【年月日】2009年7/5-6(2-0)
【メンバー】L:小池(3 AL:田中宏(4 M:井村 鹿島(2
大滝上の段差群を登る
<時間とルート>
二股橋(7:30)Co690支沢間違い入渓(11:15〜12:30)Co800三股(13:30〜13:45)ペンギンカール(17:00)=C1(5:15)トヨニ南峰(6:00)トヨニ左股Co680河原(8:00〜10:00)瑞雲橋(11:15)
1日目:二股橋手前の覆道より沢に下り、左岸の林道を進んで入渓。Co580付近から断続的に雪渓と函状。雪渓が多く、合間に段差、小滝が出てくる。釜はトップが空荷で水流に乗って泳ぎ、お助け紐Fix。その後も雪渓を乗ったり降りたりを繰り返す。Co690を三股と勘違いし、右岸からの支沢の雪渓を登る。上部雪渓の切れ目から滝の落ち口への泥壁trv.でお助け紐fix。その後ALが上部を偵察しに行った時に間違いに気付き、引き返す。Co700付近の、段差にかかった雪渓への泥壁が悪く、お助け紐fix。雪渓を進んで三股。
左の沢に入り、その後も雪渓。切れ目に8m程度の小滝。取り付くために雪渓から降りて、Lが左岸行き、紐引っ張ってfix。上の段差は左岸登って捲く。Co800大滝は雪渓から右岸のカンテに取り付き、高捲く。捲いている途中に沢を見ると、さらに捲けば支沢をのっこして捲かねばならずかなりの大高捲きになりそうであった。大滝落ち口上には何段か滝が見えたが、偵察すると何とかなりそうだったので、ab.で沢に下りる。20m1pで大滝落ち口から数えて3段目の段差に降り立つ。大滝上は段差で問題なかった。その後は雪渓と段差をつめてペンギンカールまで。カールは雪で埋め尽くされ、また風強く寒い。
2日目:風が強く、焚き火を諦め、下ってから河原で朝飯を食べることにし、ネーベン食って出発。踏み後辿りコルまで行き、下降。ガレを下るとCo1240 からずっと雪渓。Co860の滝では雪渓が切れていて、お助け紐で滝をab.してそこからtrv.して雪渓に乗り移る。その後も雪渓がCo700付近まで。途中雪渓切れて段差あった。Co680河原で大休止とし、焚き火をして朝飯食べて昼寝。後は河原を行き、林道を瑞雲橋まで。ペンギンカールの雪の量を比較すると、昨年は雪が少なかったとはいえ、昨年の6月始めより雪が多く、昨年と比較して1ヶ月以上雪解けが遅いようだった。
<パーティー>
2年班沢メイン準備山行2回目。いやらしい雪渓、大滝対処できた。パーティーの把握できた。
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【年月日】2009年7月4-5日(2-0)
【メンバー】L田中(3 AL平塚(6 M木城(1 *岡戸は病欠
<時間とルート>
1日目 無意根大橋(6:25)--Co690入渓点(7:00)--Co790二股(8:15)--中岳南コル(13:00)--ワッカタサップ川Co800付近=C1(15:30)無意根大橋から林道に入りCo690付近から入渓。Co 840に5mF。最初ALが左岸直登を試みるが、ホールドがたて続けに欠け、やめる。右岸まく。すぐ後に釜持ちの段差、泳いで右岸通過。Co1040二股を左に行き、その後行きやすそうな沢を登っていたら、コルより少し南側に出る。計画より多めに藪を漕いでしまった。コル少し南から藪を漕いでワッカタサップ川へ降りる。ワッカタサップ川上部は、倒木が多かったり藪が覆いかぶさっていたりで歩きづらい。虫も多くうざい。Co1020湿原は泥で不快。C1予定地だったCo910沼は、沢から見えず通り過ぎる。テン場を探しつつ下り、Co800付近で左岸を切り開いてC1。ある程度の増水には耐えられそうだが、あまり多い人数は泊まれない。Mから500ml×3本の酒が出て、ALが酔いつぶれる。
2日目 C1(6:30)--貯水池(10:40)--人家(12:30)前日やりすぎたせいか皆元気がなく、出発が少し遅れる。ワッカタサップ川は特に何もない。Co520で立派な林道に当たったが、沢を下り、貯水池まで。貯水池は右岸を半分泳ぎながら通過。臭い。貯水池からちょっと沢を下り、右岸ちょっとあがって探したら林道があった。ピンクテープのある支沢を上がると楽そうだ。後は林道を歩く。地図上「脇方」まで出ると農家があり、最終人家だと思われる。さらに京極目指して歩いている所をノリの良いにーちゃんに拾ってもらい、喜茂別まで送ってもらった。
<パーティ>
1年班夏メイン準山2回目。沢歩き、生活技術、長時間行動できた
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【年月日】2009年6.27-28(2-0)
【メンバー】L勝亦(7 M井村 鹿島(2
<時間>
旧道登山口(6:10)−夫婦岩基部=BC(9:15-10:10)−南西カンテ(10:30-12:10)−中央ルンゼ下(12:45)−洞穴スラブ(13:20-15:50)−BC(17:00)
BC(5:30)−北西壁ダイレクト(5:40-10:40)−夫婦岩北峰(11:30-50)−BC(13:15-14:00)−旧道登山口(16:15)
<ルート>
夫婦岩分岐から踏み後を夫婦沢へ。夫婦沢は大部分が雪渓に埋められていた。
南西カンテ
??、40m。??、40m。共に鹿島リード。終了点から灌木帯を下りながらトラバースし、灌木からラッペルし中央ルンゼに下りた。
洞穴スラブ
??、20m。取り付きから見上げ、行けそうだと言うので鹿島リード。リングボルトが新たに打たれた?せいかそれほどランナウトすることはなかった。??、15m。L。??A0 、25m。A1とされているが皆A0で抜けた。デルタ草付きまで出ずに終了。L。
2ピッチのラッペルでBCへ。
北西壁ダイレクト
??、20m。L。??、25m。鹿島。??A0、鹿島。目の前の岩は迷って少し消耗したようで、ザックを置いてA0で抜けた。デルタ草付き手前まで。??、40m。鹿島。??+、45m。鹿島。脆い。ビレー中Lのヘルメットにこぶし大の落石が当たった。ビレー点では小ハングの下に隠れるようにすべき。
靴を履き替え、時々ちょっと微妙な灌木帯と少し岩を登って北峰まで。コルまで下り、そこから中央ルンゼをラッペル2ピッチ後ガレを下る。
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【年月日】2009年6月27〜28日(2−0)
【メンバー】L田中省(3AL平塚(6、小池(3M井ノ上、岡戸、木城(1 G田中宏(4
丸太の滝水量多時
【時間】
入渓点(12:00)Co640(15:30)=C1(4:40)漁岳(7:50−8:15)オコタンペ湖(11:30−12:15)車道(13:30)
【ルート】
奥漁橋付近から入渓。Co620に丸太のF。Lが左岸に取り付くが、水量多く、敗退。Gがハーケン打ってA0で登る。AL平塚がゴボウで登るが、水量が多く、Mに登らせるのは危険と判断し、残る後続は右岸ルンゼを捲くことにする。上の2人が右岸ルンゼにザイル垂らし、後続プルージック。その後函は中を泳ぐ。Co640でC1。C1からはCo920に7mのFがあり、Fixのある右岸を巻く。ザイル垂らしてMはプルージック。上部はテープ見てピークへ。ところどころ雪渓があった。ピークから少し西へ行き、南へ下りてオコタンペ湖まで行く。北側を行った者と泳いだ者がいた。
【パーティ】
一年班準山一回目。一年生の沢の基本できた。
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【年月日】2009年6/20(1-0)
【メンバー】L小池 AL田中(3 M井村 鹿島(2
<時間とルート>
入渓点(6:25)Co95三股(6:50)西屏風沢出合(11:50)屏風山北コル(13:30)林道(17:10-30)国道(18:50)
翌日の天気が悪いので1日でのっこすことにする。Co155に10mの滝。左岸草泥壁を捲く。お助け紐垂らした。その先から函状地形。Co220に函滝あり中を泳いで突破する。Co230二股過ぎてすぐに函滝がありALが突破を試みるも失敗し寒さに消耗したため左岸を高捲いた。Co510二股を左に行くと10mの滝。右岸を行く。その先にCo520二股があった。地図上わかりづらい。あとは北コルまで。軽く藪を漕いで下りの沢に降りる。下りの沢は上部からCo500付近まで雪渓が断続的に出てくる。雪渓と雪渓の間で途中段差横の草付を捲いているときに掴んでいた笹が抜けMが2m落ちた。雪渓は全て上を行ったがいくつか微妙なものがあり一ヵ所Mが雪渓を踏み抜いた。あとは林道を歩いて国道まで。帰り神恵内村に唯一あるコンビニOKADAの親切な店主にパンをもらい村長に車デポ地まで送っていただき炊き込みご飯とオロナミンCをもらった。神恵内村はいい村である。
<パーティ>
2年班沢メイン準山一回目。雪渓対処できた。函の通過できた。泳ぎできた。
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【年月日】2009年6月4-6日(3−0)
【メンバー】L田中(3 AL平塚(6 M岡戸 木城 斉藤(1
【時間とルート】
6月4日 ・631(6:40)−二の沢出合(8:00)−Co1050(10:20)−額平山(14:00−14:10)−C1(14:15) 曇り時々雨。ゲートの鍵を入手し・631から入山。取水口まで林道。その先は全て左岸を行く。Co800付近の巻きはFixロープがあって問題なし。二の沢出合からも地図と違って左岸に道があり左岸を行く。途中靴脱ぎ渡渉2回。Co1000から雪渓がでてくる。安定していたのでCo1050付近にある滝の手前まで雪渓の上を行き、そこから左岸尾根上の夏道にのる。途中夏道が雪の下に隠れたため、Co1100からピッケルを出し滑落停止練習を行った後、木の生えた急な雪の斜面を登る。Mの一人が2回軽く滑落し1回目は木に掴まり止まり、2回目はALがMを止めたが反動でALが5メートルほど滑落した。額平山付近で夏道をはずし軽くハイ松をこいでピークへ。ピークから少し東に行ったところにハイ松に囲まれたいいテン場を見つけC1。
6月5日 C1(5:10)−北戸蔦別(5:30)−戸蔦別(6:20−35)−幌尻(8:10−40)−戸蔦別(10:00−10:15)−北戸蔦別(11:15)−C1(11:30)=C2 小雨。北戸蔦別にて幌尻の肩の急斜に雪がないように見えたので視界ないが行くことにする。この先全て夏道出ていた。幌尻の肩に上がるところ急だが夏道出ていて問題なし。ガスガスで熊にびびり笛を鳴らして行く。あとはピークまで。展望ゼロで非常に残念。風で寒い幌尻を早々と後にし、少し降りてから休んだ。帰り道シマリスを何度か見る。
6月6日 C2(6:30)−二の沢出合(11:50)−・631(12:50−13:30)−ゲート(15:00) 曇り時々雨。これから明日にかけて雨風強まるという。視界出そうになく雨で渡渉も心配なので下山することにする。額平山の急な尾根はEPで下る。ところどころバックステップ。出合までは行きと同じ場所で靴脱ぎ渡渉2回。後はゲートまで。ゲートにて休んでいると札幌方面へ帰るというご夫婦と子供さんの乗る車がやってきてご厚意により札幌まで乗せてくださった。
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【年月日】2009年5月2−5日(4−0)
4人の新入部員が参加した今年の春合宿は増毛で行いました。
集合写真は暑寒別岳ピークにて、左から岡戸(1,三木(OB,小泉(OB,木城(1,斉藤(1,井ノ上(1,小池(3,井村(2,田中(3,吉本(4,撮影は鹿島(2
5/2 ベース移動日L田中(3 AL小池(3 M井村 鹿島(2 井ノ上 岡戸 木城 斉藤(1 G小泉(OB 三木(OB 吉本(4
暑寒荘から入山。真東に磁石をきり台地上のBCまで。途中Mのシールハズレなどあったが問題なくいけた。
5/3 1年班・・スキー練習Co720まで2年班とともに行動、co720付近から伸びる支尾根にてスキー練習。
2年班・・・悪天行動 暑寒別岳At.L田中(3 AL小池(3 M井村 鹿島(2
<時間とルート>
Co720(7:10)−暑寒別岳ピーク(10:35−45)−BC(12:30)
Co720まで1年班として行動。Co800付近から時折気になる風。・1075付近にて視界50以下となる。・1075東の尾根分岐に止めデポ4、その後も視界30前後。Co1100、に滝見台、Co1220 に屏風岩の看板が出ていて目印になる。Co1400 付近に台地があり、ここをCo1460 尾根分岐と間違え一時デポ旗を打つもすぐに気づきぬきに戻る。Co1460 から夏道が見えていたためデポ旗を打たなかった。ここからピークまでツボで往復。帰りはCo1240 付近から晴れて視界でたためその先のポコは全てネグった。あとはBCまで。
5/4 1年班 暑寒別岳アタックL小池(3 AL田中(3 M井村 鹿島(2 井ノ上 岡戸 木城 斉藤(1 小泉 三木(OB 吉本(4
<時間とルート>
BC(5:10)-・1075(7:30)−ピーク(9:15−35)−BC(12:50)
天気は晴れ。視界∞。風はCo720から気にならない風であり時折突風が吹く。Co1260 でシーデポしてツボで登る。ピークでパー食の缶詰を食べて下ることにする。シーデポ地点からはシールをはずしてスキー。スキーが苦手な新入生もいたが時間読みどおりBCにつけた。この日で小泉先生は下山。
5/5 下山BCから暑寒荘までスキーで下る。
※1年班でアタックできるめぼしい山が暑寒別岳しかない、登攀できる場所がないなど、山のボリュームとしては少々かけるところがありますが、BCまでのアプローチが短く、スキーをメインとした春合宿地として暑寒別岳北尾根はなかなかよい場所でした。
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【年月日】2009年3月22〜28日(6-1)
【メンバー】L田中宏(3 AL田中省 小池(2
コイカク岩稜と23
[ルート]
1日目:ダム(09:45)登山口(11:00)コイカク夏道尾根末端(14:00)=C1 晴のち雨 ピョウタンの滝のゲートが開いていたので、ダム手前まで車で入る。そこから、コイカクヒュッテまで黙々と歩く。コイカクシュ札内沢からスノーシューに履きかえ、夏尾根末端まで。途中、転石渡渉数回と砂防ダム、函のまきがある。尾根末端でC1。ラッセルはくるぶし。
2日目:C1(05:45)Co1620(12:00)=C2 雨のち雪 夏尾根を行く。レインクラストしている個所があった。Co1305には広い天場がある。途中から風が強くなり、視界も悪くなり始めたので、Co1550付近でEPにかえて空身で偵察をしに行く。途中の岩には昨日の雨のため氷がついており、アイゼンもピッケルの刃もよくきまらない。Co1620付近に冬テンが張れそうな場所があったので、荷物を取りに戻り、その場所にブロックを積んでC2とする。
3日目:雪 C2(09:00)−コイカク(10:00)ーCo1670(10:30)=Ω3 アタック装備でコイカクまで行く。稜上は時折気になる風であった。夏尾根上Co1670の吹き溜まりでイグルーを作成しΩ3とする。ブロックを2重に積んで、中も広い快適なイグルー。
4日目:Ω3(06:00)−23(10:00-10:30)−Ω3(13:30)=Ω4 晴、微風 イグルーから出ると外には日高の山々が威風堂々とそびえている。そそくさと準備をし、23Atに出かける。
コイカク岩稜は岩の基部をまいたりして対処する。やはり、先日の雨のため岩には氷がついており、いやらしかった。稜上のセッピは十勝側に50cm〜1mほど出ていた。
朝焼けの23
23より39を望む
ピラトコミJP先の最低コル手前に急斜があり、上からではセッピの判断もつかなかったため日高側をブッシュ沿いにまく。23手前から先日の雨のためかレインクラスとしており、アイゼン、ピッケルの刃がきまらないほど固かった。滑落停止は効きそうにないので慎重に行く。
23ピークではAL田中から出たゼンザイを食いながら北にカムエク、南に39峰を望む。名無し沢に向かいカメラーデンリートを捧げ、ピークを後にする。
ピラトコミJP先のセッピ。帰りは直登
ピーク下は雪が固くアイゼンがきまりにくいためBSで下る。行きにまいた場所は1人づつ稜上を行くことにする。その場所は十勝側に1〜2m程セッピが出ていた。
コイカク岩稜
途中から風向きが変わり十勝側から吹く。行きは十勝側に出ていたセッピが帰りには日高側にできてるというところもあった。あとは来た道を帰り、イグルーに戻りアタック祭りをする。
5日目:Ω4=Ω5雪のち晴 朝イグルーから出るも雪で視界が悪いため停滞とする。午後になったらなぜか晴れてた。
ヤオロ~39
6日目: 雪。様子見でイグルーの外に出ると風も気にならない程度で視界もあったのでLとAL2人でヤオロまで偵察にと準備をする。が、急に風が強くなり視界もなくなったため偵察をあきらめる。天気が良くなってきたのでAL小池が外に様子を見に行くと吹雪く。シュラフに戻ると天気がまた回復する。12時のラジオで低気圧が明日も北海道に付近に残ると予報されたので、パーテイ内で、ここ数日の大雪でコイカクシュサツナイ沢のラッセルがごくくなり下山に2日かかるのではないかということ、同じくレインクラストとここ数日の大雪で39の状態がわるそうということなどから、39を諦め今日中に下山することにする。Co1550の岩や途中の急な所はBSを交えながら下る。二股のC1した場所でC6とする。
7日目:晴れ 下は晴れていた様でラッセルなし。コイカク沢を行き、長いトンネルを歩き車の場所まで。知床のときは閉まっていたはげてんが、今日はやっていることを祈りつつ一同帯広へ。
≪パーティ≫39敗退。天気が悪かった。
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【年月日】2009年3月8−15日(5−3)
【メンバー】L田中宏(3 AL小池 田中 野沢(2 M井村 鹿島(1
羅臼岳ピーク
3/8 オシンコシンの滝(5:40)遠音別西尾根Co750(13:30)=C1晴。オシンコシンの滝からチャラツセナイ川左岸にとりつく。・342を経由して・433まで行き、そこから磁石を遠音別西尾根の湖に切って進む。ほとんどクラストしていてシールがきかない。・433付近は単根が密生していてダルい。遠音別岳西尾根Co 750の樹林限界でC1 。M のキムチがザック内で爆発していた。
遠音別ののぼり
3/9 C1(5:30)―遠音別岳(7:30)−知西別岳(12:10)−愛山荘(16:30)=小屋2晴。視界無限大。のっこしの日。西尾根も硬く、Co960でEPシーズリ。尾根をつめてピークまで。
遠音別より北方領土を望む
遠別岳からは北東のポコ、・1184をねぐって知西別岳へ向かう。
知床のマッターホルン遠音別岳
遠音別の北は細いわけではないが東側が切れていた。・1184のトラバースは急。
羅臼をバックに
知西別より南を望む
知西別手前は東が切れていて小さい雪庇のようなものが出来ていた。稜上を知西別岳まで。ピークからは北へ進み、Co950付近でシーズリ解除。天頂山手前の沼を経由して天頂山北の台地を通って愛山荘まで。この日は概ねクラスト時々もぐる。羅臼湖周辺は湖南西側にカンバがはえていたが全天で泊まれるという感じではなかった。小屋でのっこし祭りを行う。
3/10小屋2=小屋3晴、風強い。南岸低気圧が接近しており次の日羅臼アタックが厳しそうなのでStayとする。木に登って蒔集めをしていたMが、愛山荘に来た登山客に熊と間違えられる。
3/11小屋3=小屋4雪、風強し。南岸が太平洋を通る。羅臼はガスっている。次の日も冬型になって天気が悪そうなのでStay。
3/12愛山荘(6:00)―岩峰(8:30−10:20)−愛山荘(11:10)=小屋5雪、風強し。天場を極楽平まで上げることにする。愛山荘東のSBで赤イ川を渡り岩峰まで行くが、岩峰の下は急で木はパヤパヤでトラバースが怖い。岩峰上も視界ないので岩峰付近で天気待ちをする。9時天をとるがこの日移動するのは厳しそうであり、のっこしの明後日も天気が悪そうで、明日愛山荘から羅臼アタック可能であると考え、小屋に戻ることにする。。
知床の形のいい山「三ツ峰」
3/13愛山荘(5:30)―羅臼平(9:10−30)−(10:10−10:20)羅臼岳(10:40−11:00)羅臼平−愛山荘(13:00)=小屋6晴れ。小屋からアタックを試みる。天気的に正午までもちそうなので引き返し時間を設けていく。前日と同じルートを岩峰まで、岩峰上を東のコルを通ってトラバース気味に行く。この付近が局地的に風が強かった。流氷スロープ手前の沢型のCo1450付近でシーデポ、Eストック。コンタ尾根上を羅臼平まで行く。極楽平を振り返ると全天で泊まるのは厳しそうであった。羅臼平付近は風が全くなかった。風向きによるのだろうか。ピッケルに換えて天気も良いので空身で羅臼岳アタックする。
羅臼ののぼり
全体的に急だが途中広いところがあるので高度感はそれほどない。急斜を登ってピークまで。
羅臼より南を望む
ピークの下りは所々バックステップした。後は来た道を小屋まで。
3/14小屋6=小屋7みぞれ後雨。日本海低気圧が北海道に来る。残り3日で、明日、あさって一日持つ天気は厳しそうであるためのっこしを諦めて次の日エスケープすることにする。夜は一時快晴で視界3億光年。地の果てにて満天の星空を見る。
3/15愛山荘(6:00)−ウトロ(8:00)雪風強し。レインクラストの道路をスキーで下っていくと除雪車が来た。車も次々に通り萎えつつ下山。
<パーティ>一年班春メイン敗退。。停滞日をもっと持っていくべきだったが南岸と日本海が来たので運が悪かった。
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【年月日】2008年12月27日ー1月4日(9−0)
【メンバー】L勝亦(6 AL馬場(HUSV8→後藤(HUWV6 M井村 鹿島(1
写真はトウヤウスベ山。
<時間とルート>
12/27 北電ダム先除雪終点(12:15)−ポン十勝川左岸Co900=C1(15:20) 晴れ。山の方はガス。風。林道を行き、ポン十勝川左岸Co900でC1。
12/28 C1(7:45)−シイ十勝川(11:05)−下ホロ北コル=C2(14:05) 吹雪一時晴れ。ポン十勝川は林道で渡る。そこから次の林道渡渉点まで磁石を切って進むが、樹林が疎らなハイマツ帯であった。上ホロカ川の右、左股は林道で。積雪量、悪天候、先ほどの樹林の様子などから、ここから先も林道付近を行くことにする。・863付近から林道ショートカットしようとし、一つ目の沢はスノーブリッジで渡ったが、二つ目が渡れず林道へ戻る。シイ十勝川を渡って程なく林道を離れ登り、下ホロ北コル付近でC2。
下ホロをバックに
12/29 C2(10:55)−下ホロカメットク山(13:30)−C2=C3(14:30)曇りのち晴れ。風。Co1400付近でシーデポ。天気は回復傾向とのことだが、未だ気になる風。Mの様子を見ながら行くことにする。ハイマツやブッシュで歩きにくい。Co1560でツェルトをかぶって小休止。頂上付近は振られる風程度だった。シーデポ地点からはシールで下る。
Mのすべり
12/30 C3(8:15)−一の沢(9:00)−シーソラプチ川Co1050付近=C4(11:30-12:30)−C4(14:10)雪。テン場からスキーで。シーソラプチ川手前からシール。シーソラプチ川左岸Co1050付近にC4を設営し、北東斜面樹林内でスキー。
原始が原へ
12/31 C4(7:15)−C4(11:40-12:30)−六の沢Co1220付近=C5(15:30) 雪のち吹雪。Hスロープを滑りに行く。樹林限界付近から滑るが、不安定な弱層があったので注意した。テン場に戻り、F尾根末端を目指すがひどいラッセルのため届かず、C5。C4の位置を誤って認識していたため一時現在地把握に戸惑ったがうまく修正できた。
1/1 C5(7:20)−F尾根末端=C6(8:10) 雪。F尾根末端にC5設営後、AL交代。Lは三の沢の湿原付近まで送り迎え。Mは休養。
トウヤヘ
1/2 C6(7:35)−・1083付近=C7(8:45-9:10)−トウヤウスベ山(10:30)−大麓山(11:15)−トウヤウスベ山(12:00)−C7(13:30)晴れ。湿原をつないで・1083の西側にC6とする。富良野岳方面は相変わらずの天気だが、こちらは晴れている。そこからトウヤ、大麓を往復。ところどころクラストしていたが、EPは使用せず。
1/3 C7(7:45)−二の沢左岸Co1070=C8(9:45-10:45)−前富良野岳(12:35)−C8(14:15)晴れ時々雪。Mに地図読みや磁石の切り方を教え、前を歩かせた。湿原をつないでC8まで。二の沢の左岸尾根を登り、樹林限界やや上でシーデポ。そこからEPで前富良野岳を往復。
1/4 C8(9:15)−ベベルイ零号線(11:15)晴れ時々雪。夏道まで滑り降り、夏道と林道をベベルイ零号線まで。
<パーティ>
Ls:C4の位置を誤認識した。AL交代時、合流が遅くなった。
M:体力十分。
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