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2024-1-8 16:27
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【読書備忘】雪崩の掟 若林隆三(2007)
1990年代に、バックカントリーという言葉が流行り始め、スキーエリア外遭難が増え、雪山登山者に加えてエリア外滑走愛好家に雪崩レスキューや弱層テスト講習などが盛んになった頃、新田(若林)さんに札幌で、信州で、何度もおあいしました。1995年1月の千畳敷での雪崩遭難事故の際にも、いち早く現場に駆けつけていてお会いしたのを憶えています。その後、信州大の演習林での研究ぶりを学生たちから聞いていました。ゆっくりと穏やかに話をされる方でした。
松本の古書店で見つけました。1940年生まれ、2022年末亡くなった、新田改め若林隆三氏の2007年の刊です。氏は北大山スキー部OBの雪崩研究者。50年近く雪崩研究の最前線に居続けました。雪崩とどう付き合うか?は登山愛好家にとって果てしのないテーマです。
登山実践経験者が多い雪氷学界の中でも、極めて登山実践者的立場だったと思われる氏の、生涯通じた雪崩研究人生の総まとめ的な一冊に思えます。親しみやすい文体で数々の雪崩事例を読ませます。長期間の研究人生を踏まえてはいながら、内容の殆どは2007年直前の大きな事例が解説されています。
2007年、雪崩の現場認識最先端
2024年の今も、社会に、いや登山愛好家にさえ完全に共有されているとは言い難い「雪崩の掟」。ええ?もう20年近いのですね。
▼富士山スラッシュ雪崩の「新発見」は、以前から伝えられていた富士山の「雪代」の実態を世に知らせました。デブリの融雪が早く、すぐに観察しなければその惨状の実態がよく伝わらなかった特殊なシャビシャビの雪崩のメカニズムについて。北大山岳部OBの安間荘氏らとの研究についてまとめられています。
▼重度の低体温症遭難者のレスキューでは要注意の「再加温ショック」について。2006年の救出時仮死状態から適切なケアを施されて4時間後に蘇生した手当の最先端の話。山スキー部OB船木上総氏の「凍る体(2002)」など、手足のマッサージなどは厳禁、という常識の共有はこの頃からだったように思います。
▼2000年の大日岳雪庇崩落事故事例には雪庇断面の空隙やすべり面などの研究などを紹介、当地での現場検証も行ないました。「32mの雪庇」って意味が分からなかったけど、この解説を読んで了解しました。氏は毎度、講習で雪庇断面を切って雪の層を着色し、自ら乗って雪庇崩しのデモを行っていました。
▼2006年岳沢雪崩についても詳述あり。雪崩に見舞われる他の山小屋の事例も多数。小屋が雪に埋まっていない、稜線には大雪が降った12月に小屋が全壊するような件が多いとのこと。
▼終章は栂池の雪崩が育む森林の新陳代謝の話。老木巨木は日を塞ぎ、若い木や下草が生えず、雪崩がこれを一掃してくれると。新田(若林)さんは、雪崩は美しいと折りに触れ話していました。
雪崩、低体温症、雪庇などに関しここ数十年でゆっくり認知されてきた意外な事実の、同時代的で先進的な視点がよくまとまっています。この本の終章でも、雪崩は不吉なだけのものではなく、希望や未来へつながる山の呼吸のひとつなのだと。人の都合だけで見るものではないのだと語っています。
亡くなったと知ってから読み返す著書は格別です。生き返って話を聞いているかのよう。
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2024-1-8 1:22
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幌加内/江丹別峠から幌内山(北東斜面滑降)
幌加内/江丹別峠から幌内山(北東斜面滑降)(山滑走/道北・利尻)日程:2024-01-07(日帰り)メンバー: saito1987 zeniya1990 Yanke1987コースタイム:写真:BCスキーヤやスノーシュワーで混雑の江丹別峠からそそくさと出発鷹泊山から先の稜線は静寂な空間Co600でシールを外し滑降始める幌内山頂上踏み固められたトレースを伝って1時間弱で△653.6に到着鷹泊山と標識にあった・449の最低鞍部より再びシール登高踝〜脛までのラッセルで幌内山へ幌内山頂上から北東斜面を沢底までのパウダー滑降沢中は未だ埋まり切っていなかったが、スノーブリッジを繋いでスムーズに林道まで出た感想:シーズン始め。眼の手術から無事復帰。
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2024-1-6 12:35
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石狩岳〜トムラウシ山 2023年度冬メイン1年班東大雪
石狩岳〜トムラウシ山 2023年度冬メイン1年班東大雪(積雪期ピークハント/縦走/大雪山)日程:2023-12-28〜2024-01-04メンバー: koichiro_m misa2021 leafsky kaneko23コースタイム:写真:初日の出カムイサンケナイの際どい転石渡渉トムラウシ地獄谷温泉リンゴティータイミングをミスって元日に年越し蕎麦石狩岳トムラピークから沼ノ原からトムラウシあのポコの先にトムラウシトムラウシ温泉入山
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2024-1-5 1:44
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黒岳〜忠別岳〜トムラウシ
黒岳〜忠別岳〜トムラウシ(積雪期ピークハント/縦走/大雪山)日程:2023-12-29〜2024-01-03メンバー: Iida_2017 mizushu2016コースタイム:写真:北沼Day4うげぇ十勝連峰おせちandクリームシチュー雑炊Day6ヒサゴ沼でるDay3朝。停滞、寒すぎ。死んでたニペ良い石室の入り口あった〜高根が原顔面イッた普通に食べていたのに、2人とも体重が3キロ以上減っていてビビる北海岳のぼりカチカチでスノーシューだとちょい怖いとこもあった石狩爆裂初日の出年越し蕎麦棚があると入れたくなる正月なので餅チーズ入り味噌汁裏十勝らしい森岩々コンタ上げお迎え待ち足湯(激熱)トムラピーク!旭岳と白雲翌日インデアン食べて札幌へ石狩、ニペ5合目入山北海道におかえりなさい鏡餅ツエルト張ってみた落とし物の帽子かぶったらホームレスみたい監獄かてDay2夜雰囲気は写真のこういう感じじゃないのよ、もっとすんごいのよ尾根出るといくらかマシDay5停滞、寒すぎ忠別へ感想:やっぱり行動日には毎日「来てよかった」と叫んでいた。また、もう少しだけ山を続けようと思えた。おじさんになっても、せめて一週間分くらいの荷物は背負える方向性の強さを持っていたい。
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2024-1-2 2:02
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2年目冬メイン 札幌近郊
2年目冬メイン 札幌近郊(雪山ハイキング/札幌近郊)日程:2023-12-26〜2023-12-30メンバー: onodera22 Sugiyama_2022コースタイム:写真:岩の長白稜。過酷。セルフタイマーに間に合わない&逆光の白井岳ピー写。余市コルあたりスキー場コース外登山エリコ朝里間尾根ボロボロになったパンをトースト広大な飛行場国際スキー場からバスで帰宅。タケノコ山宮下さんごっつあんです!余市に立ててうれしい。月とAL。Day4朝。日の出雪庇に注意しながら。雪ブロと雪だるまちゃんと藪漕ぎシーズリするAL感想:準山が上手くいかなかったり、前々日まで計画修正していたり準備がスムーズに行かなかったこと、そして2年目2人だけということで、とても緊張しての入山だった。メイン中もなかなか気が休まらず体よりも心のほうが疲れたメインだったかもしれない。とにかく無事に下山できて本当によかった。貫徹できて嬉しいかぎり。小さい山行だけれども、すごくいい経験になったなと思う。Lsの大変さ、すごさがよくわかった。この山域の提案から、計画作りにおいてのたくさんのアドバイス、当日の送迎まで先輩方に非常にサポートしていただきました。本当に感謝です。そして小野寺ありがとう。
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2024-1-1 12:14
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ペテガリ岳単独東西横断 (東尾根〜西尾根)
ペテガリ岳単独東西横断 (東尾根〜西尾根)(積雪期ピークハント/縦走/日高山脈)日程:2023-12-27〜2024-01-01メンバー: Nakagawa2019コース状況/その他周辺情報:計画よりだいぶ早く抜けれたので東尾根にしては良い状態だったのかもしれない写真:C3朝。シルエットは早大尾根1483峰。東尾根末端先が思いやられすぎるなんか落ちたゾ最後の最後までこの有様主稜線にガスがかかり始める晴れてきた。神々しい。河原に橋が転がってる風景さっそく壊れてるそういや年男かDay2朝。月明かりで動き出す。西尾根から39やヤオロがよく見えた長靴で渡ったポンヤピークより大樹中札内方面細いゾ元旦。振り返って神威岳。里から山へ。山から里へ。今日も残業気味だったなんとか抜けて東尾根振り返るシルエットになってる山並みのさらに向こうまで歩かないと帰れないという現実、、ポンヤ直下の岩場。写真じゃ伝わらないがゴツい。・1518より早大尾根ようやくペテガリを捉えた。まだ遠い。切れ落ち角が毎回すごい林道で振り返るとペテガリが美しい貸し切りやばい気しかしない最後の方がまた大変とりあえず1枚取り付きは急QOL上がったアイテムポンヤもなかなか見栄えのする山ガソリン補給行くべや東尾根が本気を出してくる夕陽を眺めながら西尾根降るこれでもましなゾーン始まった人情の暖かみうんままあなんとかした主稜線方面。まだ遠い。C1抗いがたい誘惑大炎上ON THE ROADルベツネ東面が凄そうだふう雪庇出てるゾ一日中こんなのと格闘したC2これもましなパターン中島みゆきが沁みるぜなんかもう意味がわからなかった遥かなる山感想:近しい人は察しているだろうが、僕は自分の山登りにそろそろ限界を感じている。山のことしか頭になかった時からすれば考えられない話だが、モチベーションの底が見えてしまった。クライミングは楽しいから今後も長くやっていけるだろうと思う。でも、入山の一歩を踏み出すのにエネルギーを必要とするような山としっかりと向き合えるのはもうあと数回持てばいいくらいだと感じている。OBになったからか、事故ったからか、大事な人ができたからか、、とにかく、僕はそう遠くない将来こういう山はやめる。だけどまだやりたい山がいくつか残っている。うまくいくにせよいかないにせよ、とにかく自分の納得する形でそれらにはケジメをつけておきたい。というわけで、この冬僕はペテガリと向き合った。Day0(12/26)例によって札幌からバス。見送りに来てくれた彼女はどこか不安げだ。占冠のあたりは吹雪だったが帯広に来ると嘘みたいに穏やか。柳澤さんのお迎えで中札内へ。いつもの場所にいつもの顔ぶれ。酒を少し入れたのが良かったのかよく寝れた。Day1(12/27) 晴のち雪町営牧場(6:50)東尾根末端(11:15-12:00)・843先(13:50)=C1尾野さんに送ってもらう。林道の橋は3つ落ちている。この為だけに帯広のホーマックで調達した長靴に履き替えて渡渉。面倒だがここでミスると速攻敗退なので慎重に。東尾根末端でテキパキと焚き火して、ルームの先人達がスキーを燃やしたように僕は長靴を燃やした。暖をとれるしメイン感が出て良い。ここで泊まるつもりだったがなんか身体にキレを感じるので進む。出だしの斜面は急。凍った土に雪がうっすら乗っててなかなか。尾根に上がれば適度に積雪あり快適。雲行きが怪しくなって雪まで降って来たので尾根上を整地してC1。Day2(12/28) 晴C1(6:10)・1121(7:20)ポンヤオロマップ岳(11:00)・1417手前(14:30)=C24時に起きると妙に明るい。テントから顔を出すと澄み切った空に満月だ。暗いうちから動く。・1121までは快調。そこから先は猛烈な笹藪帯。夏道もよく分からず藪漕ぎラッセル。こんなのはこれまで何度もやって来てるので動じない。が、行手に突然鹿の死体が出てきてビックリ。ポンヤ手前の岩稜帯でもっとビックリ。なにこれどこ登るのって感じ。とりあえずEPにして弱点っぽいところをクライミングチックに繋いでいくと左の方に夏道のFix発見。結局なにが正解だったのか分からん。ここを超えてピークまでスノーシュー。ここからが東尾根の核心。ピークからの降りはそのままスノーシューで突入したらヤバかったので慌ててEPにする。雪庇は進行方向左手に1m前後。細かったり岩が出てたりアップダウンが激しかったり。一度歩いている振動で雪庇が落ちた。ブッシュがエグいのでピッケルはほとんどリーシュにぶら下げた状態で全身日高体操を続ける。・1417の登りに差し掛かるとようやく広く歩きやすい尾根になり平らなところでC2。頑張った日用の高級ソーセージを早くも開封じゃい。Day3(12/29) 晴ときどき曇りC2(6:10)・1518(7:20)東尾根頭(14:15)ペテガリ岳(15:30)西尾根Co1200コル(16:20)=C3今後の天気を考えると今日どこまでいけるかが勝負だ。東の空が色づき始めた頃出発。・1417からしばらくは太い尾根。・1518とのコル付近に岩が出てる箇所がありEストック。ズボるのですぐにスノーシュー。・1518から早大尾根を眺める。東尾根も十分にヤバいが早大尾根、とくに1483峰周辺はとんでもないことになりそうだ。80年近く前にペテガリの厳冬期第2登を目指しこの尾根を極地法で1カ月かけて踏破した早稲田の記録、チャンスがあったらぜひ読んでみたい。さて、行先に目をやれば真っ白な国境稜線に久恋のペテガリが輝いている。手をピッケルに持ち替え足はスノーシューのまま進む。尾根が北西を向いているうちは割と快調。強風の影響かアーティスティックな育ち方をしたカンバを木登りしながら行く。ただ雪庇が両面に出てくるので気が抜けない。名もなきポコで屈曲し尾根に南成分が入り出すと一転タチの悪いブッシュ帯となり悶絶。時折悪い箇所がありアイゼンに替えるが腿まで没するラッセルに耐えかねてすぐにスノーシューに戻すのを数回繰り返す。主稜線に合流するまで一切の容赦なくそれが続いた。尾根頭でようやく解放され絶叫。時間的にギリだがいろいろ考慮し乗越キメることにする。主稜線にはなんとトレースあり。この時期にここに来るなんてたぶん知り合いだろう。片手ピッケル片手ストック足はスノーシューでピークへ。あいにくガスってしまったが僕の心は晴れやかだ。夕陽に向かって西尾根を降る。コルまで降りきってC3。強く激しく美しく命を燃やした一日だった。Day4(12/30) 曇りのち晴C3(7:00)ペテガリ山荘(11:30)神威山荘(16:00)=C4トレースの主も西尾根を降ったようで、ありがたく拝借しながらのんびり降りる。挙動から察するにルーム関係者ではない気がする。思ったより天気が良くて今日も普通に乗越せそうだったがまあどうでもいいや。ペテガリ山荘は一度入ると出れなくなるので惰性で通過。記憶を頼りにベッピリ乗越して神威山荘へ。大事なものはだいたい全部そこにある。Day5(12/31) 吹雪C4=C5 停滞ここまで来ればどうとでもなるのだが、外は吹雪だしやっぱり山で年越ししたいので停滞。物を乾かし、薪ストーブの火を弄りながら2023年を振り返る。今年は物事が悪い方向に転びがちな一年だった。春には自分が遭難事故、夏には歳の近い山仲間が亡くなり、秋から冬にかけては山に行こうとしたら車を2台立て続けにオシャカにしてしまった。でも最後の最後でこんな山ができたんだから、まだまだ人生捨てたもんじゃないってことだ。きっとそうだ。Day6(1/1) 雪のち晴C5(2:00)ゲート(5:30)神威橋(7:00)上野深のおじさん(9:00)昨日たくさん昼寝したので23:55に起きてラジオ聴きながら年越し。ゆっくりと準備と掃除をして出る。全てを理解してしまっている林道は暗いうちに歩くのが吉である。降りてきてからのことをちゃんと考えていなかったのでとりあえず浦河目指して海がありそうな方に歩いてたら、上野深のほぼ最終人家で雪掻き中のおじさんに声をかけられる。人と話すのが1週間ぶりなので少しまごつく。あの山の向こうから来た、浦河に向けて歩いてる云々を説明すると「ちょっと待っちょれ」と家に消えて数分後に熱々のコーヒーとトーストを持ってきてくれた。その上、浦河のバスターミナルまで車で送ってくれてもう涙ちょちょぎれそうだ。今年はいい年になりそうである。
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2023-12-27 11:06
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岳都・松本山岳フォーラムの講習の大募集始まりました
乗鞍岳でのイグルー講習募集が始まりました。
こんにちは、イグルスキー米山です。
松本から見る北アルプスは、2500m以上のあたりは真っ白。樹林帯も、寒い朝には針葉樹に雪が乗って砂糖菓子のようです。でもまだヤブも埋まらず、ふわふわ雪ですね。この季節も、これはこれで楽しく美しいです。
昨シーズンの岳都松本山岳フォーラム・乗鞍イグルー講習会1月
個人や仲間内での希望者はぜひ!
昨シーズン行なった、松本市などが加わっている「岳都・松本山岳フォーラム」主催のイグルー講習会、今季も2回やりますよ。イグルスキーのイグルー講習です。個人あるいは何人かのお誘い合わせでの希望者は、この機会に来てみてくださいね。一度に30名ですが、丁寧に教えます。なんでも聞いてください。まずはイグルスキーが40分で解説しながら作るのを見てください。その後各自で、ひとり一個、二個と作ってみてください。見るだけで作っちゃう人も結構いますよ。イグルスキーがまわって、助言や指導を行います。
一度講習を受ければ、要点を伝えられますから、あとは各自の実践で必ず作れるようになります。これまでにない新鮮な雪山登山の世界がひらけます。ぜひ体験してみてください。
この他にも各地の山岳会や大学山岳部、高校山岳部などの講習の予定が、早いところは昨年からオファーがありまして、1月、2月、3月はほぼ週末が講習会でいっぱいです。今年は自分の長期イグルー山行は時間がとれませんでしたが、4月以降はフリーになるので、長期イグルー山スキー山行をしたいな!と思っています。
お申し込みは下記URLからお願いします。
松本市|上高地 乗鞍 美ヶ原| 岳都松本 山岳フォーラム 「岳都・松本」から、山の魅力を発信します。 そして、次世代の子どもたちに、その魅力を伝えます! 岳都・松本 山岳フォーラム実行委員会では、上高地 乗鞍 美ヶ原 北アルプスの自然を愛し、山の環境保全に努め、訪れる方の安全登山に向けて様々な情報を発信します。
去年の写真集から紹介します。
二人イグルーと一人イグルーを地下トンネルでドッキングしてましたね
出入りしながら積んでいくと入り口が縦長になっちゃうんだけど解決方法あります
大胆な窓が空いていますが、最後に10秒で塞げます
マイホーム完成の喜びです
さあ〜どれをどう積んでやろうかな!
側面から三角柱を取り出しましたね
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2023-12-24 3:07
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喜茂別岳
喜茂別岳(雪山ハイキング/札幌近郊)日程:2023-12-23(日帰り)メンバー: onodera22 Sugiyama_2022コースタイム:写真:一瞬の晴れ間クリスマスプレゼントひたすらラッセルねぎマシマシ雑炊
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2023-12-20 2:24
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1823峰
1823峰(積雪期ピークハント/縦走/日高山脈)日程:2023-12-18〜2023-12-20メンバー: Nakagawa2019コース状況/その他周辺情報:主稜線のブッシュは概ね埋まってるが掘るにはもうひと雪欲しい写真:局長飯!てんばセルフパー食頭より北望いつメンコイカク北面のアイス見物1823峰ピータン丼歩いてきた稜線コイカク岩稜ルームで習った通りに23よりカムエクピラミッド方面頭に戻ってきて39でだし感想:Day0(12/17)帯広駅までバス。尾野さんに迎えに来てもらって丸太小屋で今日も豪華な局長飯をいただく。小屋はすこぶる快適だが久しぶりの山に緊張しているのかうまく寝れない。Day1(12/18)曇り強風ダム(5:20)夏尾根末端(8:30)Co1300(11:10)=C1今日も尾野さんのお世話になる。朝早くにありがとうございます。暗闇を独り歩き出す。このアプローチで思考をポジティブに保つのは至難の業である。コイカク沢は意外と水量があってスパイシーな渡渉数回。尾根末端からはラッセル脛。思いの外サクサク進むが低気圧の影響が残っているのかCo1300で気にならない風。こういう時に無理してもロクな事ないのは重々承知してるので風を防げそうなとこを整地してC1。若干斜めだが1人なので文句を言う奴はいない。アイゼン必要そうな岩場の手前まで空身でトレースつけた。Day2(12/19)晴れC1(6:15)尾根頭(8:00)1823(11:40)尾根頭(15:20)C1(16:05)=C2気合いを入れて3時半に起きるが依然風が強い。山が咆哮をあげる。強風があの日を思い出させるトラウマとなっていることを自覚する。ダメなのか、、と投げやりになってたら茶をひっくり返して中間着がビショビショに。いよいよ本当に帰りたくなるがここで何もせず逃げたらもう一生日高の山には来れないだろうとしばし葛藤。そんなこんなでウジウジしてたらパタリと風が止んだ。テントから顔を出すと東の空が燃えている。一気に駆け登る。ベルグラ張ってて悪い岩場からEP。頭からは全部見える。コイカク岩稜がちゃんと岩稜でイカつい。日高側。降ろしてスノーシュー。ズボる。ピラトコミ分岐の下りでEP。氷化斜面を前爪BSなど。23への登りは再びスノーシュー。ピーク直下では色々叫びたくなったがいざピークに着くと早く戻らねばという考えしか無くなったのでカムエクとかを数枚写真に収めて急いで来た道戻る。帰りも適宜EP。コイカク岩稜の登り返しは拷問のようなしんどさだったが足を止めるわけにはいかない。頭でようやく一息。ここで夕日でも眺めたいところだが夏尾根の岩稜も明るいうちにこなしたいのでほどほどにして降る。岩稜は案の定かなりマジのクライムダウン。なんとか明るいうちに我が家に帰還。こんなに頑張れたのはいつぶりだろうか。疲れすぎているのか5年目にして初めてカレー雑炊を残した。でも、こういう幸せもあるってことをうっかり思い出してしまった1日だった。人生はうっかりの連続だ。Day3(12/20)曇りヒザの消耗を最小限にゆっくり降りる。行きとはだいぶ違う精神状態でゲートまで歩くと柳澤さんが迎えに来てくれていた。道の駅温泉帯広駅と送ってもらってバスで帰札。また日高に来れてよかった。まだ山が好きでよかった。
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2023-12-19 7:50
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和寒峠~辺乙部山~坊主山
和寒峠~辺乙部山~坊主山(積雪期ピークハント/縦走/道北・利尻)日程:2023-12-16〜2023-12-17メンバー: sy2017 shibabemaru Mt-sunny tamaki_2023コースタイム:写真:森のダイヤモンド入山掘れそうなとこは時々ある汚い辺乙部山付近坊主山南西尾根の上部Lがミートスパゲッティを作ってくれました✨ピーク🕯右に坊主山風強い干し柿&クリームチーズ by わたなべ知床豚かつ丼など。とても雰囲気の良い道の駅。感想:人の温かみを随所で感じた。渋滞のおかげで三笠からみ始めた映画版けいおんを完走でき、さらに満足。良いところだった。帰り際に車がスタックしたときに駐在所のお巡りさんの知り合いの農家さんがトラクターで助けに来てくれるあたりがリアル北の国からだった。
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2023-12-17 3:05
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上ホロD尾根
上ホロD尾根(積雪期ピークハント/縦走/十勝連峰)日程:2023-12-16(日帰り)メンバー: koichiro_m misa2021 leafsky kaneko23コースタイム:写真:上ホロ上富良野岳
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2023-12-11 17:41
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シーズン開始/乗鞍岳・雪がなけりゃ踏んで作れ!!
お待たせしました!今季もイグルーブログ再開です。
ことし夏に松本へ引越しました。もう「あずさやしなのの運休で講習中止」ということもなくなります。今年も松本市の岳都まつもとフォーラム主催の山ゼミで、個人・一般向けの講習を2月と3月に二度行う予定です。日程告示も募集もまだのようですが、こちらでお知らせする予定です。↓
松本市|上高地 乗鞍 美ヶ原| 岳都松本 山岳フォーラム 「岳都・松本」から、山の魅力を発信します。 そして、次世代の子どもたちに、その魅力を伝えます! 岳都・松本 山岳フォーラム実行委員会では、上高地 乗鞍 美ヶ原 北アルプスの自然を愛し、山の環境保全に努め、訪れる方の安全登山に向けて様々な情報を発信します。
シーズン初イグルー
プロウブ棒も哀れ、積雪は膝まででござる。
松本市内からの乗鞍岳は里から見える3000m峰として、11月頃から白く輝いています。スキー場のある2000m以下のあたりはようやく今週12/9、スキー場がオープンしました。といっても一番下のリフト一本のみでしたが。きのう12/10に、イグルー作り大好きのトモエさんと、雪の様子見と適地の下見を兼ねて、初イグルー稽古に行ってまいりました。
リフト終点までシール登行でゆっくり登って2時間半。リフトはないけど自力登山者のシュプールがたくさん。山頂方面にもたくさんの人が登っていました。ちょうど2000mの平地で、時間の頃合いがよく、ここで本シーズンの一発目を並んで作りました。
どうする?初冬のふわふわ雪
手前のフミフミ場がイグルーの敷地、奥がブロック供給地。踏めばこんなかんじです。小さく見えるけど、下に掘ると横に広げられて、二人くらいは寝られます。小さく作るのもコツのうち。
雪はふわふわで、下の笹まで50〜60cmほど。スキー無しでラッセルしたら泣きたくなる積雪状態です。そのまんま切ってもブロックは作れない雪です。こういうときは踏み固めて、ブロックができる雪を自作するのです。私も最初期は、ふわふわ雪を踏み固めてイグルーを作りました。テントを張る時そうするからそうしていたのですが、次第に、ふわふわの下の層は踏まなくてもブロックができることを発見してからは、踏むよりもどけた方が早いことに気が付き、いまではふわふわ雪を踏まずにどけています。今回はどけると笹になっちゃうので、固めてブロックにするというわけです。
雪とり場を外にも作る
大きなサイコロを並べてまずは一段目を築きます。
10分くらい敷地面積分を踏み、そこの斜面上部にも同じくらいの広さの雪とり場を踏みます。敷地の足元から下へ二段、三段とブロックを取れればそこだけで良いのですが、今回は一段か、とれても二段で笹が出ます。側面もどうせふわふわだから三角柱切り出しもできません。そういうときは、敷地の外側にもブロック切り出し場をつくるのです。その場合は隣接した斜面上側で、両者の間にブロック一つ分の幅を残してください。そこに壁を積みます。そして両者の間の通路が完成時の出入り口となりますから、狭くしておいてください。あとで塞ぐのが楽なので。後半はブロックを外から運び入れるので出入り口の梁は最後まで閉じられません。
トレンチで切り出し。長いやつを確実に
トレンチ憶えていますか?確実に長いブロックを切り出す方法です。
トレンチ切り出し法・残雪季に特に使う方法
硬めの雪の季節のトレンチ法
積雪が1mほどあるならば、イグルーの壁の中だけからブロックをとって、屋根まで作ってしまいます。下一層目は普通にサイコロブロックをとって周りの壁を作り更にその下の層からもとります。その際は、踏み固まった足元か...
踏まないと得られないブロックは貴重なので、きっちり取れるよう、トレンチを切って着実に。壁の一段目はおおきいやつ。壁の二段目はもう長いやつを取りにかかります。小さいブロックをなるべく出さないように。今回は第一フミ場で壁一段目、第二フミ場で壁2段目や3段目をとりました。トレンチ法で長いやつを狙って切り出します。踏み方が甘かったりすると、途中で折れたりします。長いブロックさえ取れれば、どんな場所でも屋根ができます。イグルスキーは50分で完成。トモエさんは、後半、雪とり場の材が枯渇して、根負けしましたが、あと2,3本長いのが取れれば完成のところに迫りました。
今回の学びは、100%ふわふわ雪でも、固めればなんとかなる。足元が浅ければ、隣に供給地の領土を拡張する。です。最後に今回の「事後」設計図を図解します。こんな感じで切り出しました。
トレンチはスコップの幅。取れるのならきれいに取る。1,4,7,10は真ん中からハの字で取ると両側をきれいに取れる。第二踏み場は長いのを狙って1mはほしい。こっちは下から2段取れた。
きょうはここまで、またね。
山行記録: 乗鞍岳・イグルー作り初め+山スキー初め 2023年12月10日(日帰り) 槍・穂高・乗鞍, 雪山ハイキング / tomoeの山行記録
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2023-12-11 10:10
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小樽赤岩/ 西壁N・K
小樽赤岩/ 西壁N・K(アルパインクライミング/札幌近郊)日程:2023-12-10(日帰り)メンバー: sy2017写真:取りつき 雪ない懸垂下降ガスと強風で少しシビア 北稜クラブ桑原さん撮影西壁カンテ1p目 出だしが核心2p目最後の方 絡まったロープ、感想:現役部員と西壁N・K継続でリハビリ。雪はないが壁は少し濡れている。意識的に手を使わないようにして登る。西壁はちょうどいい難易度だったが、カンテは露出感ありで生まれたての小鹿になりかける←弱い。素手では怖くないのに、手と足に金物を付けるとなんでこんなにも違うのだろう?アックスと契約したんだけどな......。
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2023-12-11 3:26
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富良野岳F尾根引き返し
富良野岳F尾根引き返し(積雪期ピークハント/縦走/十勝連峰)日程:2023-12-09〜2023-12-10メンバー: koichiro_m misa2021 leafsky kaneko23コースタイム:写真:感想:3年連続富良野に振られた
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2023-12-4 2:55
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十勝岳
十勝岳(積雪期ピークハント/縦走/十勝連峰)日程:2023-12-02〜2023-12-03メンバー: sy2017 shibabemaru Mt-sunny tamaki_2023コースタイム:写真:ピーク!ムール貝、鶏肉、ニンジン、がんもどき入り五年前と値段変わらず。800円渡渉ちゃんと後輩を見ているリアル蚊帳の外から撮影(狭そうだったので外で寝たsy)前十勝と玉木感想:吹上温泉からのアプローチは、渡渉、やぶ漕ぎ、ラッセル、コンパス切る等、望岳台から行くよりも要素がある。流石、ルームで使い古されているだけある。
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2023-11-30 4:13
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旭岳引き返し
旭岳引き返し(積雪期ピークハント/縦走/大雪山)日程:2023-11-25〜2023-11-26メンバー: sy2017 shibabemaru Mt-sunny tamaki_2023コースタイム:写真:小人5人組なのでテントはそこまで狭くない引き返しころぶ雪は例年より少し多いか第二天女が原滑停感想:久しぶりの天気図でしたが10分でかけました。鈍らないもんですね。
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2023-11-30 1:56
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旭岳石室引き返し
旭岳石室引き返し(積雪期ピークハント/縦走/大雪山)日程:2023-11-25〜2023-11-26メンバー: koichiro_m misa2021 leafsky kaneko23コースタイム:写真:
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2023-11-19 1:15
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2023秋クライミング
2023秋クライミング(フリークライミング/北海道)日程:2023-09-20〜2023-11-05メンバー: Mt-sunnyコースタイム:写真:大黒岩いちごジャム(?/?/?)。海をバックにクラックが続く。サバイバル5.11a。核心部は足の短さが顕わになる。ベルボトム5.11a。最初から最後までずっとム楽しいーブが続く。瑞牆。発射前の体勢。かわいい後輩。なぜこうなった(笑)青巌峡。あーちゃん5.10c。感想:やっぱりクライミング大好きです。来年以降は徳島に拠点を移しますが、これからもクライミング続けますのでみなさん一緒に登ってくれたら嬉しいです。...冬の間に筋肉が脂肪に変わってしまわないようにせねば。
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2023-11-17 1:17
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《筑摩、小県郡》西条駅、大沢山、子檀嶺岳
《筑摩、小県郡》西条駅、大沢山、子檀嶺岳(無雪期ピークハント/縦走/甲信越)日程:2023-11-16(日帰り)メンバー: yoneyamaコース状況/その他周辺情報:コマユミ山以外は夏道整備されていないもののまあまあ歩きやすい行程で、ほぼ地形図から立てた時間読み通りだった。但し尾根型が不明瞭な所では地図読み力を問われる。写真:大沢岳山頂より安曇山脈の雪夫神岳と夕雲お宮の神楽殿?夫神岳の右奥は大明神岳。奥は美ヶ原台地大沢岳山頂より子檀嶺岳安曇山脈と雲海チラリ見える鹿島槍ヶ岳まだ寒いんで、ユニクロダウン忽然と竹林西条より目指す大沢岳の登行尾根大きなミズナラ多々あり尾根の道独鈷山印象深い建築東条がつこう、明治大正期の尋常小学校思いがけず1988年の十勝岳白銀荘のおばさんに似ている。安曇山脈も皇室印あり青木村の細長い領土と、夫神岳。独鈷山と八ヶ岳安曇山脈に冬が来る雑木多く展望は樹間より四阿屋山と大沢岳これは四阿屋山だろうか拝殿裏手には石仏多々あり。古い土蔵と子檀嶺岳みたことのある顔。中澤さんに似ている落ち葉の尾根大きなミズナラ浅間山と千曲川、左岸の営みオートバイ神社となミリンダあり。この頃の飲料の名前はヒンディ語っぽい。プラッシーとか。道祖神と子檀嶺岳お宮と子檀嶺岳東条小学校子檀嶺岳山頂で浅間山と祠がお出迎え別バージョンのミリンダあり!ファミリマでバス待ち飲食。山をながめつ。ムンクの人に似ている浅間山方面とボク独鈷山めでつ山奥に忽然と神社あり。東条小学校と目指す大沢岳登行尾根大沢岳も振り返る感想:松本から山越で行ける計画を、いくつか作った。上田盆地は隣国なのだ。山越で行ってみたい。子檀嶺岳を射程に入れて、筑北村の西条から。自宅からは秋晴れの白い安曇山脈が丸見えだったのに駅まで自転車飛ばすと朝霧の中に降下した。足の指は、キンキンに冷えた。西条まで420圓。ここも朝靄の中。目指す登行尾根は、よく目立つ。東条集落の伝統建築や佇まいをめでつ山際へ。登行尾根は、細いので迷わず、踏み跡も確か。上りにとるなら夏道並み。大沢岳は、幾つか偽ピークあり。山頂の展望は雑木の樹間から。白い山脈が見える。ここから子檀嶺岳までは、稜線が細いところは踏み跡も確かだが、数十ある小ピークを降る時は必ず地形図で確認が必要。降る尾根とは、罠だらけなのだ。特に、尾根型がなく、急斜面を200mほど下る修那羅山の先のピークなど。全体に夏道整備していないのでステップなどは無い。傾斜面に足をおくので足首の回る、滑りにくいスパイク地下足袋が最適。落ち葉のラッセルなので。薮が無くて助かる。修那羅峠の自動車道が横切る法面は、弱点を探さないと転落危険箇所だ。子檀嶺岳山頂の展望は、よく整備してあり、さすが地元の自慢の山だ。青木村の隅々まで見える。大明神、夫神岳を鹿教湯、別所で繋ぐラインもやりたい。でも、松本からの交通が無いんだよな。下山路は二つ。西の道の方が修験の跡などあつたかな。東の道を降りた。急斜面は丁寧に整備され、足踏みのようにトコトコ降りるだけで降れるほど良い道だった。元日には子供達が登るらしい。山麓のお宮や道祖神の佇まいも良い。猛烈な坂を自転車こいで帰宅する中学生女子にあいさつされてうれしかった。振り返ると力尽き、押していた。おじさんに、子檀嶺岳登ってきたの、と話しかけられた。前も後ろも名峰を見る良い坂道だ。ファミリマのイートインで、韓国カップラーメンで喉を焼く。青木村を囲む山々を眺めながらビール。路線バスは来てくれたが遅れ、新幹線の無い時間帯で、しなの鉄道で上田や八代の通学高校生たちと篠ノ井経由で松本へ。新幹線との金額差は2000圓で時間差は待ち時間込みで1時間。松本駅からは、あの中学生のように自転車こいで帰宅。国宝の三重塔の近くだった。でも寄っている余裕は無かったな。今日の行程はちょっと長かったな。でも満足。長年寝かしていた計画。
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2023-11-7 11:21
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トムラウシ~ワセダ沢~五色沢
トムラウシ~ワセダ沢~五色沢(沢登り/大雪山)日程:2023-08-21〜2023-08-22メンバー: shibabemaru Sugiyama_2022 tamaki_2023コースタイム:写真:
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2023-11-6 7:00
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道南/長万部岳
道南/長万部岳(ハイキング/道南)日程:2023-10-18(日帰り)メンバー: Yanke1987写真:感想:紅葉狩りを兼ねて測器の回収
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2023-11-6 6:49
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中山風穴
中山風穴(ハイキング/磐梯・吾妻・安達太良)日程:2023-09-05(日帰り)メンバー: Yanke1987写真:風穴植生丘の頂部にある温風穴斜面の基部に風穴群説明板全体案内図塔のへつり会津鉄道に乗ったのは32年ぶり中山風穴に移動雲がたなびく、冷気で周りの水蒸気が凝結しているかつての冷蔵庫風穴メカニズム塔のへつりにあったお堂感想:郡山での学会の合間に有名な中山風穴を見に行く。
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2023-9-24 11:53
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【筑摩郡の山】岩殿山・麻績川支流〜池沢
【筑摩郡の山】岩殿山・麻績川支流〜池沢(沢登り/甲信越)日程:2023-09-24(日帰り)メンバー: yoneyama macchan90コース状況/その他周辺情報:上りのゴルジュ高巻きの下りに二度、下り沢のゴルジュの側壁降りに一回懸垂下降写真:下降の沢これはいけない犀川本流脇の道には一里塚があった。大げさにつっぱるハイオク樹間より京ヶ倉と北アルプスゴルジュの狭いとこが連発ここのへつり下りトラバースは怖かった池沢地区のお宮岩盤で10m懸垂下降午後三時台でも飯が食えるのはテンホウ。しかも夢の下山三品ミニサイズで。1000円セット。右岸の急斜面を高まく急に狭まりゴルジュの予感段差も礫岩廃道廃村行きの入り口にひっそり二回目倒木ゴルジュ池沢地区の公民館滑走路沢岩壁多し全体にV字の谷だ美しき層理面懸垂下降、20mザイルなので二回連続池澤地区のりっぱな人家あとお宮の由来ミョウバンとはなんだっけ入渓・・・水少ねえ!大岩壁多しハイオク人口の溝のような岩溝池沢地区の御嶽山大権現碑まっすぐ沢を延々進む。地形図で見た通り。段差は多いハイオク隙間迷路丸石信仰か。アオタイ氏の思い出話をする稜線直下は優しい斜面になった山頂、ヤブの間から聖岳麻績村、冠着山、四阿屋山巨岩多しマッスグな沢床おみやお参りマッスグな沢床戦中戦後には炭鉱があったのかまっすぐ沢を振り返る山頂のきのこ行けないながらも見に行く積層の壁と、倒木のゴルジュ新生代第三紀礫岩層の断層沢へいざ!感想:日帰り日程のみでも、手持ちの計画をスッと出す松。しかもまだ未踏の信州ふるさと120山の岩殿山だ。地形図を見れば完全に断層起源と思われるマッスグ谷。しかも犀川と麻績・筑北盆地に挟まれた地味な山域の上、よく見ると廃村跡が2つある。手持ちの資料で調べると、京ヶ倉の山稜が日岐大城だった16世紀に、岩殿山の北方稜線にも仁熊城があり、その2つの山稜をつなぐ2つの廃村跡は、戦国時代起源なのではなかろうか。夏道からでも修験コースがあって興味深い岩殿山だが、今回は完全に独自ルートから。何が出ることやら。松は前日のヤマのあと下山ポイントにて泊まりそこに車をデポ。米は6時に到着。入山ポイントまで行き、廃れ林道を進む。廃屋数件のあと入渓。水少ねえ!地形図通りマッスグな沢で、車が走れそうだ。美観というほどでもない。新第三紀層の砂礫岩層で右岸側には傾斜80度くらいの層理面が露出していることが多い。丸山の廃村跡は興味はあったが寄り道はやめて山頂への沢に入る。時々ゴルジュ風に狭いのだが水ではなく倒木を泳ぐことになる。巨岩の迷路も詰まっていて、パズルを解きながら前進する。標高700くらいで行けないチョック滝(水なし)ゴルジュを右岸をまく。かなりの急傾斜と寂しいブッシュ。二度懸垂で沢に降りる。ザイルは20mなので。稜線に上がると北方からの道を少し使う。この道も結構安全とは言えない罠が多い。山頂は展望なし。少し戻ると聖岳や四阿屋山、白馬なんかも見えた。狭くて良い山頂だけど展望はない。南西面を下って沢へ。岩盤の急滝の連続で、巻いたりへつったり滑ったりして下る。結構ブッシュも寂しくて危ない所多し。地下足袋の指をギリギリめり込ませて落下を耐えるシーンが連発する。ノーザイルぎりぎりのポイント多し。最後の大滝は側面の泥壁が途中で岩盤になり、懸垂下降する。20mザイル持っていてよかった。道迷いで尾根を外して沢に降りてしまって遭難死するのはこんな沢だろう。横尾峠への林道に上がって、道を下る。池沢集落を通る。村の設置した過去の炭鉱や鉱山の案内板がある。車を回収して、テンホウ穂高町店で担々麺+餃子+ミニカツ丼をガツガツ食べる。午後三時すぎでもやっていて食べたいだけ食べさす良い店だ。明科駅前の三好屋は、残念ながらタイムアウトだった。今年の夏は暑かったねえなどと話す。近況、仕事のこと、カレー弁当や玄米のことなども。誰にも合わない静かな山で、地図読みしてルート探して、ピンチを感じて動悸も上げて、良い一日だった。
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2023-9-17 12:34
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ヌカンライノ沢からヌカンライ岳
ヌカンライノ沢からヌカンライ岳(沢登り/日高山脈)日程:2023-09-16〜2023-09-17メンバー: saito1987 Yanke1987コースタイム:写真:ヌカンライノ沢を遡るカムエク、39を望む緑色岩帯入口の滝C1源頭は急な斜面が続くイドンナップがでかい逃げない鹿シキシャナイを同定林道から入渓ヌカンライ岳頂上へは薄い笹漕ぎ緑色岩帯は急なナメが続く緑色岩帯ゴルジュの出口の滝蝦夷らいてう寿都似山晩餐緑色岩帯ゴルジュの入口ポロシリ感想:この沢はヌカンライ岳へ至る自然の高速路だ。下部は歩きやすい河原と伏流路。のちガレ沢となるが、中間部(Co800〜900m間)の緑色岩帯にナメ、函滝等この沢のエッセンスが詰まっている。内部突破には1カ所フェイス系5m滝の直登が必要(?級程度)。トップフリーで後続ザイル出す。上部の急斜面には鹿道が錯綜。中には踏み固められて立派な夏道のようなところも。薄い笹漕ぎで頂上へ。頂上自体が石灰岩のブロックで、下りの沢は石灰岩主体の岩相となる。1カ所10mの懸垂あり。
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2023-9-11 5:23
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カムイサンケナイ川〜夏道下山
カムイサンケナイ川〜夏道下山(沢登り/大雪山)日程:2023-08-26(日帰り)メンバー: yumepporo onodera22コースタイム:写真:Co1150フリクションがよく効く雰囲気だけあるザック手渡しで登ったCo1060二股を左に入った後神秘的だったたまに泳ぐ長い河原感想:日曜日の天気が良くなさそうなのでワンデイで。今日は天気が良くて綺麗な沢だった。
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2023-9-11 5:23
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寿都幌別川
寿都幌別川(沢登り/道南)日程:2023-09-10(日帰り)メンバー: sy2017 yumepporoコースタイム:写真:素晴らしい笑顔です綺麗でうっとり豪華なC0この頃はピークを目指してた(笑)釜付三段の最後の滝でもじもじしているご様子釜付三段さすが先輩感想:全然でろでろしてない排水溝。気温はそんなに低くないのに水は冷たい。何年かぶりのゴルジュだったので感動しっぱなし。遡行自体は、過去の貯金も少し残っていたので、やられることもなく、いやほんの少しやられたかな?まぁ、ひさーしぶりの山を楽しめた。もしかしたら北海道での沢登りがこれで最後になってしまうのかもしれないと考えると、まだまだ行ってみたい沢もたくさんあるし、本当に後ろ髪をひかれる思いです。今年の夏が長くて天気が良いおかげでこの時期の寿都幌別楽しめた。最後の北海道でまたsyと山に行けて良かった。
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2023-9-2 3:23
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2023年度夏メイン1年班北日高 戸蔦別川9の沢〜ピパイロ岳〜戸蔦別岳〜新冠川〜エサオマン入りの沢〜エサオマントッタベツ岳〜エサオマントッタベツ川〜山スキー沢〜札内岳〜ピリカペタヌ沢〜戸蔦別ヒュッテ
2023年度夏メイン1年班北日高 戸蔦別川9の沢〜ピパイロ岳〜戸蔦別岳〜新冠川〜エサオマン入りの沢〜エサオマントッタベツ岳〜エサオマントッタベツ川〜山スキー沢〜札内岳〜ピリカペタヌ沢〜戸蔦別ヒュッテ(沢登り/日高山脈)日程:2023-08-26〜2023-08-30メンバー: Mt-sunny koichiro_m Sugiyama_2022 leafsky kaneko23コースタイム:写真:北東カールへ降りる干上がった七ッ沼と幌尻岳林道歩きが増えた、、山スキー沢新冠川の降りでAbエサオマン北カールエサオマントッタベツ岳焚火は楽勝戸蔦別岳エサオマントッタベツ川は滑
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2023-8-31 12:09
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2023年夏1年班大雪メイン カウンナイ〜ヒサゴ沢〜五色沢〜ヌタプカンベツ川〜石狩沢〜沼ノ原沢川〜ヌプントムラウシ川
2023年夏1年班大雪メイン カウンナイ〜ヒサゴ沢〜五色沢〜ヌタプカンベツ川〜石狩沢〜沼ノ原沢川〜ヌプントムラウシ川(沢登り/大雪山)日程:2023-08-19(日帰り)メンバー: misa2021 YohsayTコースタイム:写真:地獄谷五色沼すぎたテンバ。快適。忠別岳ピーク。羊羹が大きい。履いてませんよ石狩岳ピークからゴール(ニペソツ)が見える凱旋門をテンバから。いい景色だった!寝風呂くらいできる若干ブロッケン現象が写った。足湯作って遊ぶ。初ピー写感想:入山前、沢自体はなんてことない山行と思っていたが、それぞれの沢が景色に個性があって面白かった。大雪に来れて良かった。
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2023-8-29 12:35
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支六の沢右股支流大滝〜ペテガリ岳〜キムクシュベツ沢
支六の沢右股支流大滝〜ペテガリ岳〜キムクシュベツ沢(沢登り/日高山脈)日程:2023-08-24〜2023-08-27メンバー: Takenaka2017写真:?楽しい小滝ラインを見出せず絶望する。生きて帰ってこれてよかった。人工物を少し見ただけでそんな気持ちが湧いてきた。いつも疑問なのだけどこの白い岩は何だろう?分かる方いらっしゃいませんか?右岸トラバース敗退、結局巻く。寒くないのだからもっと泳いで攻めればよかった。CS、跳ね返された。その後左岸側壁凹角をリードキムクシュ722三股良い場所だけどクマ糞だらけマスターカム4番がジャストフィット!遥かなるペテガリエゾウメバチ?誰がいつ打ったのだろう?ペテカリ岳手前の木杭に付いてる黒いのも全て虫左股をザイル要らないとこまで偵察。続きが気になるなぁ「俺は沢ヤだ!」には中ノ川右俣右沢大滝と紹介されているが、一体どんなラインで登ったのでしょう?全然見えませんでした。支六の沢Co580の壮麗なスラブ滝を望む極上テンバ565二股(新下降尾根末端)左股のゲジゲジ沢は未踏?、今回は右股がお目当てCS滝上からやっぱり幸福空間高さがあるので一応ザイル出した。十字峡手前の函滝北大山スキー部現役の足跡?ラバーソールいいなぁ1年ぶりの景色毎年新鮮な気持ちになれる。がんばろう。Co1000-30ⅿ滝。ザック位置の遠近感のせいで滝が小さく見える。さすがにお腹いっぱい、右岸から高巻いた。ダイモンジソウ水量少なく、快適な函が多い。草やばトトロに出てきそう。エゾトリカブト?左岸に逃げる、5ⅿだけ?-くらいのクライミングCo1000-30ⅿ滝、高巻き途中から右股の様子ずっと快適な滑滝登りが楽しめそう。稜線から、ルベツネ東面ヤバいかもしれないし、そうでもないかもしれない。Co1100二股でC2流れ星キラリ支六の沢Co650滝マークの滝きれいだなぁ?蝗害みたく恐ろしい数だった。そこらじゅうの草、岩、ハイマツ、看板にもくっついていて吐き気を催した。お、成田井上ペア(2020)の焚き火跡?とても丁寧に並べてありました。Co900-3段100ⅿ大滝消毒シャワーの洗礼を浴びる。朝夕毎食、米1合+乾燥野菜高野豆腐をインスタント味噌汁やフリーズドライスープ(たまご、中華、スンドゥブ、チーズトマトなど)で雑炊にしました。3年前はみんなでダイブした。だいぶ水量少ない。Co900-3段100ⅿ大滝の最上段を正面から本気捨て身ングした滝吼えた。フィジカル強度は本山行では最難この辺りはもはや走ってた。Co1050-CS滝、CS避けて側壁トラバース。気持ちで負けていた。Co750-2段70ⅿ大滝3年越しの対面感想:風景のいい道を、たとえまわり道になっても、えらんでいくのが自分の習い性になったのは、たぶん1年前からだと思う。海岸線に沈んでいく夕陽が見えれば車を駐めて眺めるし、小鳥のさえずる方へ以前よりも心ときめかせるようになった。「何者かになりたい」だとか、青くさい衝動で結果ばかりを求めていた僕は、先輩に誘ってもらえたペルーアンデス・タウイラフ遠征でどこか虚しさを感じていた。強くなるということは、同時に鈍くなることでもあると思う。自尊心を守るために結果を最優先にしていた僕は、この遠征に向けた準備の過程(というかもっとずっと以前から)で、たくさんの人の親切や、その人達の一度きりの人生の大切な時間を蔑ろにしていたんじゃないかということに、後になってから気がついた。自分の事しか考えていない浅はかさを猛烈に恥ずかしく思った記憶が今でも苦く蘇る。そうまでなってしても頂上、それも自分の全身全霊を捧げてようやくチャンスが掴めるような結果が欲しかった。でも、、、そこに至るまでの道のりに意味を見いだせなければ、たとえ望む結果が得られたとしても、それを重ねる度に何かが乾いていくだけではないだろうか。何者かになろうとする必要はもうない。もっと人との繋がりを大切にし、自分の素直な興味と情熱に身を委ね、まわり道すら楽しめる心の余裕を意識的に持とう。そう誓った。北海道で過ごす最後の夏に訪れたいと自然に思えたのは、ペテガリ岳だった。3年前に、初めて部の後輩を伴って山行を完遂できた思い出の山である。あのときは当初の計画通りとはいかなかったけれど、新型コロナ流行や失敗の続いた準備山行などの苦労を経て辿り着いた頂上で、みんなが嬉しそうにしていたことが僕は嬉しかった。そのペテガリにもう一度行きたいと思った。ペテガリへの登路として幾つか候補は挙げられるが、内容的に最も充実感が期待できるが既にトレースされている支六の沢右股をそのまま詰めるのは、逆に充実度が想像できてしまって面白みが足りない。じゃあ、3年前に下降尾根から上部を眺めた支流の名も無き大滝は?ペテガリへは相当なまわり道になってしまうけれど、きっと驚きに満ちた景色を僕に恵んでくれるだろう。下降も、今回の最短経路となる東尾根はひとまず置いておいて、ずっと気になっていたキムクシュへとまわり道していこうと決めた。天気に合わせて入山したい自由人な僕の日程に合わせてくれる人は今年の北海道にはおらず、1人きりでの入山となった。入山1週間くらい前から緊張で吐き気を催してきたが、きっと入山してしまえばいつも通りに動けるだろうと、最大限の軽量化と最低限の準備山行を経て、入山日を迎えた。8/24 晴れゲート(7:15)林道終点(11:15-11:30)・565二股=C1(16:45)札幌を20時に出発して中札内村に着いたのは2時過ぎ。下山地点に自転車をデポして、適当な道路脇でテント張って寝る。3時間くらい寝たところで寝覚ましよりも日差しの眩しさで目を覚ます。コンビニで買ったパンをかじりながら入山地点に向かった。ゲートは鍵が開いてたけど帰りのことも考えて駐車。1時間ほど歩くと林道を修理しているおじさんが5人もいた。どこに行くんですか?と聞かれて、1週間くらい山登りに行きますと答えると驚かれた。そりゃそうか。ひさびさの林道歩きは意外と楽しめて、不明瞭になったところで入渓。30分くらいで支五の沢出合に着いた。日高晴れで気持ちのよい河原歩きを続け、林道終点で休憩してたらヒグマが水飲みに来て目が合った。すぐに逃げていってくれた。河原は8/5-の大雨のせいか全体的にとても歩きやすい。魚影が以前の印象より濃くて驚く。十字峡手前の函滝はいつも通り左岸巻き。十字峡は中を泳いだ。水量少なめかも。以降出てくる函は中を行ったり巻いたり。最初の方は久しぶりの日高の、水の澄んだ綺麗な函滝となるべく触れ合おうと頑張って中を行ってたが、途中で流石に飽きてきた。・565二股(通称下降尾根末端はよく言われるように逃げ場が無いのでテンバに向かないと思う。)から本流を少し上流に行ったCo580の左岸スラブ滝を望む岩棚でC1。3年前の成田&井上ペアのものと思われる焚き火跡があってホッコリした。夜ご飯を食べて、さて寝るかとシュラフと取り出したらびちょびちょで萎える。そういえば、SeatoSummit防水パックの締め方が甘かった気がする。でもシュラカバでも快眠できるくらい今日は気温高くて助かった。8/25 晴れC1(6:00)支流大滝出合(9:00)Co1100=C2(16:30)滝マークのスラブ滝は右岸から落ち口へ。地図上で逆くの字型の屈曲を曲がり、左岸からの消毒シャワーの洗礼を浴びると懸案のCS滝。やっぱりいつもより水量は少ないみたい。荷揚げ用にザイルの末端をザックに結び付け、雨具を装着して正面突破を試みる。がしかし、弱点が見当たらず水圧にも負け敗退。。。仕方なく左岸J$を20mリードしたがこちらも厳しかった。浅いクラックをガストン気味にジャミング決めて離陸し、堆積した砂利や邪魔な草を掃除してスタンスを作り出す。ST峡クラック開拓で、オンサイトグランドアップを心がけていたせいか精神的に余裕があった。悪いムーブが続くが5m置きにプロテクションが取れるので安心。途中の残置ボルトに感謝のクリップして草を鷲掴みしながらさらに直上し樹林帯まで。そこからトラバースすると比較的新しい残置シュリンゲがあったので同じ木で懸垂して沢に復帰した。ここの対処に1.5hかかった。・681の二股では左股を見学に行った。片道10分くらい走ったら綺麗な滑滝の奥に廊下みたいなのが見えたが、果たしてどんな光景が待っているのだろうか?3年前に尾根上から見た景色は、残念ながらここからは答え合わせできなかった。少し休憩して右股へ入る。7m滑滝を越えて出てきた釜持ち5m滑滝がなかなか手強かった。巻くとかなり高い所まで巻き上げられそうだし、そもそも逆層スラブで消耗しそうなので右岸トラバースを試みるが、10+スローパーを全装では保持できず敗退。今度は胸まで浸かって滝に立てかかっている木(結構ヌメる)にしがみついてズリズリ登ってから渾身のステミングで小テラスまで迫り、木の根っこガバにデッドしてようやく一安心。のはずだったが、そのまま落ち口への直登は近くで改めて見ると厳しそうで結局リッジを岩登りして巻いた。ふぅ。。高巻きから沢に戻るにつれて支沢が合流してくる瀑音が徐々に大きくなってきて、ドキドキしてくる。なんて美しいんだ。。。3年間写真でしか見られなかった憧れの70m大滝を目の前にして歓喜する。時間をかけてじっくりとルートファインディングする。できるだけ水線に近づくか、瀑水を浴びるラインを引きたい。が、、、水線に近いラインはどう目を凝らしても見えてこない。2人でも無理そうだけど、青島さんと成瀬さんは一体どこを登ったんだろう?仕方がないのでなるべく小さく巻くことにした。左岸のルンゼをどうせ支点は取れないので30mくらいロープ無しで登る。結構悪くて思わず声が漏れた箇所もあった。そこから木登りしてリッジを跨ぎ、滝を構成する右壁をロープ出して30mの木登り。ピッチを切った場所にクマ糞があってビビる。あとは立派な木を繋いで沢に戻った。ボルダリーな釜持ち小滝をいくつか対処するとCo900に2つ目の大滝。3年前に尾根上から見えてたのはこれか?緩い段差も含めると全3段で100mはありそう。下2段を快適に直登し、上段を正面に構えるテラスで支点を構築する。これも水線突破はかなり厳しそう。というか時間的に却下。瀑水を気持ちよく浴びて左岸側へ。小さめの、緑ナッツ#6を決めてⅤー岩登りを5mほどこなすと読み通りスタンス豊富になった。適宜カムでランナー取りながら滝への復帰点を探るが、過去に類を見ないほどヌルヌルの泥ルンゼに阻まれて、結局50mもロープ出す羽目に。さすがに疲れた。ユマールでルート全体を観察しながら、泥ルンゼが始まる前に沢に復帰できたことが分かり、視野の狭さを反省した。ロープしまい、数mの悪い草付き登りで沢に復帰する尾根に合流する。全体重かけるともげそうな草付きを体全体でいなして側壁トラバースして沢に戻ったが、これなら懸垂の方が少ない消耗で済んだと更に反省。間髪入れずに、Co1000に水のちょろちょろ流れる岩壁と右岸から30m滝。もうお腹いっぱいなんですけど。ダイレクトラインを探すことなく、本流である30ⅿ滝を右岸高巻く。今回は易しめだった。Co1050では中段にCSのある3段函滝が出てきて、空身で偵察したときは直登したら楽しそう!とワクワクしたが、ザックを背負った瞬間に諦める。登った後に荷揚げしたり背負って同ルートをユマールするのがしんどい。それに、ロープ出してると時間かかるし良い終了点が得られる見込みも下からだと持てないのでどうしても巻き先行になってしまう。結局、巻きも結構いやらしくて進退窮まりそうになり、最後は落ち口に向けて気合のデッドステミングした。「自分で自分を説得できない奴はいずれ行き詰まる」という、いつかの漫画の言葉を思い出す。素直に直登すればよかった。この滝を越えると沢は開けてガレに埋め尽くされる。正面のガレを詰めていくが、いつまで経っても二股が現れない。方角も西成分が無くおかしいことに気がつき、空身で下ってみると二股を見逃していたことが判明。だいぶ疲れているらしい。本当はもう少し進めておきたかったが、疲れているしもう16:30を回っているしでCo1100二股をC2とした。側壁からの落石は少し怖いけど、薪豊富だし、神威と思われるかっこいい山に見守られた良いテンバだった。8/26 快晴C2(6:00)稜線(8:00-8:30)ペテガリ岳(12:45-13:15)Bカール(15:00)・722三股=C3(16:45)Co1100を左股に入ると、昨日の大滝群から一転して日高の典型的な無限滑滝帯になる。時折脆かったりホールドが細かくなったりするが基本快適に直登できる。Co1200二股は左股を選択。右股は地図を見ると崩壊地っぽくて嫌だったのだが実際どうなんだろう?滝というよりは、申し訳程度の水流がある岩盤になってたかもしれない。ひたすら滑滝を登って最後は30分の短い藪漕ぎで稜線に出る。青空、緑の木々、流れる白い雲と、どこまでも続く山並み。気分爽快。支流大滝の全容は解明できたし、もうここから東尾根を下って帰っちゃおうかなと迷う。少しばかり考え直して、「ねぇ、きみは本当にそれでいいの?」と自分自身に問いかけて計画通りペテガリを目指すことにする。ペテガリまでの稜線は鹿道もそれなりに発達しているのだが、暑いし登り基調でペース上がらず。しんどかった。さっさと東尾根下山しなかったことを若干後悔しながら、・1573以降は30分に1回座り込んだりしてしまいながらもなんとかペテガリ頂上まで頑張る。安心安定のガスガスピーク。3年ぶりの感慨が湧き上がってくるかと思いきや、そうでもなかった。そういえばおれはそういう人間だった。というか、細長いテントウムシみたいなのが気味悪いほど大量発生していて、吐き気を催してそれどころじゃなかった。支六の沢だけでそれなりに満足したし、もう今から東尾根で無理やり今日中に下山もありかなぁなんてまた同じことを考えてたが、地図をよく確認すると今まで4時間かけて歩いてきた距離の4倍近くを、それも節水しながら藪尾根歩きしなければならず絶句。台風接近が気がかりだけど、明日中に歴舟川本流に着けば天気的にも問題なさそうなのでキムクシュを降りることにした。「急がば回れ」ってこういうことか?と1人でちょっとだけ納得した。南西に支尾根の伸びたポコを越え、3年前に泊まったBカールを確認してからガレを下る。なぜかいつもより攻撃的なブヨにたかられてめちゃくちゃうざかった。休憩する気になれずそのまま下降を続ける。Bカール沢はフカフカ苔絨毯と滑岩盤がなかなか綺麗で降りる分には退屈しなかった。・722三股は合流点のちょうど対岸に比較的平坦な台地があるけど、虫もいるし草も伐採しきれず不快そう。クマ糞が多いのが気になるけど、今夜も雨降らないし、もう雪渓も無いから鉄砲水もたぶん大丈夫だろうとこの河原でC3とした。8/27 晴れC3(7:00)歴舟川本流出合(12:00-12:15)林道終点(13:15-13:30)自転車デポ地(17:00)いつも通り3時半に起きて、今日は30分だけ二度寝を許してくれと目が覚めたら4時半だった。キムクシュも水量少なくて苦戦しないだろうしまぁいいかと、のんびり準備して出発。これが全然良くなかった。出発してすぐ、左の尾根の方からガサガサと草木の揺れる音がした。そちらに目をやるとヒグマが顔を出す。一頭だけで体長2mも無さそうだから、親離れ直後の若いオスだろうか?今回笛を忘れたので適当に叫んで、早くどこかに行ってくださいと願っていると、頭を上下させて鼻をヒクヒクさせながらこちらに近づいてきた。。!背筋が凍る。明らかにこちらに興味を持っているように見えた。絶対に敵わないけどMizoのハンマーを右手で振り上げてさっきより大きな声でわめくと、さらに距離を詰めてきて沢中に降りようとしている。これが2年前に仲間が母クマに襲われそうな場面で、本能的にカメラに手が伸びてしまったサイコパスの最期か。。?(泣)と1人悲しくなっていると斜面へ駆け上がってくれた。けれどもその後もこちらの様子をずっと覗ってくる。背中は見せないように先に進もうとすると、なんと付いてくるではないか、、。住処に勝手に入ったのは悪かったけど、「おい、いい加減にしろ!!」と殺気を込めて怒ったら、これから進む方向の尾根へと姿を消した。たぶん時間にして10分も経っていないけど永遠にも感じられた出来事だった。何を考えているのか全く分からない相手というのは本当に恐ろしい。今でも目が黒ぼけしたような顔が脳裏に焼き付いている。現役の頃からずっと楽しみにしていたキムクシュ下降は全く楽しめなかった。逃げ場の無いゴルジュ内であのヒグマに待ち伏せされてるんじゃないかと妄想が膨らんで身の毛がよだつ思いがした。実際、ゴルジュの合間の砂地には足跡が散見された。鉢合わせを避けるために小さな屈曲の度に叫び、恐る恐る先を覗いて姿が見えないことに心から安心し、そしてサワガラスが水面を叩く音や風で草木が揺れる音にすら心臓を握られた気持ちになりながら駆け抜けた。林道に辿り着いた時は生きて帰ってこれて良かったと心の底から安心した。一応また林道上で遭遇する可能性はあるのでビクビクしながら、道内の、特に日高の沢におけるヒグマリスクは海外登山のヒドゥンクレバスに近いんじゃないか、、?などと考えながら林道を歩いた。明らかに人間の足跡があって驚いたりもした(下山後北大山スキー部のものと判明、やりますな)。デポしておいた自転車で林道を爆走し、さらに駐車地点までの1時間半を暗闇の中、ヒグマ遭遇を恐れて全力疾走した。太腿が死ぬほどパンプした。無事に車に辿り付いたとき、この4日間の出来事が思い出されて、自分で自分に「まぁまぁ頑張ったんじゃない?」と、心の中で1人拍手を送った。まわり道も程々にしておかないといつかもっと酷い目に遭いそうだなぁと。でも本心では全く懲りていない自分がいて、「本当にどうしようもない奴だ」と心の底から安心していた。核心は、支六の沢右股と共通の・681CS滝からCo1050-3段CS滝までと短い。支流大滝沢に入ってからはCo900-3段100ⅿ滝以外は特別苦労せずに巻けてしまう開けた地形である(そうだと予想して沢単独行の舞台に選んだのだが)ため、退路が断たれるプレッシャーは少々薄い。雪渓も近年の状況を鑑みれば恐れるほどではない。Co1100からは一転して快適な滑滝直登が楽しめる。山谷!!!で最難(かつ最高に楽しい)だと思うピリカ南東左と同程度に感じたので、この沢も!!!が妥当だと思う。まぁ!!!*でもどっちでもいいです。もう少し快適に直登できそうなら色んな人にお勧めしたいんですけどねぇ。。。支六の沢右股の・681を左股に入った支沢、通称ゲジゲジ沢に興味ある方いませんか?3年前、下降尾根からその一部を目撃したのですが、絶望的に屹立した函地形に雪渓が詰まっていて、当時は「あんなの人間に登れるのか?」と震え上がったことを覚えています。その函地形内部に滝がかかっていれば相応の困難が予想されますが、何もなければ雰囲気だけの聖地巡礼的遡行になるでしょう。山谷!!!を4本くらい、!!!*を2本くらい、苦戦しつつも遡行できるだけの経験値を積んでいれば、挑戦する資格は十分あると思います。卒部後2年目くらいの夏メイン山行にいかがでしょうか?でもまずは仲間探しですね。僕は、北大山岳部の先輩方が積み上げてきた直登沢文化の中で育ち、さらに成田さん井上と強力メンバーに恵まれていた、とても運のいい人間だと思います。本当にありがとうございました。ギアの進化や、フリークライミング文化の浸透も含めて、巨人の肩に乗りまくりです。あ、でも自分が気になる場所に行くのが一番ですし、直登沢とか継続遡行とか既存の枠組みに縛られずに何か自分なりのコンセプトで取り組むのもいいかもしれません。自由な発想を受け入れてくれるだけの懐の深さが日高山脈にはあると思います。僕にとっては、留取南西面のあのすごい滝やヤオロ北西にも大滝がありました。ピリカ南東右の100ⅿ大滝も水線突破できないか狙ってたんだけどなぁ。・マスターカム#2~4 ・キャメロット#1,2 ・トライカム(#5含む) ・ナッツ ・ナイフブレード短小3枚、アングル3本、軟鉄2枚・BEAL ICELINE 8.1mm60ⅿ ・グリグリ ・マイトラ&タイブロック・60cm*2、80cm*3、120cm*1、180cm*1、240cm*1(クアッド)・マカルー50L ・montbellバーサライトパック15L(ソロのロープ用)・3シーズンシュラフ ・finetrackフラッドラッシュタイツ・montbellサワーシューズ(お金の余裕なくラバーソール買えず) ・捨て縄5mm*10ⅿ ・ATC(予備確保器として)
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2023-8-25 9:42
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カムイエクウチカウシ山
カムイエクウチカウシ山(沢登り/日高山脈)日程:2023-08-22〜2023-08-23メンバー: Mt-sunny kaneko23コースタイム:コース状況/その他周辺情報:要所要所にピンクテープあり。写真:ピークから南。タープ張りの奥深さを知った。局長のおいしいコース料理。八の沢。テント泊のガイド登山者の横で焚火&タープ。朝日に照らされた八の沢カール。ピークから北東。後輩に写真を撮らせる釣りおばさん。感想:沢登りと夏道の中間のようなルート。カールはやっぱり綺麗だった。私、しゃばい沢好きかもしれない。
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2023-8-24 2:20
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白水川
白水川(沢登り/札幌近郊)日程:2023-08-16(日帰り)メンバー: shibabemaru Sugiyama_2022 tamaki_2023コース状況/その他周辺情報:林道ゲート(7:00)Co520(8:00)林道(11:00)宝来小屋(12:30)無意根登山口(13:50)林道歩く。踏み跡不明瞭になったので入渓したところ砂防ダム×2の手前だった。砂防ダムどちらも左岸から捲く。Co800までは特に何も無い。いいペースで進む。Co800の函はザイル出したが要らなかった。Co86015mFの後から小滝が連続して楽しい。Co930で林道上がってあとは無意根登山口まで。宝来小屋までは踏み跡明瞭だが、笹が被っていて不快。無事に下山し、やっと本年度のルームにある白水の呪いから解放!かと思いきやLが運転途中から急に高熱と腹痛に襲われる、、写真:Co900付近の滝
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2023-8-21 12:44
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S峡
S峡(フリークライミング/大雪山)日程:2023-08-16〜2023-08-17メンバー: Nakagawa2019 Mt-sunnyコースタイム:コース状況/その他周辺情報:紅葉谷エリアも流星エリアも山の斜面にかすかに残る踏み跡をのぼっていった先にある。本当にたどり着くか少し心配になりながらも登っていくと岩の基部、平らで落ち着けるスペースに出て、木々の間から対岸の岩や滝などの綺麗な景色が見えて、秘密基地みたい。写真:4年目の秋。RP時の核心は最後の木を掴むところでした笑(よれてた)月天心2p目。S峡のPRに使ってもらいたい一枚。紅葉谷エリアのルートを次から次にRPしていく中川さん。?初めての車中泊。びっくりするくらい快適・快眠!?羨ましい〜〜帰宅後シースー。テイクアウトの魅力に気づいた。月天心3p目。調子乗ってリードするんじゃなかった。。やられているP。Shooting star☆かっこいいルートだねぇ。月天心1p目。レストしているときに滝を見て癒される。感想:自分の作品をあーだこーだ言いながら再登してもらえるのってけっこう嬉しいですね2日間、クライミングも車中泊もネ―ベン食べるのも(今回は手作りレモンタルト☆)ドライブも全部楽しかった。瑞牆も楽しむぞーー!!
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2023-8-20 4:43
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湯ノ沢
湯ノ沢(沢登り/札幌近郊)日程:2023-08-15(日帰り)メンバー: Sugiyama_2022 tamaki_2023コース状況/その他周辺情報:採石場(8:00)Co380(8:30)林道(11:00)空沼小屋(11:20-12:00)採石場(13:00)晴れ。採石場から少し林道歩いて、Co380で入渓。きれいなナメ。Co750Fは一段目お助け出したが要らなかったそう。2段目はお助け出さなかった。Co810の15mFで滝行。巻きの上りはガレとザレの中間。巻きの下りは、ピンクテープや踏み跡がしっかりあり、信頼できるブッシュも多く斜度もきつくなく容易。一瞬で遡行終了。空沼小屋で薪割りしたあと、夏道で下山。白樺山荘真駒内本店は行列で敗退。手軽でいい沢。写真:滝行
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2023-8-16 3:37
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カウンナイ〜トムラウシ〜天人峡
カウンナイ〜トムラウシ〜天人峡(沢登り/大雪山)日程:2023-08-14〜2023-08-15メンバー: shibabemaru koichiro_mコースタイム:写真:感想:準山と違って成果を出すとか考えずに、久しぶりにMだった頃のように純粋に山を楽しめた。ヒサゴ沼周辺でデジカメ紛失しました。OLYMPUS Tough tg320 本体はブルーで黒いケースに入っています。見つけた方は連絡頂けると嬉しいです。
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2023-8-15 10:08
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黒部支流・祖母谷(ババダン)〜白馬岳、旭岳、清水(ショーズ)岳
黒部支流・祖母谷(ババダン)〜白馬岳、旭岳、清水(ショーズ)岳(沢登り/白馬・鹿島槍・五竜)日程:2023-08-10〜2023-08-14メンバー: yoneyama macchan90 fujiwara61コースタイム:写真:沐浴剱岳とチングルマのふわふわ黄昏どきCo2000mの滝。右岸を巻く中は泥沼行けない滝とマツ泊まりバにする。国内外観光者続々なりへつりのある深み旭岳振り返れば劔岳がっっ!劔も隠れた朝の劔岳おはよう対岸の・2181や側壁の大滝に斜光線?一休み黒部本流右岸へ渡る派手な橋がんちゃんねるさんと橋から見える本流の黒部第三発電所Co2000mの滝。右岸を巻く・2181ちらりヤブコギ猫又断念のときヤブコギ猫又断念のとき岩盤続く劔岳がよく見えるからテン場にする。黄昏どき食べきれず明日の朝も食べよう朝の剱岳黒部渓谷トロッコ列車で発車結局あそこに見えている1981の上までリッジの藪こぎをして乗っ越すしかないことがわかる。がんちゃんねるさんのサイト4年前の遭難救助のお礼にもらったスコッチ12年とマツ祖母谷右岸へ渡る橋へつりのある深みガレが本流まで繋がってる剱岳に捧げる沐浴黄昏どき稜線へのふたりヤブの中の岩棚で集まるトラバースして来たけども、全然降りられない感じの谷底左岸からの支流を確認行けない滝とマツ黄昏スマフォの防水ケースに水入っちゃって曇り始めた。岩盤登り。大高巻きの途中、対岸の滝を見る剱岳に捧げる沐浴出発前の二人それでも傾斜は結構ある本流もエグそうコルより下降豪雪地らしい景観?第六堰堤を見上げるはなはなヨツバシオガマが盛り・1981は展望良き山頂だった〜。へつりのある深みこの狭さがかわいいながい下り道昨日の飯を分け、マルタイラーメンと木登りも得意だ晩飯の支度トンネルはいい感じに暗い祖母谷温泉対岸より昨日の飯を分ける藪の中でバグってる雲に呑まれるヨツバシオガマが盛りヨツバシオガマが盛り劔岳は大人気だ岩盤続くほんとに行けるか緊張の下降側壁はさすがの黒部。剱岳に捧げる沐浴中央が大高巻きした・1981峰。右側中腹のスラブをトラバースして下降路を探したが、これでは降りられず、結局最高点までリッジのヤブを漕いだ。あそこのスラブの灌木を伝って左へトラバースしたら降りられるかもしれないウサギギクに日が当たる劔も隠れた高巻き藪こぎ中泊まりバにする。ヨツバシオガマ盛りヤバい草付きトラバース巨岩多しいけない滝が遠くに見えてきた側壁はさすがの黒部。・1981の断崖。巻いてもどこも降りられなかった。対岸のエグい壁清水岳振り返り20m大滝。左岸を巻いて巻いて、大高巻きとなる。霞むネコマタ最後の数mの段差がまた微妙堰堤の上の砂礫がC1足元を選ぶ。落石を避ける。離れて歩く。見かけよりはかなりうまい味噌納豆雑炊不帰の小屋雲海、徐々に台風の影響あり旭岳旭岳最下部はショルダーで、細かいスタンスをイジイジ登ってザック釣り上げの一枚岩。剱岳は一休みだ劔岳を見ている出発岩峰現る・2181か。あの辺りが特に険悪なところ。突然開けた源流部。ネパールの長旅を思い出す風景。白葡萄酒だってある。へつりのある深み残置ロープあり最後の数mの段差がまた微妙へつりのある深み草付き、足元、緊張なのだ。堰堤の上の砂礫がC1小滝を超えていくトンネル付近のガレ急斜面で倒れ、顔を岩にコスッたスマフォケースの曇り振り返れば劔岳がっ!大滝見えた・1981より剱岳スープスパゲティー人参じゃがいもオクラにんにく大豆肉入り堰堤の上の砂礫がC1沐浴マツムシソウ盛り稜線へのふたりコマクサ点在の砂礫地20m大滝。左岸を巻いて巻いて、大高巻きとなる。硫化水素臭う白い滝。右岸のガレを巻く登ってきた方角安全地帯間近。旭岳大滝見えた?米山草付きトラバース堰堤の上の砂礫がC1昨日大高巻きした1981の岩壁が中央。その左延長には大きな三角の鋭鋒。対岸の右延長にはマチュピチュのような・2181が見えている。祖母谷を挟んで両側に、硬い岩層が貫入していて、それが帯状に険悪な地形を作っているのではないか。稜線へのふたり・2181峰左のあたりの岸壁が威圧する泊まりバにする。黄昏対岸の・2181や側壁の大滝に斜光線コマクサ点在の砂礫地白馬岳山頂の3人藪の中でバグってる旭岳からの源流へ剱岳の黄昏時刻 Dimming of the Day大高巻きの途中、対岸の滝を見る雪渓がでた果てしない高巻きに辟易しているところ対岸の・2181峰祖母谷温泉、橋より祖母谷第六堰堤、林道はあそこまで旭岳劔岳おはよう昨日の飯を分け、マルタイラーメンと対岸のエグい壁ながい下り道ヤブコギ猫又断念のとき林道終点付近の埋まったトンネル最後に出てきた。さようなら旭岳からの源流へ剱岳に捧げる午睡最後に出てきた。さようなら白馬岳のポタラ宮殿が見えてきたCo2000mの滝。右岸を巻く劔も隠れた雪渓がでた遠きネコマタマツのトップで草付きトラバース北陸新幹線より米山黒部の奥へ劔岳は人気だ朱色の空コルはチングルマのフワフワが盛り旭岳Co2000mの滝。右岸を巻く感想:8/10晴れ トロッコ入山、堰堤超え宇奈月からの黒部渓谷中流部は20年ぶり。お盆連休前日に入山した。それでも行楽の人々多し。相変わらずの熱波(欅平で38度)もあり、くらくらする。黒部川まで新幹線でスッと行ける日が来るなんてなあ。宇奈月温泉で岐阜から来たマツ、フジさんと合流し、1時間半のトロッコ入山。今回も記録薄、人気山域カスりラインをゆくマツの計画だ。記録も薄いが特に調べもせず加わる。沢登りは、一度自分からすき好んで地獄に懸垂下降しておいて、天国を目指して奮闘し這い上がるような面がある。これはいわば地獄行きのトロッコ列車なのかもしれない。林道終点付近のガレ場で足場が脆く、重荷に捩られて顔面を岩にコスってしまった。早々に流血だ。スネにはよくあるけれど顔はなかなか。堰堤上までの竹藪はかなり強靭だった。4年前に遭難救助したケンさんから先月ご挨拶があり、お礼に頂いた12年スコッチと、浅草寺のオフダなどをマツと分かち合う。8/11晴れ 巨岩多し 気温高し豪雪の黒部らしく地形図だけではわからない豪壮な景観の両側面の中、巨岩の多い谷をコツコツと登っていく。へつりもあり、つるつる巨岩登りもあり、ザイルも一回出して側面を登った。右岸を高巻いた滝もあり。マツが的確にノーザイルでの巻きルートを探り、最短処理で下降していく。それにしても暑くて、水も飲んでいるし塩も舐めているのに昼過ぎにはパワーが萎える。今日中に大高巻きを済ませれば楽なのだったが、昼過ぎくらいに劔岳がかっこよすぎのテン場適地を見つけてしまって荷物を投げ出す。マツは翌日の大滝の巻ルートを見学に行く。今日も皆全裸で沐浴。気温も高く気持ちが良いもの。フジさんは南米の半年旅行でよくやっていたとの事。なぜか体が温まる。カメラ役のスマフォの防水カバーがボロくて水が入り、撮るたびにこじ開けて曇りを拭う羽目になった。それから充電ケーブルが不調で、重い電池はあるのに、山中では2台のスマフォに充電できなくなってしまい、ログも4日目までだけとなった。スコッチは高級なのだろう、いくら飲んでも悪酔いしない。8/12 晴れ Co1600m滝の大高巻き5時間祖母谷の核心は標高差400m近い高巻きのCo1600の20m滝。終わってみればそう書けるけど、巻き始めはやはりなるべく小さく巻きたくてスキあらばスラブの傾斜が緩くて灌木やスタンスがありそうな弱点でトラバースを試みる。2度ほどやったが結局絶壁で懸垂もできず、1981の山頂までヤブを追い上げられる。長い時間ヤブだと靴底のフェルトが乾き滑り易くなる。乾いた草付きでスタンスが決まらず、掴んでいた灌木が折れて、米山が5mほど滑り落ちたが灌木を掴んで止まった。止まらなければ速度がついて地獄行きだった。熱中症気味の体調は注意力を落とす。1981の山頂は展望の効く好適なところ。コルの付近には窪地もある。ハイマツのジャングルには先人の落とし物もあった。コルからの下降は、下が見えるまで不安なもの。見通せてもなお、足元が危うそうな傾斜面だが、降りられた。降りてから1981の北東面岩壁を見上げ、はじめから最高点を目指しても良かったことを知る。巻いた区間の無数の険悪な滝やゴルジュの様相は知る由もない。顕著な滝がいくつか、微妙な巻きを交えて、源頭へと進み、突然視界がひらけ花に覆われたせせらぎの盆地に出た。主稜線まで緑の山肌が続き、誰もいない天国のようなところ。テン場とする。8/13 晴れ 夏道稜線歩き+ネコマタ断念光を浴びて花の咲き乱れる稜線まで登る。分岐にザックを置いて、喧騒の白馬岳も往復する。旭岳もアタック。名前も居場所も地味だが意外な高山で、素通りするには惜しい山。清水岳までの稜線で会う人は10人もいなかった。清水岳山頂では猫又谷から猫又山を経由してハイマツのヤブコギ3時間を終えたばかりの沢登りユーチューバー、がんちゃん氏と会う。我々もともと猫又遡行が原案だったので、大いに話しが弾む。「あんな若者で猫又谷をやろうなんてやつがいるなんて嬉しいなあ。」とマツ。「猫又谷は良かったけど、このヤブコギは一生二度と来たくないですね!」との感想をいただく。次にはデカいガッシャーブルムのザックを背負った4人の若者が喘ぎながら清水尾根を登ってくるのにも出会った。聞けば中央大の山岳部とのこと。雪訓用のピッケルなども持っている。白馬の雪渓に行くのに清水尾根から登るというのが若い。励ましの声をかける。清水岳は出会いの場だ。といっても数少ない出会い相手はそれだけ。さて、計画通り猫又山へのハイマツ3時間ヤブコギコースに突入する。が、すでにファイトは尽きていた。重荷の低速で数百メートルヤブを漕いでみて、引き返し清水尾根を下ることに決める。この時間からでは水のあるところへはたどり着けないだろうし、炎天下の熱中稜線行動は結構体調に響いていた。明日また記録薄のカシナギ深層谷を延々懸垂下降していくファイトが尽きかけていた。清水岳から尾根道を下り、沢の源頭に少し降りたあたりでテン場。狭い場所だが快適に整えた。入道雲を見て遠雷を聞き、10分ほどの夕立も来た。タープの下で今回初の雨を凌ぐ。大きな女の良いところについて熱心に話し合う。まだバーボンが出てきた。8/14 高曇り清水尾根を下山北西向きに接近中の凶悪台風は関西方面へ行く。雲は増えてきた。下りの地下足袋なので腫れ気味の第一指、第二指の指先をテーピングして尾根を下る。長い道だ。はじめは豪雪地の稜線らしい美しい草原と池塘と花の道。そして劔岳とお別れ。避難小屋の下の道は谷に降りず、急斜面を避け、トラバースの複雑なルート取り。険悪なこの山域の登山道で、地形の弱点を縫っている。黒部奥山周りに由来する道かもしれないとのマツの話。利用者が少なそうなのに、よく保守点検されている。大したものだ。最後の名剣沢を渡るあたりでは日射のギラツキに目がくらんだがこの下で林道に合流。祖母谷の露天に浸かって下山連絡し、一安心してトロッコ目指す。体の節々がガキガキだが、いまこのときこそが天国かもしれないのだ。 白馬岳という名峰に沢登りで立つならば柳又谷に止を刺す。ただこの谷に向かうに我々は歳を食い過ぎた。第二候補の祖母谷だが地形図上から受ける印象は私にとりただならぬものがあってこれも黒部の谷の溯行希望リストからは外せない一本だった。この谷のことを調べると冗長散漫な印象を受ける記録を散見したものの「ここにしかない何か」を求めてオジサンたちは宇奈月温泉へと集合した。【8/10(木)】欅平駅から祖母谷上流を目指す。6つ目最後の堰堤上の標高960mで幕とした。【8/11(金)】歩き出して直に左岸から水線の支沢が入るあたりの瀑流帯に入る。西ノ滝出合先の次の廊下帯では登れない小滝の左岸バンド状にロープ出して懸垂下降するシーンもあった。硫黄沢を分けると行く先に2181m峰の岩峰が現れてハードボイルドな世界への入り口を示していた。標高1500mの左からの支流を分けると両岸いよいよ荒々しくイキり立ち、例のゴルジュ大滝が現れる前に泊とした。藤原さんと私がデカ女ラブ友だったことがここにて発覚した。【8/12(土)】両岸に大岩壁を従えた迫力の20m滝はおいそれとは取り組めず、ここから高度差400mの大高捲きである。草付きから灌木を繋いで上昇、大雑把なスラブが現れたところで下降の可能性を探りに水線へと横這って寄って行くも下降など話にならない断崖で、シャクナゲのリッジを繋いで登高していく。ついに・1981まで到達し、この人の到来の稀な展望台で剱を愛でつつ一服した。剝き出しの崩壊壁の谷へと下降する道を当て、ノーザイルで何とか下降して一息ついた。以降、緻密さを欠いたガラ谷へと転じてこれまでを挽回するかのように捗る溯行で印のある30m滝、そして2275m二俣へ。穏やかな泊地で大いに寛いだ。【8/13(日)】のっそり起き出して、左の沢を辿って白馬岳を目指し稜線へ。そして空身で白馬岳の山頂まで。その後、日本百高山の旭岳も登って清水岳を目指すも日射に炙られて消耗した。清水岳到着が12時半前で、猫又山へのハイマツ漕ぎがこれからの労務である。地図で想像する以上に登り返しが多く見え、暫く下った辺りでパーティーとしてのこれからを話し合った。結果、疲労の色濃く水も無い今の我々に猫又山まではとても到達できないであろうことから今回はその山頂を諦めることとした。水のある沢の源頭部で泊まることとした。【8/14(月)】長い名剣尾根を筋肉痛に悩まされつつ下降した。祖母谷温泉の露天風呂に疲れ切った身体をズブズブと沈めた。宇奈月温泉行に再乗車し、車を回収して黒部の街へ。箱根清水で水汲んで、黒部の国鉄駅で日に焼けたお二人に手を振る。今回も、笑いの絶えない良い山だった。思いが遂げられないことの効用も、知っているつもりだ。下山して、今はもう来年の山を考えている。 【20230815台風7号に騒ぐ、終戦記念の日に記す】
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2023-8-15 3:59
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忠別川融雪沢遡行
忠別川融雪沢遡行(沢登り/大雪山)日程:2023-08-12〜2023-08-14メンバー: saito1987 zeniya1990コースタイム:写真:突破できそうもない函滝釜滝多し大二股の光景Co1300二股の天場源流へ敷島の滝右岸を捲く入渓渡渉点を探すのに難儀砂防ダム越える唯一のナメ滝は右岸直登できるアカエゾマツの純林に月光終わりの函滝ここまで狭まる15m滝右岸岩壁を高捲くさすがに水は冷たい下部遡行開始御鉢着ここから旭岳を越えて姿見に下りる巨岩多く歩きにくい河原最後のガレを詰めて御鉢へ大高捲き終了後大ゴルジュの終了点から下流を見るブッ立ち滝は左岸から捲く源流のお花畑へ朝日を正面から浴びる大曲の快適天場一転して平穏な流れ岩盤が出てきて快適なところも巨大砂防ダム右岸高捲き時間がかかる懸垂で金網フェンスの上から堰堤上へ激流の部分を避けて泳ぐしかない河原が歩きにくいので鹿道を有効利用する凝灰岩の白いナメ床核心最後の函は右岸テラスを行って最後捲く水流に抗って進む対岸の岩壁1770二股を左へ函滝が出てくるが草原上から容易に捲ける激流のへつりこの後落ちて流される感想:お盆の前半、日高は雨、大雪は晴れというヨミで直前になって日高から転進。杉山君ごめんね。1日目:前日の雨から1日減水を待って入渓。忠別川はさすがの水量と水勢。渡渉は容易ではなく、一度渡ればヘツリと高捲きを繰り返し、どちらかの岸をジワジワと進むしかない。大曲の手前、銭谷がへつりから落ち、激流に流される一幕有り。ホント生きてて良かった。大曲右岸の厳しいへつりから左岸側に渡った所に良い天場がありC1。2日目:大二股手前の函滝を右岸から高捲くがまたすぐ突破不可能な函滝が出てきて右岸の大崩壊地から高捲く。大二股の荘厳な光景をしっかりと目に収め、再び大高捲きに入る。途中、銭谷に熱中症の症状が出て時間がかかった。高捲きから25m×4回の懸垂で大ゴルジュ終点付近に降り立つ(下りた場所が若干下流側だったようだ)。大二股から続くゴルジュは上流側から見ても圧巻だ。1200m屈曲を過ぎ、いくつかの滝を高捲き、増水したキムクシュのような函をテラスから眺め歩くと核心は終わる。ここから上流側は一転して視界が開け、緩やかな高原上をタラタラと流れる牧歌的雰囲気となり、熊さんがコンニチワと出てきそうな感じ。Co1300二股から上は快適な天場がなさそう(焚火が楽しめるという意味で)。3日目:地形の変換点にいくつかの滝がある(このうち1つが唯一直登できる川幅いっぱいのナメ滝)が、下流側と比べると高捲きも苦にならない。草原上の鹿道を伝って源流の方へ向かえば、まさにカムイミンタラの世界が広がっている。奥の二股は左を詰め、大雪山御鉢/荒井岳の東へ。雪渓はほぼ消失していたが、御鉢直下まで水の流れがあった。飽きるほどの高捲き、激流のへつり、渡渉の繰り返し。垂直の登攀的要素は出てこないものの、沢の総合力が試される北海道第一級の渓谷だ。
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2023-8-4 10:26
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白水川〜黒岳
白水川〜黒岳(沢登り/大雪山)日程:2023-07-30(日帰り)メンバー: shibabemaruコースタイム:コース状況/その他周辺情報:林道は途中までは思ったより歩きやすい。途中から落石などで崩壊していて、林道でもヘルメットかぶった方がいいと思った。写真:林道。Co1350の25mF。大きい。入ってすぐ。腐卵臭。お湯が湧いててもくもく。どこかの滝。右岸の捲くほう。沢型が二つあって、多分どっちからでも捲ける。雪渓。もやもやピークだった。感想:簡単なんだけれども水流多いし岩も大きいし迫力があった。捲きのRFとか、判断を間違えたら死ぬかもしれないところをすべて自分で決めていかなければならないことに疲れた。準山メインやるLsってすごいと思った。脳内で架空のALとMを作って会話したら少し気が楽だった。
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2023-7-28 5:39
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千代士別〜床丹川
千代士別〜床丹川(沢登り/増毛・樺戸)日程:2023-07-22〜2023-07-23メンバー: misa2021コースタイム:写真:
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2023-7-26 12:57
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白老周辺(三重ノ沢〜砥石沢・深沢川)
白老周辺(三重ノ沢〜砥石沢・深沢川)(沢登り/支笏・洞爺)日程:2023-07-22(日帰り)メンバー: shibabemaru ogaga tamaki_2023コースタイム:写真:徒渉点探し中の二人深沢川の謎の車。死体とか入ってたら怖いので覗かない。突っ張りの果穂。ふかふかの毛虫がいた。他にもかたつむりとかハンミョウとかいた。白老川。滑を渡る。F4三重の滝三段目を登ってくる玉木Co320の滝。眺めて引き返し。Y字状のF2。Yを右側に行く。ゴルジュ帯の入り口。感想:短くて少し物足りないけれど楽しい沢。かたつむりとかがのんびりしていて幸せな雰囲気。玉木くんを連れていけてよかった。
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2023-7-25 11:52
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天幕沢から愛別岳
天幕沢から愛別岳(沢登り/大雪山)日程:2023-07-22〜2023-07-23メンバー: saito1987 Yanke1987 onodera22 Sugiyama_2022コースタイム:写真:滝マークの滝は左岸容易に捲く大滝を抜けて明るいナメと小滝愛別岳すべて直登していく永山岳の下りから沼の平高山植物の咲き乱れるフィナーレCo1800付近からザレ場の小尾根に取りつき比布−愛別間の稜線へ上がる左岸の林道跡を辿り天幕沢へ入渓石狩川の渡渉壊れた橋の付近は水流強く渡れずやや上流側を渡る15m滝右岸捲く40m大滝右岸の浮石多い斜面から捲く(ザイル45m+10m)核心部手前Co900付近でC1比布岳頂上源頭近くの雪渓Co1600付近Co1150から函状ナメと小滝が連続感想:先週の南日高に引き続き、表大雪の沢へ。沢2年班の動き、捲きの判断、雪渓の処理等を確認。あとは場数を踏んでいくしかないね。中部日高が待ってるよ〜
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2023-7-24 11:19
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メナシュンベツ川⇌十勝岳〜楽古岳〜夏道下山
メナシュンベツ川⇌十勝岳〜楽古岳〜夏道下山(沢登り/日高山脈)日程:2023-07-22〜2023-07-23メンバー: Mt-sunny koichiro_m kaneko23コースタイム:写真:ドラム缶を超えて十勝ピークからオムシャと野塚最後は笹藪を詰める十勝岳への沢は大ガレ楽古岳へは滑滝が続く感想:夜、ふと目を覚ました時に見えた一面の星空が綺麗だった。1年班にしては珍しい切り立った渓谷と連続する滝を超え、朝8時の風が吹き通る青空の下の稜線へ出たときは、感無量だった。ピークで風と戯れる1年目がかわいかった。
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2023-7-23 10:54
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ソエマツ川ピリカヌプリ北西面直登沢
ソエマツ川ピリカヌプリ北西面直登沢(沢登り/日高山脈)日程:2023-07-23(日帰り)メンバー: Iida_2017 yumepporoコースタイム:写真:日高大好き?楽しかった夏だね!神威岳純日高的風景風穴斜面?水すっくね〜カッピカピ感想:日高への愛が止まらね〜日高大好きっす!未熟さも感じたけど楽しかった〜
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2023-7-22 5:22
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白老岳
白老岳(沢登り/支笏・洞爺)日程:2023-07-16(日帰り)メンバー: shibabemaru ogagaコースタイム:写真:詰め。歩きやすい。Co580二股。頂上。稜線上。感想:増水していて入渓するか迷った。函こわい。落ちたら流されそう。稜線上は3mくらいの強い笹がびっしりあって非常に進みづらかった。沢登ってちゃんと頂上まで行ったのは2年ぶりくらいなので嬉しかった。小さい山だけどちゃんと乗越ができて本当に嬉しかった。沢歩きじゃなくてちゃんと登る手段としての沢登りがしたかった。
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2023-7-18 6:56
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黄金沢 往復
黄金沢 往復(沢登り/増毛・樺戸)日程:2023-07-15〜2023-07-16メンバー: misa2021コースタイム:コース状況/その他周辺情報:Co190入渓点からすぐ右手に歩きやすい道がある写真:滑の始まり二股になっている滝Co420林道入渓点晴れていたら素敵
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2023-7-18 4:35
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ペンケ札楽古川から楽古岳
ペンケ札楽古川から楽古岳(沢登り/日高山脈)日程:2023-07-16(日帰り)メンバー: saito1987 Yanke1987 onodera22 Sugiyama_2022コースタイム:写真:下部の河原。晩餐は岩魚と羊、野菜カレー直登の滝続く左岸最上部でロープ垂らした滝ほかに右岸から小さく巻くのにロープ垂らした滝×1Co700滝 右岸ロープ出して通過短いハイ松漕ぎで楽古岳やや北の稜線に出る。下山は夏道。感想:山岳部現役2年班の人員不足から25年ぶりにやんけ部長とリーダースタッフを組むことになった。今回のメンバーのように意欲あふれる若手を沢に連れて行くのは楽しい。が、今年でそろそろ最後かな。冷水のシャワークライミングが快適な沢。雪渓はかけらもなし。
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2023-7-17 10:57
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幌内府川〜余別岳〜ウエンド川
幌内府川〜余別岳〜ウエンド川(沢登り/積丹・ニセコ・羊蹄山)日程:2023-07-14〜2023-07-16メンバー: yumepporo Mt-sunny koichiro_m kaneko23コースタイム:写真:ウエンド1つ目Fウエンド2つ目F
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2023-7-10 2:17
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エコー沢・余別川本流往復
エコー沢・余別川本流往復(沢登り/積丹・ニセコ・羊蹄山)日程:2023-07-08〜2023-07-09メンバー: shibabemaru koichiro_mコースタイム:写真:エコー沢下の廊下上の廊下CSの滝
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2023-7-6 5:31
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湯内川
湯内川(沢登り/積丹・ニセコ・羊蹄山)日程:2023-07-03(日帰り)メンバー: misa2021 Sugiyama_2022コースタイム:写真:温泉ミヤマクワガタ
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2023-7-6 5:30
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漁本流〜漁岳〜オコタンペ湖
漁本流〜漁岳〜オコタンペ湖(沢登り/札幌近郊)日程:2023-07-01〜2023-07-02メンバー: TnkYutaro2019 misa2021コースタイム:コース状況/その他周辺情報:オコタンペ湖 下山後荷物が臭くなる写真:Co920の滝
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2023-7-6 1:31
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千走川本流往復
千走川本流往復(沢登り/道南)日程:2023-07-02(日帰り)メンバー: shu2019 koichiro_m Sugiyama_2022 kaneko23コースタイム:写真:15mF8mF夏道分岐は雪渓残る
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