Contents
1.ビザ
登山目的ではあるがパキスタン入国に際し観光ビザが必要。東京のパキスタン大使館で手続きできるが、今回遠征参加者に東京在住者がいなかった為、札幌の旅行会社に代行手続きを依頼した。
[ページのトップへ]
2.渡航
行きはPIAの直行便でイスラマバードまで(成田発、北京経由)。帰りは同じくPIAでカラチ発バンコク・マニラ経由の成田行き(イスラマバード〜カラチ間は国内線利用)、往復一人¥126、000だった。
直行便は人気があってなかなか予約が取れないので、特に夏は早めに動く必要がある[ページのトップへ]
3.保険
東京海上火災保険代理店の山谷氏を通じて保険契約を行った。期間2ヶ月で以下の内容 。一人¥40、280だった。[ページのトップへ]
死亡・後遺障害 150万円 傷害治療 100万円 疾病 60万円 救援費 500万円
4.現地エージャント
短い期間で円滑に行おうとしたため、現地での渉外は少々値段が高くても信頼のおけるエージェントにサポートしてもらうことにした。[ページのトップへ]
今回我々が依頼したエージェントはNazir-Sabir-Expeditionである。以下の内容を依 頼した。
- 別送貨物の通関手続き
- スラマバード、移動中での宿泊の手配
- 隊員の送迎
- 現地での食料・物資購入のサポート
- 観光省でのブリーフィング、外国人登録のサポート
- 輸送、移動手段の確保(ジープ、ミニバス)
- 低所ポーターの雇用
- ガイド、コックの手配
- BC用品のレンタル
- BC、トレッキング中の食事の用意
- ポーター、リエゾンのための保険加入手続き
- 他、あらゆる情報提供
現地で特にこれといったトラブルも無く、面倒な作業を任せきりにすることができたので登山活動に集中することができた。しかし、経験者が隊にいれば、さらに依頼内容を絞る事ができ安上がりになるだろう。
5.輸送
PIAでは機内持ち込みを一人20kgに制限しているので(超過料金は2,300円/kg)、持ち込めない分は別送した。[ページのトップへ]
荷物別送の手続きは千歳空港の日通航空に依頼した。1kgあたり¥980ほど、内容、梱包方法にいろいろ制約がある。イスラマバード空港止まりで引き取りと通関手続きは現地エージェントに依頼した。7/13に千歳空港に持って行ってイスラマバードの滞在先のホテルで受け取ったのが7/24であった。観光省の正式な登山許可があれば関税はかからない。
船便だと格安大量に送れるらしいが、前もって準備する必要がある。パキスタンの場合カラチ港まで取りにいくことになる。
日本に送り返すときは内容品の英文リストを作って梱包し、手続きはすべて現地エージェントに依頼した。到着空港は国際空港なら日本中どこでも指定できる。帰国20日後、千歳空港にて受け取った。
別送は、高額な上、輸送途中で中身を荒らされるリスクがあるので、なるべく手荷物での持ち込みと現地調達に努めるべきだと思う。
5.リエゾン・オフィサー
6000m以上の高所登山には観光省の指定するリエゾン・オフィサー(連絡将校)の同行が義務づけられている。我々の担当となったのはジャウェイド・イクバル氏という、来日経験もあるイスラマバード在住の退役軍人であった。人柄も良く遠征の遂行に際し、できるだけの協力をしてくれた。[ページのトップへ]
リエゾン・オフィサーには装備・食料等定められた待遇を与える義務があるが、協議の結果、以下の条件で決着した。
なおBCでは我々と全く同一の食事をとってもらった。
- 二人用テント、プルオーバー、アノラック、手袋、毛靴下、リュックサック、ピッケルの現物支給
- 靴、寝袋、ジャッケト、ゲートル等を支給しないかわりに$500を支払う
- 宿泊費として$200の支給
- 山行中の食料費として$270の支給
- 身の回り品購入のための$150の支給
連絡先
参考までに利用した各機関の連絡先は
注:イギリスの事務所に送金しパキスタン(イスラマバード)のBaltistann Toursという提携先の事務所で受け取るシステム
名称 依頼事項 連絡先 千歳日通航空 国際貨物輸送 0123-26-0505 ツアープラザ・ノマド ビザ・航空券の手配 011-261-2039 山谷保険事務所 登山保険の加入 011-521-4281 Nazir Sabir Expedition 現地エージェント上記の事項 P.O.BOX 1442
IslamabadーPakisutann
Fax:(Pakisutan)92-51-250293M.L.M.systems EPIボンベの購入 (UK):Ty Gwyn Nant Peris
Gwynedd LL55 4UE
食料 |
|
会計 |