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- 発行日時
- 2021-4-21 22:15
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- 雨の夜は屋根が落ちます。
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イグルー最大の弱点は、気温が高いと屋根が落ちることです。
ありましたよ、実際に。夜中にしとしと雨が降ってきて、屋根がどんどん低くなってきて。こんな雪山でマジかよ〜。雨だれも増えてきて、2時頃ドスンと落ちました。予兆ムンムンだったから、「ああ、落ちたか」という感じで、寝袋から出て靴履いて、パッキングしてツエルトかぶってお茶沸かして飲んで、明るくなったら出発しました。寒くないから、死ぬほどのことはありません。
3月中旬の白神山地です。3月でも気温が高くてこんな事あるのです。眠る前に、小物を整理整頓しておきましょう。記録参照↓
山行記録: 白神山地県境縦走(尾太岳〜二ツ森)2012年03月16日(4日間) 白神山地・岩木山, 積雪期ピークハント/縦走 / yoneyamaの山行記録屋根を作ったあとで気温が0℃以上になるようなら、
屋根は作らないほうが賢明です。私は夏も冬もタープを愛用していて、こういう季節は床下2段から壁を2段ブロックを積んで、高さが30cm×4になったら、スキーやストックを梁にして、足りなければそこいらの枝を渡して、その上からタープをかけると、雨にも強い良いテン場ができます。タープの紐はピッケルなどで固定。足りない分は小枝にくるくる巻いて雪の下10センチくらいに埋めて踏み固めます。これからの季節はこれです。通気性もよく、ドームテントより広くて快適ですよ。こういうときはツエルトよりも張りやすいです。
2016年4月、安房峠〜乗鞍岳縦走の記録です。↓
山行記録: 安房峠【安房山、十石山、硫黄岳】位ヶ原滑降2016年04月30日(3日間) 槍・穂高・乗鞍, 積雪期ピークハント/縦走 / yoneyamaの山行記録タープは夏も主力です。
テントフリーつながりの話なので夏のタープもひとこと。タープは、雨の日もその下で焚き火ができるのがたいへん便利です。雨や泳ぎで濡れた体が焚き火でパリパリに乾いて、ザーザーやまない夜でも快眠です。出発するのが嫌になります。雨の日、タープの下で焚き火をして二度寝するなんて、最高の贅沢ですね。
私のタープは6畳間くらいの正方形です。4人余裕で泊まれます。20年くらい前、登山用品店で作ってもらいました。四隅にハトメ、その中間にもハトメ、3mくらいの細引きを6本つけてあります。「テントフリー」なので、夏もこれです。重さ500g。たたむとトマトジュースのPETボトルくらい。
山行記録: 峠二つ越え黒部横断。針ノ木岳・蓮華岳、其々2019年07月26日(3日間) 剱・立山, 沢登り / yoneyamaの山行記録