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切り抜き詳細
- 発行日時
- 2021-2-3 11:33
- 見出し
- 冬季赤岩 不動岩稜ノーマル
- リンクURL
- http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2894678.html
- 記事詳細
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冬季赤岩 不動岩稜ノーマル(アルパインクライミング/札幌近郊)日程:2021-01-16(日帰り)メンバー: kasaisnt nrtk7写真:3p目フォローのKasa3p目取り付きへ1p目核心ハングあたりをフォローするKasa4p目をいくKasaテーブルでがんばっている現役パーティー。夏はザイルいらないところも一応ザイル出した。1p目。最初のスラブがいきなり難しい。プロテクションもシビア。5p目。感想:前から気になっていた冬の小樽赤岩の不動岩稜に行ってみた。天気予報を全く見ていなかったが、登攀中は常時気になる風〜振られる風で壁の難易度と相まって中々いいトレーニングになった。1p目、N 無雪期は?-で核心ピッチ。無雪期は何ともない最初のスラブがいきなり悪い。プロテクションもプア。無雪期核心のハングも普通に核心だがプロテクションはいいので思い切っていける。アックス引っ掛けや手袋フィンガージャムなどで突破。その先の垂壁やリッジ直前の凹角も積雪期だと登り応えがあり楽しい。2p目、Kasa 雪の乗った岩稜をCフェース基部まで。3p目、N ここは左右ルートが取れるが今回は無理せず?+の右へ。プロテクションもよく取れて快適なピッチ。4p目、Kasa ちょっとした岩を登ってナイフリッジを通過してDフェース基部まで。5p目、N 無雪期は?+だが、今回のコンディションだとワンポイントののっこしがシビアだった。除雪も結構あり。最後はスラブにたっぷり雪が乗っており奮闘的。6p目、Kasa、5p目のフォローを引き上げる頃にはすでに暗くなっており、ラテルネつけて行く。無雪期だと5p目で終了だが、今回のコンディションだとその先もザイルが欲しいので最後の岩塔を越え、はしごで降りるところまで確保した。積雪期の赤岩の素晴らしさを堪能した。夏には無駄で鬱陶しいと思っていた各終了点のケミカルアンカー(顕著なクラックやリスがある横になぜ打つ?理解不能)も安心材料になる程度にはシビアな登攀が楽しめる。まだ大壁、摩天、窓岩、大黒岩、西奥…と魅力的なマルチがたっぷりとあってわくわくする。赤岩アルパインルートは、無雪期ではなく、積雪期にその真価を発揮するのかもしれない。