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発行日時
2023-12-20 2:24
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1823峰
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http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6292522.html 1823峰への外部リンク
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1823峰(積雪期ピークハント/縦走/日高山脈)日程:2023-12-18〜2023-12-20メンバー: Nakagawa2019コース状況/その他周辺情報:主稜線のブッシュは概ね埋まってるが掘るにはもうひと雪欲しい写真:局長飯!てんばセルフパー食頭より北望いつメンコイカク北面のアイス見物1823峰ピータン丼歩いてきた稜線コイカク岩稜ルームで習った通りに23よりカムエクピラミッド方面頭に戻ってきて39でだし感想:Day0(12/17)帯広駅までバス。尾野さんに迎えに来てもらって丸太小屋で今日も豪華な局長飯をいただく。小屋はすこぶる快適だが久しぶりの山に緊張しているのかうまく寝れない。Day1(12/18)曇り強風ダム(5:20)夏尾根末端(8:30)Co1300(11:10)=C1今日も尾野さんのお世話になる。朝早くにありがとうございます。暗闇を独り歩き出す。このアプローチで思考をポジティブに保つのは至難の業である。コイカク沢は意外と水量があってスパイシーな渡渉数回。尾根末端からはラッセル脛。思いの外サクサク進むが低気圧の影響が残っているのかCo1300で気にならない風。こういう時に無理してもロクな事ないのは重々承知してるので風を防げそうなとこを整地してC1。若干斜めだが1人なので文句を言う奴はいない。アイゼン必要そうな岩場の手前まで空身でトレースつけた。Day2(12/19)晴れC1(6:15)尾根頭(8:00)1823(11:40)尾根頭(15:20)C1(16:05)=C2気合いを入れて3時半に起きるが依然風が強い。山が咆哮をあげる。強風があの日を思い出させるトラウマとなっていることを自覚する。ダメなのか、、と投げやりになってたら茶をひっくり返して中間着がビショビショに。いよいよ本当に帰りたくなるがここで何もせず逃げたらもう一生日高の山には来れないだろうとしばし葛藤。そんなこんなでウジウジしてたらパタリと風が止んだ。テントから顔を出すと東の空が燃えている。一気に駆け登る。ベルグラ張ってて悪い岩場からEP。頭からは全部見える。コイカク岩稜がちゃんと岩稜でイカつい。日高側。降ろしてスノーシュー。ズボる。ピラトコミ分岐の下りでEP。氷化斜面を前爪BSなど。23への登りは再びスノーシュー。ピーク直下では色々叫びたくなったがいざピークに着くと早く戻らねばという考えしか無くなったのでカムエクとかを数枚写真に収めて急いで来た道戻る。帰りも適宜EP。コイカク岩稜の登り返しは拷問のようなしんどさだったが足を止めるわけにはいかない。頭でようやく一息。ここで夕日でも眺めたいところだが夏尾根の岩稜も明るいうちにこなしたいのでほどほどにして降る。岩稜は案の定かなりマジのクライムダウン。なんとか明るいうちに我が家に帰還。こんなに頑張れたのはいつぶりだろうか。疲れすぎているのか5年目にして初めてカレー雑炊を残した。でも、こういう幸せもあるってことをうっかり思い出してしまった1日だった。人生はうっかりの連続だ。Day3(12/20)曇りヒザの消耗を最小限にゆっくり降りる。行きとはだいぶ違う精神状態でゲートまで歩くと柳澤さんが迎えに来てくれていた。道の駅温泉帯広駅と送ってもらってバスで帰札。また日高に来れてよかった。まだ山が好きでよかった。
 
 
 
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