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- 発行日時
- 2022-1-17 21:52
- 見出し
- カモの会とイグルー講習会・北八ツで
- 記事詳細
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こんにちは!イグルスキー米山です。
まだちょっと早かったかも。北八ヶ岳
1月15,16日は首都圏の山岳会、カモの会の8人とイグルー講習会をやりました。そろそろ北八ヶ岳あたりでもイグルーできる積雪なのではないか、東京方面から参加者がくるので白馬村よりは近いほうがよいかと思いましたが、やっぱりまだ満足な積雪ではなかったなあ。
でも探せば鉱脈があるぞ!という稽古になりました。9人全員、無事3人用×3イグルーで泊まれて、翌日は一人一個、多い人は2個ずつ作りました。作り放題の楽勝雪質の季節ではこの苦労は経験できません。
カモの会は、ヤマレコの生まれ故郷です。会員の年齢層が広く、若手もイグルーを身に着けて、積雪期の可能性を広げたいと講習希望がありました。昨年予定だったのにコロナで延期になり、一年越しの実現です。
長細いブロックを産出できる、かるかた雪の層をいかに見つけるか
イグルー作りには壁を内傾させ屋根を塞ぐ、長細い、軽くて硬いブロックが10本ちょっとは必要です。この層は新雪の下にあり、降ってから低温下で日が経って、ある程度自重などで締まった層です。
「指で押しても穴があかないけど、ノコをギコギコしなくても刀のように切れる硬さ」
です。この層さえ見つければ、もうできたも同然なのですが、今回の現場はこの層がわずか50センチほどだけで、とても足元からだけでは供給できず、周りにブロック供給地を広げることになりました。地形の僅かな起伏で、数メートル離れるだけでこの層が無かったり、豊富になったりと、適正地を探す目が問われました。
メンバーの一人がプローブ(ゾンデ棒?でかるかた層が1m近いところを探り当てて、良い場所に作っていました。これは有効です。そこでは、供給地を外にしなくても、足元だけから積んで完成させました。
メンバーは雪洞経験とイグルー挑戦経験あり
何人かはイグルーに事前に挑んでみたということで、今回でずいぶん手応えを得たとのことでした。作ってしまうと、できることが信じられる。できる前は、とうてい作れると思えない。ここがイグルーの面白いところです。
今回気が付きましたが、一日目にブロック取りに専念していた人は、二日目に個人イグルーを作るとき、すごく早く作ることができました。やはりイグルー作りの要点は、ブロック切り出し技術だと思います。良いブロックをいかにテキパキ切り出すかが、スピードを決めます。
今月末には、早速実践の山行を行うとのこと、山行記録が楽しみです。
今回気がついたこと2,3点を次回、書きたいと思います。
きょうはここまで。またね。