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切り抜き詳細
- 発行日時
- 2021-5-9 10:58
- 見出し
- 西表島縦断
- リンクURL
- http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3152217.html
- 記事詳細
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西表島縦断(沢登り/九州・沖縄)日程:2021-04-30〜2021-05-05メンバー: Iida_2017コース状況/その他周辺情報:単独での入山や指定地以外でのキャンプは禁止。入山には警察と森林管理所に書類を提出する必要がある。ユチン川,板敷川は結構ピンクテープや踏み跡があった。クイラ越えにもわかりにくいがピンクテープがある。写真:ヘビあひるこの沢滝多し。きもいひるギランイヌビワ泳がされる池になっている出合急に淀むところも多い海にでたミキユーブラックバスみたいだがまずくはないユツンの滝。でかい。この焚火跡の人に乗せてもらって港まで帰った。カラカラの体に嬉しい真水ゴルジュで大放出の滝淀みを泳いで下るセマルハコガメ南部の山々暑い取りつく島もない。ユチン川に入渓。Coほぼ0。左股に入っってすぐ大滝。地形図にはない10m程度の直瀑が多くある。浦内川本流流れる雲シャワーで快適に。ユチン川を下る。滝上から海が見える。ギンゴガーラ出合落ちたら4Qのボルダー右岸からクライミング交えてまくマリユドゥの滝おしまい馬大日本麦酒。おそらく戦前。岩盤が出て開けるところもあるいざ石垣牛ギンゴガーラの滝,3段。小ゴル港で売ってるパイン300円也オオウナギがいた飼われているヤギナンヨウチヌ重荷と沢足袋での砂浜はふくらはぎにくる青い空白い雲幻の湖にゃー落とし物感想:関空でC0して朝一の飛行機で石垣島へ。ホームセンターとスーパーで買い出しし,フェリーで西表島に上陸。西表島にはほとんどお店がないので石垣で飯を食べておくべきだった。バスで一番近いバス停まで。1hほど歩いてユツン川河口。あと10mのところで外国人に乗っていくかとき聞かれた。入山前最後に発した言葉,No thank you。Day1:ユツン川河口(17:00)Co270(18:30)=C1まだ明るいので入渓する。ムツゴロウみたいな魚が泥の上を跳ねている。干潟が終わるとすぐに巨岩。都会なら人気ボルダーであろう。初めの大きめの二股からは普通の沢っぽくなる。大滝は右岸のピンクテープで巻いた。滝上からは海が見える。大自然すぎてひとりで寝るのが怖い。エビつれず。Day2:C1(7:15)幻の湖(9:20)マヤグスクの滝(13:00)ギンゴガーラ出合(15:45)=C2歩き出してすぐ右俣をとると水が枯れる。ここの地図読みはいうほど難しくなかった。板敷川にのっこす。淀み。淀み。淀みすぎてどっちに流れているのかわからない二股があった。しばらくで淀み,ゴーロ帯,ナメが交互に出てくるようになる。オオウナギ。腕くらいあるのが水深10cmで出てきてこっちがびびる。琉球イノシシも走る。幻の湖は左岸から巻いてそのまま懸垂ポイントに出たので懸垂10m。マヤグスクのゴルジュは右岸を歩いて空中懸垂20m。下にツアーの人がいた。ガイドは「俺でよかったね」とうるさく言ってこなかった。感謝。疲れないの?という客の馬鹿な質問には,ええまあとだけ答え,そそくさと退散。本流出合からは夏道を歩く。展望台下の人目を避けられるところでC2。結構ハードだった。Day3:C2(7:00)分水嶺(12:50)仲良川Co10二股(15:00)=C3ツアーが上がって売る前に出発。30分でギンゴガーラの滝。少し戻って右岸の枝沢を登る。が垂直の滝が出てきたので大滝のほうにトラバース。3+くらいのクライミング*2で平坦地まで。ぶっといシダの幹は掴むと簡単に根元から抜ける。トラバって滝上まで。下からは2段だが3段の大滝であった。滝上は枯れており,下から見た感じ分岐っぽくなっているのもあってウロウロしてしまう。30分ほどロスした末再び水流へ。ここからはボルダー小滝と水流のない暗く狭い小ゴルジュ。そしてイノシシ。テナガエビがいっぱいいるのでおやつにすべく釣り。まず1匹目をなんとかすくって針につけて2匹目を釣る。が,針がデカすぎてなかなか釣れない上にせっかくすくった餌エビをハゼに喰われるので全然進まない。1時間以上やって4匹...アヒージョ。分水嶺の地図読みは今度は難しい。絡まるツタ,気持ち悪いヤスデ,照りつける太陽。。仲良川は滝多い。懸垂も2回した。ギンゴガーラもそうだが,岩がデカすぎて滝のクライミングみたいになるところが少なくない。この沢も一瞬だが狭いゴルジュなどあって楽しい。今日も長かった。ほんと言うと海の泳ぎとか波とか怖いので明日雨予報なら降りてしまって石垣島で2,3日観光して帰りたい気分。ビバ単独行。Day4:C3(7:20)クイラ川Co10(1800)=C4この日は仲良川支流〜クイラ川。この支流の楽しいところは短い。直登できるものもいくつかあるが大抵は大きく高捲く垂直瀑。ゲキ狭ゴルジュあり。増水時には面白いかもしれない。やはり水が枯れてからの読図は高難度である。クイラ川も上部は他の沢と同じ感じで淀み〜ナメ〜直瀑のミックス。abこそしなかったがcdできないものが多い。クイラ川下部に入り沢の傾斜がなくなってくると淀み,屈曲がひどいので,岸をつかて泳がずにショートカットしてすすむ。左岸に中国峡谷風な壁が現れると次第に巨岩歩きとなる。巨岩を小一時間降ると完全にマングローブになり沢の水も少ししょっぱくなった。クイラ越えのピンクテープを見つけ,川で少し釣り休憩。魚は見えるが釣れず。時間あるので海岸で寝るべくクイラ越えすることにした。ピンクテープに導かれ海まで。途中分岐があったが東に降りる方をとった。が,沢型に水が流れておらず,海岸岩壁を越えた西の沢型を目指すことにする。この岸壁がほぼ干潮なのにリーフが切れていて突破できない。波に持っていかれたら怖いので諦める。先ほどのピンクテープの分岐のもう一方をいこうかと思ったが時間も遅いうえにこれで水が取れなかったら悲惨なので再びクイラ川へ戻る。あー海怖い。翌日は干潮の時間が朝早いために停滞と決めて夜更かし。Day5: 停滞昼まで寝た。本読んだり寝たり酒飲んだり。夕方に河口方面に釣りに行く。ナンヨウチヌ*3。ソフトルアーだと噛みちぎられてしまいすぐになくなってしまった。生姜は茶に入れても,魚と一緒に入れて米を炊いても旨い。Day6:C5(6:20)キャンプ場(11:20)干潮に合わせて早出。ずいぶん西にあるので6時でもまだくらい。同じ道で海岸まで。崖マークを越えるまでは急ぎ足。照りつける太陽,打ち寄せる波,流れる汗,乾くノド。地図上の沢型はどれも水が流れておらず焦る。これは今日泊まったら乾いてしまうと思い急いで歩く。転がっているココヤシをナタで割ってみるがとんでもなくウ◯コ臭いので敗退。最後の方で崖から滝のように流れているところがあった。ゴールが見えたところで釣り。いかにも南の島っぽいハタ系の魚が釣れた。沢足袋で砂浜に足をとられながらキャンプ場まで。翌日脹脛の筋肉痛が酷かった。港まで道路歩き。道端の家畜たちに声をかけながら一人カラカラで歩いていると,レンタカーに声をかけてもらい乗せてもらった。よく西表に来るそうで今年は南部海岸を歩いたそうな。フェリーまでの時間待ちで買って食べた島パインがうまい。予定よりずいぶん早く下山できてしまったが,石垣島で今さら綺麗な景色を見る趣味もないので安宿に一泊だけして,飛行機を変更して帰った。沢の楽しさとしては 仲良川,ギンゴガーラ>クイラ川>板敷川>ユチン川。ただ,どの沢でも見たことのない巨岩,大滝,植物,鳥,獣,魚,虫,海,空。そのすべてが新鮮だった。真っ暗な中,けたたましくなく鳥,虫。。現代人ひとりのちっぽけさを知るには西表島は十分大きい島だった。