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切り抜き詳細

発行日時
2022-1-26 0:14
見出し
この一月の全国イグルー活動を見て!見て!
リンクURL
https://igloosky.com/2022/01/26/many-igooskys/ この一月の全国イグルー活動を見て!見て!への外部リンク
記事詳細

こんにちは、イグルスキー米山です!

このところのイグルー講習などで、参加した皆さんが、あちこちでバンバン建立しはじめています。今年は降雪も多くて気温も低いまま。琵琶湖西岸から青森の標高0mまで、あちこちのみなさんのイグルー活動を実況報告します。

青森自宅ウラで雪かきのついでに、べったり雪でも工法あり?

今回のキモは、角スコップの使い方! 入口に向かって右半分はシュンさんで、左側はコマさんが積んだブロックとのこと。

イグルスキーが10年前住んでいた青森の山仲間、シュンさんコマさん夫妻が自宅の庭に「雪かきスコップだけ」で完成させました。ノコなしでここまでできました。快挙です。

この日は気温が3〜4℃と高く、積んだブロックは、ザラメの雪で隙間を接着させたりもして、長方形に切ったブロックを、イグルーの内側に向けて積み上げて内側にブロックを迫り出させたそうです。
里には里のべったり雪工法がありますね。

山伏山岳ガイド、チビイグルーで講習

子どもが入れるくらいの大きさでいいから小さいのを作ってみせるという方法。これなら10分くらいでぱぱっと作れて教え方としてよさそうです。

昨年2月、斑尾山で個人講習した信州の山伏山岳ガイド、田村さんです。子供サイズのミニイグルーを10分で作って見せているそうです。これは要領説明に凄くいいですね。イグルーは小さければ小さいほど、ブロックが大きければ大きいほど、容易に作れるってことがよくわかります。

田村さんは、これからイグルー講習も始めるとのことです。

比良山系でも、雪たっぷり

1〜2人用想定で、製作時間は80分、一人で作りました。遠景に琵琶湖見下ろしてますね。

昨年12月、部員合宿で特訓したばかりの同志社大学山岳部の加藤さん、早速作っています。今年は積雪が多いおかげで、比良山地で、こんなに立派なブロック切ってます。このあと、3月もどんどんイグルー山行するみたいですよ。

伊吹山も今年は真っ白だ!

昨年10月にイグルスキー京都講演を聞きに来てくれた、日本山岳会京都滋賀支部の松下さんがつくりました。

伊吹山はこの冬、名古屋からも毎日ずっと真っ白に見えて大チャンスの年です。こんな立派なやつを作ってF.B.で見せてくれました。

4人入れるほどで大きく作りすぎましたが、もう数回練習したら2人で約1時間以内で出来そうとのことです。

御嶽山でもやってます

旧知の鈴木さん、イグルスキー動画を見てくれて1時間で作ったそうです。

御嶽山麓開田のガイド、鈴木さんのイグルーです。開田のスキー場で作って、F.B.でみせてくれました。

根子岳でカニ鍋イグルー

イグルー周りに電飾まで用意してますよ!

昨年2月、特訓したヤマレコのトモエさんたち、この週末に菅平の根子岳で作りました。トモエさんには、このときイグルスキー動画を製作していただきました。

4人入れるサイズの宴会部屋と、寝室2つ作って、カニ鍋やっていて羨ましいですよ。お料理上手、仕込み上手の面々です。カニ写真を始め詳細はヤマレコに記録あります、ぜひ見てみてください。雪上車で上がれるスキー場なんですね。ここは絶景です。特大イグルーの屋根はスキー板を渡して補助してあるようです。

北大山岳部 日高横断、単独含むスペシャル山行が4本

イグルーのふるさと北大山岳部。この冬も現役と若手OBがそれぞれイグルーを使って、超人的記録を連発しています。奥深い日高山脈の東西稜線乗っ越し山行が4本も!
ぜひリンク先の入魂記録をご覧ください。
イグルーは北大生まれだけど、イグルスキーも独自で発展させたし、現役に現場講習はまだしていないから、みな自力で作っています。長い山行が進むに連れ、始めは製作時間2時間半でもどんどん時間を縮めていきます。こうして雪洞やテントがだんだん不要になっていきます。一番慣れてるカムエク南西稜単独の成田さんは、テントなしで行きました。
これぞイグルーが最も冒険的な山で使えるという実践記録です。
●現役の厳冬期南日高・神威岳〜ソエマツ岳〜ピリカヌプリ〜トヨニ岳

靴の幅リッジより神威岳

4泊目の雪洞は、屋根がフワフワ雪だったのか、出発準備中に崩落したようです。入山5日目にイグルーを作りこれ以降イグルーになった模様。

ソエマツ岳〜ピリカヌプリ間のイグルー

●厳冬期中北部日高縦走(新冠湖〜イドンナップ岳〜ナメワッカ岳〜カムイエクウチカウシ山〜1823峰〜コイカク夏尾根)

半雪洞三段イグルー

イグルー、テント、雪洞を三つ巴の9日間のようです。まだイグルー作るのに2時間かかっているのかな、雪洞と同じ時間だけど、膝などが濡れないのでいいです。

●厳冬期中部日高横断単独行 西川尾根〜1823峰〜ピラトコミ山

右に落ちればナナシ沢, 左に落ちればコイボクシュシビチャリ沢

「ナナシ沢側に発達した雪庇の裏側に出口を掘った、半雪洞型イグルー作りました。雪はボソボソでハイマツがすぐ出てくる場所でしたが、雪庇の庇部分が硬くなっていて、そのままブロックに使えたのが楽でした。」とのこと。ぼそぼそ雪は1月はありがち。でも、そう離れなくても良い雪はあります。雪庇に目をつけると、良い雪あり?。こうして雪質を見る目をみがきます。
西川岳やピラトコミ山を踏んだとは、しぶすぎる。1823m峰、無名峰ですが日高を知る人なら憧れの山頂の一つですよ。
●厳冬期カムイエクウチカウシ山南西稜単独行(農屋〜カムエク〜1823峰〜コイカク夏尾根〜中札内)

カムエク南西稜核心部

テント無し。イグルーかツエルトだけで日高最難関の尾根を単独で行きました。

「やっぱり僕は登山が好きなのだと感じることができた山行だったと思う。」

現在、日高で最強の男です。途中、全山縦走中の仲間と単独同士、偶然会ってイグルー共にして泊まっています。これは最高の出会い旅。

いま、新しいイグルー製作動画を製作中です。旧知の映画ディレクター氏が、編集してくれています。まもなく公開します。これみて皆さんも挑戦してくださいね〜
きょうはここまで。またね。
 
 
 
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