医療
(文責:石川)
今回の山行が普段の山行と異なる点として、が挙げられる。中でも高所障害については、メンバー全員が未体験であり、OBの方々にご教授いただいたり、北海道海外登山研究会に参加したりしてその理解を深めた。
- 高所であること
- 長期であること
- 外国であること
また、携行医薬品については普段より多少多めにもっていき、特別にダイアモックスなども付け加えていった。しかし、基本方針として、医薬品はなるべく使わないようにすることとした。
BC(4260m)に医師が常駐していることが分かっていたので、そのことも考慮に入れた。
総括
まず高度障害について。メンバー全員が4000mを越えたあたりから頭痛と息苦しさを感じ始めた。このうち1名が、BC(4260m)において軽度の高山病(肺水腫)にかかってしまった。医師の指示通り高度を3300mまで下げ、再び高所順応をやり直した結果、症状は改善された。(この時、医師の指示によりダイアモックスは使用しなかった。)原因は、風邪をひいたことによるものではないかと思われる。また、高所順応にもう少し日数をかけるべきであったのかもしれない。
次に医薬品について。各自でビタミン剤などの栄養補助食品を持っていって使ったりはしたが、パーティーで持って行った医薬品は結局一つも使わなかった。
特に支障は無かったのだが、乾燥によって鼻血が止まらない者がいた。白夜対策にアイマスクを持っていって正解だった。
医薬品リスト
種類 品名 数量 鎮痛解熱剤 カンファタニン 1日3回14日分 バファリン 1日3回14日分 坐薬インダシン50 1日3回14日分 総合感冒薬 トーワチーク 1日3回14日分 鎮咳剤 ナルコチン 1日3回14日分 ペニシリン系抗生剤 アモキシシリン 1日3回14日分 抗生剤 トーワキサン 1日3回14日分 止痢剤 ロペミック 1日3回14日分 整腸剤 コレポリーR 1日3回14日分 外用薬 湿布 14日分 アルメS軟膏 14日分 吐気止め 坐薬ナウゼリン30 14日分 目薬 エコシリン点眼液 1 化膿止め 軟膏ゲンタシン 14日分 抗真菌剤 軟膏マイロゾール 14日分 利尿剤 ダイアモックス 14日分
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