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- 発行日時
- 2023-9-24 11:53
- 見出し
- 【筑摩郡の山】岩殿山・麻績川支流〜池沢
- リンクURL
- http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5975485.html
- 記事詳細
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【筑摩郡の山】岩殿山・麻績川支流〜池沢(沢登り/甲信越)日程:2023-09-24(日帰り)メンバー: yoneyama macchan90コース状況/その他周辺情報:上りのゴルジュ高巻きの下りに二度、下り沢のゴルジュの側壁降りに一回懸垂下降写真:下降の沢これはいけない犀川本流脇の道には一里塚があった。大げさにつっぱるハイオク樹間より京ヶ倉と北アルプスゴルジュの狭いとこが連発ここのへつり下りトラバースは怖かった池沢地区のお宮岩盤で10m懸垂下降午後三時台でも飯が食えるのはテンホウ。しかも夢の下山三品ミニサイズで。1000円セット。右岸の急斜面を高まく急に狭まりゴルジュの予感段差も礫岩廃道廃村行きの入り口にひっそり二回目倒木ゴルジュ池沢地区の公民館滑走路沢岩壁多し全体にV字の谷だ美しき層理面懸垂下降、20mザイルなので二回連続池澤地区のりっぱな人家あとお宮の由来ミョウバンとはなんだっけ入渓・・・水少ねえ!大岩壁多しハイオク人口の溝のような岩溝池沢地区の御嶽山大権現碑まっすぐ沢を延々進む。地形図で見た通り。段差は多いハイオク隙間迷路丸石信仰か。アオタイ氏の思い出話をする稜線直下は優しい斜面になった山頂、ヤブの間から聖岳麻績村、冠着山、四阿屋山巨岩多しマッスグな沢床おみやお参りマッスグな沢床戦中戦後には炭鉱があったのかまっすぐ沢を振り返る山頂のきのこ行けないながらも見に行く積層の壁と、倒木のゴルジュ新生代第三紀礫岩層の断層沢へいざ!感想:日帰り日程のみでも、手持ちの計画をスッと出す松。しかもまだ未踏の信州ふるさと120山の岩殿山だ。地形図を見れば完全に断層起源と思われるマッスグ谷。しかも犀川と麻績・筑北盆地に挟まれた地味な山域の上、よく見ると廃村跡が2つある。手持ちの資料で調べると、京ヶ倉の山稜が日岐大城だった16世紀に、岩殿山の北方稜線にも仁熊城があり、その2つの山稜をつなぐ2つの廃村跡は、戦国時代起源なのではなかろうか。夏道からでも修験コースがあって興味深い岩殿山だが、今回は完全に独自ルートから。何が出ることやら。松は前日のヤマのあと下山ポイントにて泊まりそこに車をデポ。米は6時に到着。入山ポイントまで行き、廃れ林道を進む。廃屋数件のあと入渓。水少ねえ!地形図通りマッスグな沢で、車が走れそうだ。美観というほどでもない。新第三紀層の砂礫岩層で右岸側には傾斜80度くらいの層理面が露出していることが多い。丸山の廃村跡は興味はあったが寄り道はやめて山頂への沢に入る。時々ゴルジュ風に狭いのだが水ではなく倒木を泳ぐことになる。巨岩の迷路も詰まっていて、パズルを解きながら前進する。標高700くらいで行けないチョック滝(水なし)ゴルジュを右岸をまく。かなりの急傾斜と寂しいブッシュ。二度懸垂で沢に降りる。ザイルは20mなので。稜線に上がると北方からの道を少し使う。この道も結構安全とは言えない罠が多い。山頂は展望なし。少し戻ると聖岳や四阿屋山、白馬なんかも見えた。狭くて良い山頂だけど展望はない。南西面を下って沢へ。岩盤の急滝の連続で、巻いたりへつったり滑ったりして下る。結構ブッシュも寂しくて危ない所多し。地下足袋の指をギリギリめり込ませて落下を耐えるシーンが連発する。ノーザイルぎりぎりのポイント多し。最後の大滝は側面の泥壁が途中で岩盤になり、懸垂下降する。20mザイル持っていてよかった。道迷いで尾根を外して沢に降りてしまって遭難死するのはこんな沢だろう。横尾峠への林道に上がって、道を下る。池沢集落を通る。村の設置した過去の炭鉱や鉱山の案内板がある。車を回収して、テンホウ穂高町店で担々麺+餃子+ミニカツ丼をガツガツ食べる。午後三時すぎでもやっていて食べたいだけ食べさす良い店だ。明科駅前の三好屋は、残念ながらタイムアウトだった。今年の夏は暑かったねえなどと話す。近況、仕事のこと、カレー弁当や玄米のことなども。誰にも合わない静かな山で、地図読みしてルート探して、ピンチを感じて動悸も上げて、良い一日だった。