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発行日時
2018-8-23 12:18
見出し
北ノ又川本流
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http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1566641.html 北ノ又川本流への外部リンク
記事詳細
北ノ又川本流(沢登り/関東)日程:2018-08-18〜2018-08-20メンバー: Kashiken imuraコース状況/その他周辺情報:1日目:銀山平(6:00)坪倉沢出合(6:30)岩魚沢出合(7:30)芝沢出合(9:30)シッカイ沢出合=C1(16:00) 銀山平のバンガロー村手前の赤い橋付近に駐車。バンガロー村を横切り、アスファルト林道を用いて坪倉沢まで。坪倉沢入渓点にはピンクテープがある。少し坪倉沢を下降して、北ノ又川本流出合まで。北ノ又川本流は最初に淵が現れるが、泳ぐことなく右岸を進める。岩魚沢までは正面に見える越後駒ヶ岳を見ながら単調な河原歩きが続く。岩魚沢出合直後に沢が大きく右に屈曲するところで有名な箱淵。I氏が2度ほどトライするが流れが速く、全く前に進めない。寒いので、ここは右岸捲き。北ノ又川本流全般に言えることだが、捲き道は比較的明瞭であった。ここから小滝と淵が連続する。へつったり、捲き気味に登ったり、いろいろ。滝ハナ沢を過ぎ、岩が沢を分けたような特徴的な芝沢出合を過ぎると谷はさらに細くなり、へつりと泳ぎが連続する。記録によっては全て沢中を進んでいる記録があるが、若干増水していたようで水流が強く、突破できなさそうなものについては適宜捲いて対処した。途中、懸垂下降で沢に降り立つ場所もあった。(登攀的な核心の7mナメ滝は他の滝と一緒に捲いてしまい、登ることができなかった。)板倉沢出合を過ぎると沢は少し穏やかになり、2条10m滝を右岸から越え、少し進むとシッカイ沢出合。出合は1パーティが泊まれる程度のスペースがある。2日目:C1(6:00)大ヒカバ沢出合(8:00)シッカイ倉沢出合(9:00-9:10)滝沢上部二股Co1300付近(12:00)ハングしたCSの滝下取付(13:30)中ノ岳南側稜線(16:00-16:40)中ノ岳避難小屋=C2(17:10) シッカイ沢出合先からすぐに連瀑帯となる。出てくる滝はいずれも容易に登れるが、一部滑っている箇所などがあり、適宜対処が必要。大ヒカバ沢出合まではまるでゲームのダンジョンを進んでいるような威圧感のある柱状節理の岸壁に囲まれる。第2屈曲部では側壁に雪渓が残り、雪渓のそばを通過する箇所もあった。300mほど直線が続く函を過ぎると15m滝。左岸ルンゼからブッシュ帯に入って高捲くこともできるそうだが、ここはロープ出して右岸のルンゼ状を行く。下から登った場合、支点に使えるブッシュまでは50mロープでは少し足りないので注意。比較的わかりやすい踏み跡を利用してトラバースして沢床に戻る。この先沢は急激に穏やかになり、平凡な河原をしばらく歩くとシッカイ倉沢出合。シッカイ沢出合よりも広い場所はないが、大ヒカバ沢出合からシッカイ倉沢出合の区間は開放感があり、増水の心配がなければ適当なところを開拓してもテンバに使えそうであった。シッカイ倉沢から先は滝沢(本流)を進む。すぐに大雪渓が見え、今回初導入の軽アイゼンをつけて雪渓に乗る。(大雪渓などが想定される場合は非常に有効であった)雪渓はべったりついており非常に安定していた。Co1300付近の三股は一番右の沢(アサヅキクラ沢)を進む。沢の屈曲部で20mの直登不可の直瀑があり、雪渓上は進めない様子。ここは左岸側の小さなルンゼ上からブッシュをつかんで高捲く。小尾根を越えると支沢があり、そこから沢に戻ることができる。しかし次の小滝先の雪渓の乗り口がいやらしく、再度左岸側のブッシュを使って捲くことにする。雪渓の状態が良く、うまく懸垂せずに沢に降り立つことができた。(雪の量が少なければ懸垂で雪渓に降り立つことになるだろう)そこから先も安定した雪渓を詰めてCo1650の二股まで。通常はこの二股を右に進むと簡単に稜上に上がれるそうだが、事前の下調べミスにより、左の沢を詰めてしまったため、ここから先が核心部となってしまった。沢に詰まったCSを超えて行くと、Co1750付近でハングした10mCS滝が現れる。この滝の右岸岸壁には残置ハーケン1箇所と残置シュリンゲ1本があり、滝の落ち口へと抜けられるように見えたので、トライするが難しく敗退。I氏曰く、?くらいのグレードはありそう。荷物が重く沢靴であることと、滑っていることを考慮して、異なるルートを探す。この滝手前50mくらいの場所から右岸岸壁がバンド状になっているところがあり、そこから側壁を登り、稜線上へ抜けることにした。アルパインクライミングのように岩登りのスタイルで登り、50m×4pの岩登りで稜線上に抜けることができた。各ピッチの内容は以下の通り。1p(50m、?):右上ぎみのバンドを繋げて少し傾斜の緩いテラスまで。2p(50m、?):右上するルンゼ状の左側を超え、ルンゼ上のブッシュのあるテラスまで。3p(50m、?):傾斜の緩い壁を超えて、ザイルいっぱいまで伸ばす。4p(50m、?):傾斜の緩い壁を超えて、稜線上直下まで。 最終ピッチ先から10m程度ブッシュをつかんで上がると、稜線上(十字峡への分岐より1つ南のポコから東に伸びる稜線)に飛び出す。そこから先は傾斜が緩く、南側にトラバースすることで登山道に抜けられそうだったので、岩盤上の草付つかみながら慎重にトラバースして進むこととする。何回か沢の源頭を横断し、適当なところから沢を詰め、登山道まで。時間が押していたので、中ノ岳避難小屋で宿泊することとする。先行パーティの方々がいらっしゃったが、2Fを使わせていただいたため、非常に快適に過ごすことができた。3日目:C2(4:20)越後駒ヶ岳(6:50-7:10)銀山平(10:10) 稜線上の道は荒れているとのことだったが、中ノ岳からの下りで少し荒れていたほかは特に問題なし。越後駒ヶ岳からは登山者も多いようで非常に綺麗に整備されていた。最後は北ノ又川を渡渉して坪倉沢を少し遡行してアスファルト林道を使って駐車ポイントまで。写真:感想: 北ノ又川本流の下部は捲き道が比較的明瞭であることから、一見困難な函が出て来ても適宜対応することができる。ただし、捲くと非常に時間がかかるので、1日目のテンバをシッカイ倉沢出合に設定している場合は極力沢中を進み、時間短縮を心がけることが必須になってくると考えられる。 Co1650二股先のルートどりに関しては、計画段階で詰める沢を誤認識していたことが原因。想定していない滝が出てきた時点で、ルートを間違えたことは認識していたため、シッカイ倉沢出合まで引き返し、翌日シッカイ倉沢を詰める方が確実で安全だったと思われる。今後計画を立てる際にはダブルチェックするなど慎重に確認し、このようなことがないように努めたい。
 
 
 
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