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切り抜き詳細
- 発行日時
- 2022-3-14 12:49
- 見出し
- 谷川・トマノ耳〜西黒沢
- リンクURL
- http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4081039.html
- 記事詳細
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谷川・トマノ耳〜西黒沢(山滑走/谷川・武尊)日程:2022-03-13(日帰り)メンバー: yoneyama Kashiken写真:絶えず続く人。急傾斜も時折あるし、シートラあいぜんが一番楽だった。上部クレバスのつながっているところを繋いで、最大傾斜部分を降りてきて振り返る。たいへん急でグサグサで、米山のスキーでは歯が立たず一部シートラ下降。西黒沢へは西日の当たる左岸斜面からたくさんのデブリが達していて、その脇を下る。セーノさんセーノさん西黒沢へは西日の当たる左岸斜面からたくさんのデブリが達していて、その脇を下る。山頂避難小屋前で。セーノさん、太郎さんタケヨシさん、セーノさん広くてトレースだらけのロープウエイからの尾根小尾根の上で小休止シールを外して支度。セーノさん西黒沢最上部は緩く楽しい大斜面。熊穴のコルより行手。富士山のように行列が続く。セーノさん山頂避難小屋前で。カシケン、セーノさん。懐かしの、オジカ沢頭方面セーノさん傾斜が緩くなってからも本流はデブリで占拠。脇のズブズブをゆく。セーノさん後続のタケヨシさんを待つカシケン、タローさん避難小屋は地下不覚だった。今年の積雪は特に多いそうズブズブゴロゴロ斜面でコケまくっていたら、1985年以来の付き合いのストックがお陀仏に。セーノさん熊穴のコルでイグルー作っていた二人と会う。聞けばイグルスキーを知っていて、大歓迎してくれた。嬉しや。感想:セーノさんに招かれた群馬岳連イグルー講習会の後、イグルーに泊まって、5人で芝倉沢を下る計画。ロープウエイ1250圓。ツボ足主体で凄くたくさんの人の行列だ。1000人は超えているかも。広く、トレースビッタリの尾根をはじめはシールで、のちシートラで登っていく。始めのピークをセーノさんがトラバースして、先に行ってしまったようだ。クマアナのコルで再会。避難小屋ははるか地下深くだ。ここにイグルーを作っていたアベックが居て、声をかけると「もしや米山さんですか?」とのお答え。うれしや、イグルスキー実践者にお会いできた。もう何度目かの作とのことで、楽しく、実践しているのが何よりうれしい。こんなに人だらけの往来でも、二人だけの特別な空気に浸れるのである。避難小屋の脇で久しぶりなのか登りで遅くなった沼田のタケさんを待ってポカポカ陽気の一時間。タローさんは何年か前からセーノさんの弟子に。大武川で何年か前に会ったときスカウトされたとのこと。シシ肉には困らない。セーノさんは2014年頃、その甲斐の大武川以来か。カシケンは2008年入部のOB、会うのは2011年以来かな。山岳部で同じ山行をしてきたので、久しぶりでも初めてでもどうにでもなるのである。時間もなくなり、柴倉沢はやめて、西黒沢を下ることに。始めはクマアナのコルまで稜線伝いヒツゴウ側で降りて西黒沢の予定だったが、天狗の踊り場の上から西黒沢を覗くと、クレバスが一部つながっているからそっちを降りることに。セーノさんは何でも見えるようだ。よく見えなかったけど。そのクレバス前後がすごく急な漏斗みたいな急斜面の上、雪がグサグサで、スピードを殺せば短いスキー板がズブズブ沈んで前進せず。クレバス前後の数十メートルはシートラツボ足で下る。長くて普通のスキーの皆さんは華麗に下って行った。降りている最中にも日当たりの良い左岸側の急斜面からドバドバ雪崩が落ちていた。小さな小尾根で一服。クマアナコルから下ってきたボーダーも、対岸で腰をおろしている。そこからの下りも、短いスキーでは沈みがちで、軽やかには滑れなかったが、まあ一長一短だ。しかし、年季の入った竹ストックが遂にお釈迦に。やはり横の力には弱い。20数年ぶりの谷川岳。急傾斜部分はどの谷もあり、にわかに緊張するけれど、1日であっさり行って帰れてしまえるスケール感の山なのだ。一般ルートも、バリエーションも、人が多いわけだと思う。セーノさんが山行後に、いちごをたくさん用意してくれていた。とてもおいしい。はるばる遠くまでイグルー講師で呼んでくれて、どうもありがとう。上毛高原で乗ると、越後湯沢からのスキー客で混んでいて、久しぶりにデッキのザック座り。新幹線は速いなあ。