AACHグルカルポリ遠征隊
登頂断念!
グルカルポリの写真
(ネパールヒマラヤ氷河調査隊撮影 1991年春)
ピーク左奥には,チョモランマ・ローツェ・マカルーのジャイアンツが見える.
趣旨
北海道大学山岳部・山の会(AACH)の海外遠征登山の伝統を継承し,高所登山の技術・知識の向上をはかり,次世代につながる海外登山として本計画を企画した.
隊員はAACHの部員および会員,並びにネパール人で構成される.日本側の隊員中高所経験者は5名,未経験者は3名である.
登山対象と計画の概要
ジュガールヒマールに位置するグルカルポ・リ峰(6,891m)を北稜から登頂する.
グルカルポ・リは,1992年1月にネパール政府が解禁した後,1993年から94年にかけての冬期に韓国隊が南西稜から挑戦した記録があるのみで,それ以外に登山記録は見あたらない.同隊は6,100m地点で高度差500mの岸壁に行く手を阻まれて断念している.
本隊は,ランタン・コーラ(川)をたどり,ランタン氷河本流右岸にあるペンタン・カルカの対岸の支氷河から,北稜を経て頂上に至る予定.支氷河上標高5,000mにBC,支氷河上標高5,600mにC1を,北稜上標高6,200mにC2を設置して登頂する.
キャラバン期間は,往路9日,復路5日.登攀期間は27日間を予定しており,テイクイン・テイクアウトを徹底する.
隊の構成
隊 長 | 樋口 和生 | AACH-1980入部 |
副隊長 | 清水 修 | AACH-1979入部 |
隊 員 | 戸田 英明 | AACH-1977入部 |
宮井 浩典 | AACH-1981入部 | |
笹瀬 雅史 | AACH-1981入部 | |
岩瀬 和夫 | AACH-1984入部 | |
小倉 健悟 | AACH-1990入部 | |
吉田 みゆき | AACH-1993入部 | |
ネパール側 | リエゾン オフィサー | 1名 |
コック | 1名 | |
キッチンボーイ | 2名 | |
ローカルポーター | 50名 |