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第15回北大山岳館講演会



「厳冬期 日高山脈直登沢を登る」

日高直登沢冬季初遡高(コイカク北面)
2024 年 2 月 15 日 (木) 18:30-20:30

■講演要旨


 1939年(昭和14年)冬季未踏のペテガリ岳山頂を目指した北大山岳部のコイボクシュサツナイ(コイカクシュサツナイ)沢での雪崩遭難は、それまでの沢を利用した冬季登山の形態に強い影響を与えました。更に1965年の十の沢の遭難はこの登山形態から遠ざけたと考えています。その結果、冬季の日高直登沢遡行というアイデアは技術的な困難さとリスクがあいまって、山岳部では未知の領域として残りました。
 今回の講演では、2022年12月にその未知の領域に新しい技術とスタイルで、登山パートナーである旭川山岳会の宇野吉彦さんと共に初挑戦し、貫徹された記録を当会(北大山の会)会員の成田 啓さんに紹介していただくことにしました。この山行はエポックメーキングなものであり、雑誌Rock and Snow (旧 岩と雪)でも,厳選=25年、歴史に残るべき記録”として紹介されていま す。 本講演会では昨年12月の中部日高1807峰東面直東沢冬季初遡行についても、同会員と一緒に登攀された竹中源弥会員にも加わっていただきお話を伺うことにしました。
 現在のそしてこれからの大学山岳部の登山の方向性のひとつの可能性として興味を持っていただき、みなさんと意見を交わす機会になればと考えています。

講演者紹介

  • 成田 啓
    1998年東京都生まれ
    2015年北大山岳部入部
  • 竹中 源弥
    1996年山梨県生まれ
    2017年北大山岳部入部

■会場・問い合わせ先等

  • 会場:北大山岳館 札幌市北区北18条西13丁目(北大構内北西隅、北大恵迪寮東側)
  • 定員60名(予約無し,無料)
  • 問合せ先:北大山岳館運営委員会 E-mail : sangakukan@aach.ees.hokudai.ac.jp
 
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