内北西隅、北大恵迪寮東側)
  • 定員50名(先着順、参加無料)
問合せ先:北大山岳館運営委員会 電話011-716-2111(内線5131)・携帯090-6870-5120
url:https://aach.ees.hokudai.ac.jp/sangakukan/
E-mail:sangakukan@aach.ees.hokudai.ac.jp

 
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