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発行日時
2015-8-14 4:56
見出し
サッシビチャリ川1839峰南面右俣直登沢
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サッシビチャリ川1839峰南面右俣直登沢(沢登り/日高山脈)日程:2015-08-11〜2015-08-13メンバー: gt2010 inoue2009写真:ルベツネ西面、北面2つめの函は捲く1つめの函を泳ぐCo520付近の雪崩デブリ泳いで直登逆噴射FCo870から先Co1140ツルツルF左岸水流際登るCo1250三俣右俣源頭に見える大スラブ増水著しい源頭付近からウォシュレット下山日コイカク岩稜〜1823のコル昨年登った1823南面花を添え、下山1839北面に見える雪渓Co1040滝上に懸垂回復傾向1839ピーク感想:昨年に続き南面の沢。雪渓に悩まされた。ナナシに継続する計画で5日分背負って行ったが十分なボリュームに満足してしまい夏道下山とした。8/11 神威山荘(8:30)ペテガリ山荘(11:00-11:20)しべちゃり橋(12:00)Co580二俣=C1(15:20)Co400に函、1km程先にも函。あとは河原。ペテガリ西沢出合い手前の岸壁に熊が居て滝状岸壁を一目散に駆け上がって行った。夕方から断続的に雨で夜半時々強雨。夜空がピカピカ光る度に真っ黒い山脈が灰色の空に浮かび上がる。鳴り響く雷音にビクビクしながら寝る。8/12 C1(4:50)Co870二俣(6:40)捲き始め(7:20)Co1040の滝上(11:00)1839峰(16:00)コル=C2C1から左俣(1839峰南面直登沢)に入ると函状となり面白い小滝が続く。2段15m縞文様ツルツルFはGが左岸登りJにザイル出して確保。2段目はJが左岸捲く。Co810二俣の15m ハングFは右岸捲く。Co870二俣右俣のニセヤオロ直登沢は50m以上もあろうか連瀑となって落ちている。行く手の左俣は切り立った岸壁に囲まれ函状が長く続き崩れた雪渓が断続している。途中まで進むが、どうにも先の雪渓の状態が悪い。くぐるしか無いのだが如何せんくぐる気になれないので二俣まで戻って左岸から大きく高捲くことに決定。うんざりする薮尾根を捲いてる最中、遥か下方となった函から「ズドーン・・・」と雪渓が崩れる音が鳴り響いた。延々薮漕ぎを続けGの感でピッタリCo1040滝上に懸垂20mで降りる。沢水のなんと美味い事か。雨が降り始める。Co1140二俣左俣の2段30mF(上部チムニー)はGが行って後続ザイル確保。すぐ先に「山谷」写真のツルツル20mF。これはGが行く。ハーケンとナッツで支点を取り、水流を跨いで右寄りのクラックに渾身の水流ハンドジャム!全身フリクションで核心を突破し後続を確保、今山行のハイライトであった。その先も小滝が続くが水量がどんどん凄い事になってくる。Co1250三俣は中俣を登って左俣にうつる。右俣奥にはスラブ岸壁がみえる。次第に強くなった雨はもう土砂降りとなり、大地から水洗トイレの如く水が吹き出している。おまけに雷。雷が恐いのでテンバを探すが適地は無く結局そのまま前衛峰とのコルにまっすぐ上がる。薮漕ぎ20分。アザミについてる蜂にGが刺された。ビショビショのままピーク、12℃、寒い!でも晴れてきた!震えながらコル付近にツェルトを張ってC2とする。濡れ鼠となって丸くなって眠る。長い夜であった。8/13C2(6:30)ヤオロ(8:45-9:00)コイカク(11:00-11:15)夏尾根末端(12:45-13:00)札内ヒュッテ(14:40)朝起きると雲海。Jは足が寒くてタイツを足まで降ろし半ケツで寝ていた。Gのタイツは元からボロボロでそもそも尻が無かった。朝日を浴びて、コイカクへ。コイカクの碑に花を添えて夏尾根を下る。そのまま神威山荘まで車を回収、ありがたいことに営業中の三石の飯屋で解散し各々自宅を目指す。Gは23時自宅着、Jは途中で力つき日高でC3に突入した。
 
 
 
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