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報告_2022.12.29-2023.01.04(7-0)

一年班冬メイン原始ヶ原

~北の山から ’22 家路~

L中川(4AL石川(4山下(3M鈴木(2小野寺桐野杉山西園(1

 

<時間とルート>

Day1(12/29)[雪]:殿狩橋先ダム(8:00)林道上・774(14:00)=C1

でっかいバスで田中に送ってもらう。除雪は殿狩橋先のダムまで。すぐに崩落箇所ありMのすぐ後ろについてつぼストックで通過。その後一か所スキーを対岸に投げて転石渡渉した。ラッセル足首。みんなで回す。林道上・774の一つ手前の沢型に地図にない右岸林道があり最初吸い込まれるが、しばらく進んでなんだかおかしいので戻ってもう少し進んで・774を確認しC1。

Day2(12/30)[雪のち曇り]:C1(6:45)下ホロ北コル(12:15)=C2

・774から地図上の林道終点まで行き、そこから谷地形見つつコルを目指す。ラッセル脛~膝。重荷でイマイチペースが上がらない。コルに這い上がり、湿原南のタンネ帯でC2。Co1350くらいまでトレース付けた。明日は冬型が緩みそうだ。

Day3(12/31)[The Day]:C2(6:15)下ホロカメットク山(8:45)C2(11:15)=C3

祈るようにテントを出ると静かな森と輝く星空。At装備で駆け出し、先日トレース付けたCo1350くらいで固くなるのでシーデポつぼストック。たまにズボるがまあ快調。

シルエット

Co1500くらいの岩陰でEP。ここから上は思っていたより固く局所的に爪しか刺さらないような場所もあったので一年目のフォールラインに入りつつ慎重に進んだ。十勝の主稜線はガスの中だが我々の頭上には抜けるような青空。導かれるようにピークへ。周りを見渡し、とんでもない山奥にいることを実感する。

下ホロの絶頂

下りはBS交えてより慎重に。シーデポ地点でEP解除しテンバまで。🔥を囲み、山の四季を歌い、今年の山行を振り返る。騒がしいMが「しあわせ」と連呼する。そんな2022年の大晦日。

Day4(1/1)[雪]:C3(7:00)シーソラプチ川Co1190二股(12:45)三峰山コンタ尾根末端付近(14:30)=C4

新年だもんでSpecialスパ食って出発。テンバから同コンタトラバース開始。樹林内でも時折気にならない風。一の沢川への降り口が急なのでつぼにした。白いところは適宜間隔開けていく。慎重に地図読みしてシーソラプチ川の中間尾根が見えたところで川床に降りる。Co1190二股でSB渡渉し、そこから・1361に向けてコンパス切って進める。三峰山コンタ尾根に当たったところでC4。年明け早々よく頑張った。とまらない正月パー食。

Day5(1/2)[曇り]:C4(6:45)・1083(8:30)トウヤウスベ山(10:15)C4(12:30)=C5

今山行一番の冷え込み。尾根末端まで行き、・1083まで磁石きって進む。尾根に乗ると視界2,300気にならない風。Co1350くらいで白くなったのでデポ旗打ちつつトウヤピークまで。

なんとかトウヤもゲット

天気も時間もギリギリなので大麓カットし来た道戻る。下りはスキーが楽しい。タンネの森を我が家まで登り返してC5。下山後ごっつぁんをかけた壮絶な大富豪。

Day6(1/3)[雪のち曇り]:C5(6:45)2の沢左岸尾根末端(10:45)林道終点付近(12:00)=C6

これまで移動日にかかった時間から考えると今日から脱出を開始したが良さそうなので動く。Lが田中に持たされた酒はだれも飲まないので原始ヶ原に捧げる。3の沢右岸の荒地マークに磁石切って進む。湿原をいくつか横断し、3の沢はCo1000くらいでSB渡渉。

ニングルの森を旅する

そのまま右岸尾根に乗って夏道に滑り降りる。うっすらトレースのある夏道を下って林道終点付近でC6。ささやかな夜更かしをして、いろんな話をした。

Day7(1/4)[曇りのち下山晴れ]:C6(7:45)西布礼別集落(10:30)

木漏れ日美しい林道を歩きベベルイ零号線に出る。3年前と同じ、あの道路を歩いて西布礼別集落まで。

STILL ON THE ROAD

 

まわるまわるよ、時代はまわる。

 

 

<感想>

中川: ビッグダディになった気分です。良いメインだった。

石川:元気なパーティと原始ヶ原を旅することになった巡り合わせに感謝です。

山下: 準山からメイン入山まで大変なことがたくさんあったが、それらを乗り越え、原始ヶ原で過ごした7日間は何にも代えがたい楽しい日々だった。また、何度でも旅に出よう。

鈴木:一日一日が印象深い、思い出の山行になりました。

小野寺:初めての雪山は、楽しい一方で一瞬として緊張しない時間はありませんでした。自分が山の中にいたいのなら、真剣に自然と向き合わなければならないと感じました。ひとつひとつ学んでいきたいです。

桐野:初めての積雪期長期山行だったが、楽しめた。特に下ホロのピークからの景色は僕の琴線に触れ、カタルシスを感じた。パーティの方々に感謝です。

杉山:本当に幸せな山行で、自分の山に対する考えが広がりました。こんなに素晴らしい経験をさせてもらい本当に感謝です。

西園: 冬初めてのピークが快晴で最高でした。スキーで長距離を移動する楽しさも知れました。

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