現役の計画・ 2005年8月7日 (日)
2005 岩メイン 北岳バットレス
8月 岩メイン 北岳バットレス(11日間)
L見瀬(4 AL勝亦(3 M澤田 寺尾(2
L見瀬(4 AL勝亦(3 M澤田 寺尾(2
<時間>
広河原(2h)白根御池=B.C.(1h)下部岩壁取り付き
登攀 北岳(2h)B.C.(2h)広河原
<アプローチ>
B.C.から大樺沢左股の登山道を登る。岩場へは、bガリーにはバットレス沢の左股のb沢を、dガリーと第五尾根支稜にはc沢右岸の踏み跡をつめる。c沢の方が踏み跡がわかりやすい。8月に雪渓が残っていることは少ない。
<登るルート>
・ bガリー大滝→第四尾根主稜(240m.7p.3級.V) 5.5h
・ bガリー大滝→第四尾根主稜→中央稜ノーマルルート(175m.5p.4級下.IV+) 9h
・ bガリー大滝→第四尾根主稜→中央稜大ハングルート(155m.5p.4級.IV+A2) 10h
・ dガリー大滝(80m.2p.3級下.III+)→第四尾根上部フランケ(180m.5p.3級.V) 5h
・ dガリー大滝→第四尾根下部フランケ(180m.5p.4級下.VーA1)→第四尾根主稜(2p目から)又は第四尾根上部フランケまたはDガリー奥壁 7h
・ 第五尾根支稜(80m.2p.3級下.III+)又はdガリー大滝→dガリー奥壁(115m.5p.3級.VA1)又は第四尾根下部フランケ 7h
・ ピラミッドフェース(270m.10p.4級下.V)→第四尾根主稜
・ ピラミッドフェース(270m.10p.4級下.V)→第四尾根主稜→中央稜ノーマルルート 10h
bガリー大滝(1.5h)
バットレス沢の左股を大滝の下まで行き右手の赤褐色のクラックに取り付く。
(1) 30m。III。クラック。
(2) 40m。III。スラブから凹角。
dガリー大滝(1.5h)
(1) 40m。III+〜V。バンド〜スラブ。出だしは左のスラブから。
(2) 40m。III〜IV。スラブ。
第五尾根支稜(1.5h)
dガリー大滝の真下から取り付く。
(1) 40m。II〜III。広いバンドを左上。
(2) 40m。III〜III+。フェースからカンテ。
第四尾根主稜(4h)
cガリー大滝上から横断バンドを左にトラバースしてcガリーを横断し、岩場を100mほど登ると取り付き。
下降はPeakから夏道を使ってBC。Peak(1.5h)BC。
(1) 30m。III〜V-つるりとしたクラックから草付きフェース。
(2) 35m。III-〜III。草付き混じりのフェース。
(3) 40m。III。緩傾斜の「白い岩」クラック。
(4) 20m。II〜III。リッヂ。
(5) 35m。V。3mの垂壁〜リッヂ(III)をマッチ箱の頭まで。その後dガリー側へ10mラッペル。
(6) 30m。IV。リッヂ上のクラック〜フェースを登る。
(7) 20m。III+。左へトラバース〜凹角で枯れ木のテラスまで。(右のスラブ状のカンテ(V‐)を行く事も可能。)
(8) 40m。III。リッヂ。
草付きの中の踏み跡をたどり稜線に上がり頂上まで。
中央稜ノーマル(3h)
枯れ木のテラス右の支点からcガリーにラッペル。cガリーを少し登ってから取り付く。
または、第四尾根の終了点から右にトラバースして潅木から40mラッペルで1P目の終了点まで行く。
(1) 25m。IV+。逆層のフェース左上〜かぶり気味のバンドを左へトラヴァースしてリンネに入れ。
(2) 25m。III。リンネ。
(3) 40m。IV+。バンド右斜上後第二ハングのもっともくびれたところを登り、フェ-ス右上でリッヂに出る。
(4) 35m。III。リッヂ。
(5) 50m。II。リッヂから脆い凹角。支点少ない。
草付きの中の踏み跡を15分で頂上。
中央稜大ハング(4h)
(1) 30m。IV+A2。三段になった第一ハング直下の浅い凹角から取り付く。1段目を越えて左上。二段目が核心。三段目は右から回り込んで稜角へ抜けてしまう。
(2) 10m。IVA1。逆層フェースを左斜上。
(3) 30m。IV+。第二ハングのもっともくびれたところを登り、フェ-ス右上でリッヂに出る。
(4) ノーマルと同じ。
(5) ノーマルと同じ。
下部フランケ(4h)
dガリー大滝か第五尾根支稜を登り、dガリーのガレ交じりの岩を100mほど登り、横断バンドのところで草付きを右にトラバースし、草付きの凹角から取り付く。
(1) 40m。V-。草付き凹角。要所に支点がある。左のdガリーから捲くことも可能。
(2) 15m。II。バンド。
(3) 30m。IV+A1(VI)。フェースを人工〜ハングしたクラックをフリー。
(4) 20m。IV+。脆いチムニー〜凹角。
(5) 40m。IV+。チムニー〜カンテ〜フェースを左上して外傾したバンドまで。
その後、フェースを1P登り(40m、III)右にトラヴァースすれば第四尾根主稜に出る。
バンドを左にトラヴァースし、スラブを直上すると上部フランケ取り付き。
dガリーに下降気味に下りてこれをつめればdガリー奥壁取り付き。
上部フランケ(2h)
下部フランケ終了点からバンドを左にトラヴァースし、スラブを直上して取り付き。シュヴァルツカンテ右のコーナーがルート。
(1) 20m。V。草付まじりのフェース〜ハングした凹角。
(2) 40m。III。凹角。
(3) 40m。III〜IV。コーナークラックをマッチ箱のコルまで。
(4) 40m。III。左の草付き凹角〜リッヂ〜フェース〜左の凹角。枯れ木テラスまで。
(5) 40m。II〜III。リッヂ。
Dガリー奥壁(4h)
dガリーをつめたハング下テラスが取り付き。
dガリー大滝上からは250m程のII〜IIIの草付きルンゼを登る。ルンゼ内は各ルートからの落石集中。
(1) 20m。V〜V+。四段のハング〜スラブ。
(2) 20m。IV+〜V。クラック〜スラブ。
(3) 20m。III。草付きスラブ。
(4) 35m。IV〜IV+。チムニー〜スラブ。チムニーは支点が少ない。
(5) 10m。III。チムニー。
ピラミッドフェース
取り付きは、dガリー大滝右の浅い凹角下。
または、dガリー大滝か第五尾根支稜を登り横断バンドから取り付くこともできる。
(1) 40m。III+〜IV。浅い凹角〜草付き。
(2) 40m。II。草付きバンド。
(3) 35m。IV〜IV+。フェース〜凹角〜バンド。
(4) 20m。III〜V+。フェースを横断バンドまで。
(5) 20m。II。バンド右上。
(6) 25m。V。クラック〜フェース。クラックは支点がが少ない。
(7) 30m。IV〜V。クラック〜フェースを左上。
(8) 30m。IV+。逆層のフェース。支点が人工で登れるくらい豊富。
(9) 15m。V〜V+。フェースを左上〜垂直のコーナークラック。
(10) 20m。III+。階段状。
右上しバンドをトラヴァースすると第四尾根主稜の2P目終了点付近に合流。
<天気・停滞・進め方>
入下山は全天。雨なら登らない。Rfできる視界。風・気温はビレイしていて気にならない程度。停滞は悪天、休養でする。天気傾向は高気圧とへりで晴れ。4日良くて2日悪い。午後はにわか雨に気を付ける。台風にも気を付ける。初日入山し二日目に第四尾根主稜を登る。その後は登ったりレストしたりして、最後にピラミッドフェースを登り、次の日下山。L-sとMの組み合わせで2Partyで登る。無線は常時開放。17:00B.C.着。
<パーティー>スピード、危険認識
L-s:Rf、天気判断
M:Rf、登攀能力、緊張の維持
<装備>
冬天、フライ、ストーブ、灯油、鍋、茶食器、無線2、ロープ9mm×50m4+2本(予備)、ツェルト2、ガスストーブ2、ガスカートリッジ小2、ほか岩登り個人装備
広河原(2h)白根御池=B.C.(1h)下部岩壁取り付き
登攀 北岳(2h)B.C.(2h)広河原
<アプローチ>
B.C.から大樺沢左股の登山道を登る。岩場へは、bガリーにはバットレス沢の左股のb沢を、dガリーと第五尾根支稜にはc沢右岸の踏み跡をつめる。c沢の方が踏み跡がわかりやすい。8月に雪渓が残っていることは少ない。
<登るルート>
・ bガリー大滝→第四尾根主稜(240m.7p.3級.V) 5.5h
・ bガリー大滝→第四尾根主稜→中央稜ノーマルルート(175m.5p.4級下.IV+) 9h
・ bガリー大滝→第四尾根主稜→中央稜大ハングルート(155m.5p.4級.IV+A2) 10h
・ dガリー大滝(80m.2p.3級下.III+)→第四尾根上部フランケ(180m.5p.3級.V) 5h
・ dガリー大滝→第四尾根下部フランケ(180m.5p.4級下.VーA1)→第四尾根主稜(2p目から)又は第四尾根上部フランケまたはDガリー奥壁 7h
・ 第五尾根支稜(80m.2p.3級下.III+)又はdガリー大滝→dガリー奥壁(115m.5p.3級.VA1)又は第四尾根下部フランケ 7h
・ ピラミッドフェース(270m.10p.4級下.V)→第四尾根主稜
・ ピラミッドフェース(270m.10p.4級下.V)→第四尾根主稜→中央稜ノーマルルート 10h
bガリー大滝(1.5h)
バットレス沢の左股を大滝の下まで行き右手の赤褐色のクラックに取り付く。
(1) 30m。III。クラック。
(2) 40m。III。スラブから凹角。
dガリー大滝(1.5h)
(1) 40m。III+〜V。バンド〜スラブ。出だしは左のスラブから。
(2) 40m。III〜IV。スラブ。
第五尾根支稜(1.5h)
dガリー大滝の真下から取り付く。
(1) 40m。II〜III。広いバンドを左上。
(2) 40m。III〜III+。フェースからカンテ。
第四尾根主稜(4h)
cガリー大滝上から横断バンドを左にトラバースしてcガリーを横断し、岩場を100mほど登ると取り付き。
下降はPeakから夏道を使ってBC。Peak(1.5h)BC。
(1) 30m。III〜V-つるりとしたクラックから草付きフェース。
(2) 35m。III-〜III。草付き混じりのフェース。
(3) 40m。III。緩傾斜の「白い岩」クラック。
(4) 20m。II〜III。リッヂ。
(5) 35m。V。3mの垂壁〜リッヂ(III)をマッチ箱の頭まで。その後dガリー側へ10mラッペル。
(6) 30m。IV。リッヂ上のクラック〜フェースを登る。
(7) 20m。III+。左へトラバース〜凹角で枯れ木のテラスまで。(右のスラブ状のカンテ(V‐)を行く事も可能。)
(8) 40m。III。リッヂ。
草付きの中の踏み跡をたどり稜線に上がり頂上まで。
中央稜ノーマル(3h)
枯れ木のテラス右の支点からcガリーにラッペル。cガリーを少し登ってから取り付く。
または、第四尾根の終了点から右にトラバースして潅木から40mラッペルで1P目の終了点まで行く。
(1) 25m。IV+。逆層のフェース左上〜かぶり気味のバンドを左へトラヴァースしてリンネに入れ。
(2) 25m。III。リンネ。
(3) 40m。IV+。バンド右斜上後第二ハングのもっともくびれたところを登り、フェ-ス右上でリッヂに出る。
(4) 35m。III。リッヂ。
(5) 50m。II。リッヂから脆い凹角。支点少ない。
草付きの中の踏み跡を15分で頂上。
中央稜大ハング(4h)
(1) 30m。IV+A2。三段になった第一ハング直下の浅い凹角から取り付く。1段目を越えて左上。二段目が核心。三段目は右から回り込んで稜角へ抜けてしまう。
(2) 10m。IVA1。逆層フェースを左斜上。
(3) 30m。IV+。第二ハングのもっともくびれたところを登り、フェ-ス右上でリッヂに出る。
(4) ノーマルと同じ。
(5) ノーマルと同じ。
下部フランケ(4h)
dガリー大滝か第五尾根支稜を登り、dガリーのガレ交じりの岩を100mほど登り、横断バンドのところで草付きを右にトラバースし、草付きの凹角から取り付く。
(1) 40m。V-。草付き凹角。要所に支点がある。左のdガリーから捲くことも可能。
(2) 15m。II。バンド。
(3) 30m。IV+A1(VI)。フェースを人工〜ハングしたクラックをフリー。
(4) 20m。IV+。脆いチムニー〜凹角。
(5) 40m。IV+。チムニー〜カンテ〜フェースを左上して外傾したバンドまで。
その後、フェースを1P登り(40m、III)右にトラヴァースすれば第四尾根主稜に出る。
バンドを左にトラヴァースし、スラブを直上すると上部フランケ取り付き。
dガリーに下降気味に下りてこれをつめればdガリー奥壁取り付き。
上部フランケ(2h)
下部フランケ終了点からバンドを左にトラヴァースし、スラブを直上して取り付き。シュヴァルツカンテ右のコーナーがルート。
(1) 20m。V。草付まじりのフェース〜ハングした凹角。
(2) 40m。III。凹角。
(3) 40m。III〜IV。コーナークラックをマッチ箱のコルまで。
(4) 40m。III。左の草付き凹角〜リッヂ〜フェース〜左の凹角。枯れ木テラスまで。
(5) 40m。II〜III。リッヂ。
Dガリー奥壁(4h)
dガリーをつめたハング下テラスが取り付き。
dガリー大滝上からは250m程のII〜IIIの草付きルンゼを登る。ルンゼ内は各ルートからの落石集中。
(1) 20m。V〜V+。四段のハング〜スラブ。
(2) 20m。IV+〜V。クラック〜スラブ。
(3) 20m。III。草付きスラブ。
(4) 35m。IV〜IV+。チムニー〜スラブ。チムニーは支点が少ない。
(5) 10m。III。チムニー。
ピラミッドフェース
取り付きは、dガリー大滝右の浅い凹角下。
または、dガリー大滝か第五尾根支稜を登り横断バンドから取り付くこともできる。
(1) 40m。III+〜IV。浅い凹角〜草付き。
(2) 40m。II。草付きバンド。
(3) 35m。IV〜IV+。フェース〜凹角〜バンド。
(4) 20m。III〜V+。フェースを横断バンドまで。
(5) 20m。II。バンド右上。
(6) 25m。V。クラック〜フェース。クラックは支点がが少ない。
(7) 30m。IV〜V。クラック〜フェースを左上。
(8) 30m。IV+。逆層のフェース。支点が人工で登れるくらい豊富。
(9) 15m。V〜V+。フェースを左上〜垂直のコーナークラック。
(10) 20m。III+。階段状。
右上しバンドをトラヴァースすると第四尾根主稜の2P目終了点付近に合流。
<天気・停滞・進め方>
入下山は全天。雨なら登らない。Rfできる視界。風・気温はビレイしていて気にならない程度。停滞は悪天、休養でする。天気傾向は高気圧とへりで晴れ。4日良くて2日悪い。午後はにわか雨に気を付ける。台風にも気を付ける。初日入山し二日目に第四尾根主稜を登る。その後は登ったりレストしたりして、最後にピラミッドフェースを登り、次の日下山。L-sとMの組み合わせで2Partyで登る。無線は常時開放。17:00B.C.着。
<パーティー>スピード、危険認識
L-s:Rf、天気判断
M:Rf、登攀能力、緊張の維持
<装備>
冬天、フライ、ストーブ、灯油、鍋、茶食器、無線2、ロープ9mm×50m4+2本(予備)、ツェルト2、ガスストーブ2、ガスカートリッジ小2、ほか岩登り個人装備
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