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発行日時
2020-9-5 5:38
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ソエマツ岳南西面直登沢〜ソエマツ岳〜中ノ川支六の沢右股〜ペテガリ岳
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ソエマツ岳南西面直登沢〜ソエマツ岳〜中ノ川支六の沢右股〜ペテガリ岳(沢登り/日高山脈)日程:2020-08-28〜2020-09-03メンバー: aach_17inoue nrtk7コースタイム:写真:登れない滝は側壁登ってトラバースで越えていく。2段15mFはハーケン2枚叩き込んでカチフェースから突っ張って突破。空身で直登いくつか。きれいです。段差とかがいちいち悪い。朝から悪い捲き。大滝2p目。ここのスラブ登りも地味に悪い。一等地。Co900二股は変な地形。気持ちいい。函。この奥は突破できなかったので捲いた。山。ペテガリ。雪渓は残骸のみ。しかし滝は続く。出合から小滝少々。捲きの途中。下手なRfするとタマ持ってかれる。Co900滝の前で泊。無心で登っていく。増水している。険谷。雪渓も滝も悪そうなので逃げる。ピリカ。パンツ燃やしに定評のある♯上。ゴルジュを見下ろす。下部。Co980二股の滝はノーザイルで左岸から取り付いて水流かぶって右岸登った。沢は開けてスケールの大きい岩壁に囲まれる。あんま濡れたくない。いちいち微妙な滝が連続。上部。狭い。雪渓ずたずたなので捲いていく。スケールでかい。簡単な滝が1つ。捲きは大体きわどいトラバースを強いられる。空身クライムダウンで沢に戻る。悪い捲き。大破。3段15mF。1段目右岸、2段目以降は絶妙なカチを繋げる左岸スラブ登り。謎の虫大量発生。左岸から壮麗なスラブ滝が注ぐCo580。この右岸岩棚の上をテンバとした。まだ滝は続く。岩壁と糸のような滝が流れ落ちるCo1250二股。例のV字ゴルジュ。この奥の滝は登れないので少し戻った右岸から捲く。中ノ川の函。増水している。そろそろ勘弁してください。大滝捲きの途中。普通に死ねる。側壁も微妙だったりする。2段15mF上から。突破不可のCS滝。ちょっと手前の左岸側壁を悪い登りで捲く。1.5hかけて稼いだコンタ、わずか3m。狭い滝が多い。支六の沢は美しい岩盤と函。名無沢下流に雰囲気が似ている。Co810滝から左岸をしばらく捲き。整地したら結構いいテンバ。快適にコンタを上げていく。でけえ滝。中ノ岳北東面との二股(上二股)。雪渓と大滝。一変して突っ張り系の登りになる。さらに奥にも登れなさそうな大滝が見えたのでまとめて捲いた。ばんばん滝が出てくる。北面下る。左股に入ると急に細くなる。函。もう一発。そろそろ終わりっぽいいい感じ。核心終わるとガレが多くなってくる。廊下となる。完全に夜。「死のジャンプ」の滝。右岸登って上部で水流トラバースして左岸直上。死は特に感じない。CS滝。大滝1p目。空身で登る滝いくつか。大滝上のCS滝。滝連続。水多め。雪渓捲いて大滝にアプローチ。振り返るとすごい滝が留取岳南西の岩壁から吹き出ている。3泊したテンバ。泳いで突破の滝。感想: 日高で最も困難な部類の沢を2本繋げた。6年間ルームでひたすら沢に通い、時にはずっこけながら何とか経験を積んでいき、一応今自分の出せる全力の山行をやり遂げることができた。 ソエマツ南西面は出てくる滝の登りや捲きがいちいち悪く、山谷の「劣悪な」「悪名をはせている」といった表現もうなずけるような沢だった。しかしながら、その一つ一つの悪さはルームで培った経験の範囲内であり、次々と現れるそれらに確実に対処していくことで、想像していたほどの困難さを感じずに遡行することができた。天気と水量に恵まれたことも大きかったのかもしれない。 支六の沢右股はとにかく滝の数が多かった。1日に!!!級の沢を2,3本登っているような感覚になった。最後の岩壁を流れ落ちる大滝を登ろうと思えなかった自分の弱さが今はただただ悔しい。ゲジゲジゴルジュや大滝の支沢達と合わせてまたリベンジしたい。 何はともあれ、日高の穢れなき原始の谷にまたどっぷりと浸ることができ、幸せに思う。自分にこの地を教えてくれたルームと、強く成長した後輩に感謝。
 
 
 
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