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北大山岳館講演会


北大山岳館講演会について

第1回2010/5/15南極観測を支えたスピリット
activity/lecture/1st.html 第1回2010/5/15南極観測を支えたスピリット 第1回北大山岳館講演会 PDF(4.2Mb) 南極観測を支えたスピリット    探検から研究へ 北大山岳館でそのルーツに出会う 日本南極観測事業における北大の活躍を踏まえつつ,観測隊の研究活動とその成果を広く紹介すると共に,南極での生活を語り,なぜ国家事業として南極観測がなされているか理解に導く.講演会後,懇親会を開く. GCOEによる当日の様子は【こちら】でご覧いただけます. 当日の写真はアーカイブスサイトに掲載しています. 【講演集冊子PDF(107MB)】 概要 開催時期:2010年5月15日(土)13:30〜16:30 開催場所:北大山岳館(札幌市北区北18条西13丁目,北大恵迪寮の東側) 講演会の対象者:山や探検に興味を持つ一般市民や学生 参加費無料・定員80名程度(これ以上は会場に入れない場合もあります) 講演内容 南極観測の50年と北大山岳部    渡辺興亜(国立極地研究所元所長) 南極から見る地球環境の今 −南極氷床変動史を語る−    澤柿教伸(北大地球環境・34次47次越冬隊員) 最新南極事情 −南極で1年を過ごして−    樋口和生(50次越冬隊員) 懇親会:講演会後ツル(S1W4)で実施 主催共済団体等 主催:  北大山岳館 共催:  日本雪氷学会北海道支部  北海道大学グローバルCOEプログラム「統合フィールド環境科学の教育研究拠点形成」環境教育研究交流推進室  南極OB会北海道支部  NPO法人 雪氷ネットワーク 後援:  北海道大学総合博物館  日本山岳会北海道支部
第2回2010/11/山岳気象と遭難
activity/lecture/2nd.html 第2回2010/11/山岳気象と遭難 第2回北大山岳館講演会 山岳気象と遭難 事例の検証から実践へ 2010年11月20日(土) 午後13:30〜16:30 講演集冊子PDF(57.6MB) 山岳遭難の多くは気象が大きな要素になっている。 登山に限らず、正確な気象に関する知識と対処方法は野外活動の基本であることは言うまでもない。この講演会では、山岳気象の基礎から最近の知見までを紹介するとともに、様々な遭難事例から事故の原因を検証し、実践への提案を行う。 ■講演会概要 中村一樹(北海道大学 大学院地球環境科学研究院 グローバルCOEプログラム 環境教育研究交流推進室 GCOE上級コーディネーター、気象予報士、日本雪氷学会会員) 「北海道の山岳気象と遭難 −平地と山岳の気象の違いと最新気象情報の活用−」 安間 荘(法地学研究所代表、静岡県環境資源協会副会長、北大山の会会員、日本山岳会会員)  「富士山における大量遭難の実態 −特異な雪氷現象と遭難の社会的背景−」 特別講演:高澤光雄(登山史研究家、札幌山の会会員、日本山岳会会員)  「北海道の登山に貢献した日本山岳会の先輩達」 ■会場・問い合わせ先等 会場:北大山岳館 札幌市北区北18条西13丁目(北大構内北西隅、北大恵迪寮東側) 定員50名(先着順、参加無料) 問合せ先:北大山岳館運営委員会 電話011-716-2111(内線5138)・携帯090-6870-5120 url:http://aach.ees.hokudai.ac.jp/sangakukan/ E-mail:sangakukan@aach.ees.hokudai.ac.jp ■主催・共催等 主催:北海道大学山岳館、 共催:日本雪氷学会北海道支部、NPO法人雪氷ネットワーク、 北大大学院地球環境科学研究院 グローバルCOEプログラム 環境教育研究交流推進室 後援:北海道大学総合博物館 ■講演会案内ファイル 講演会案内 講演要旨
ポカラ国際山岳博物館館長夜話
activity/lecture/fushimi.html ポカラ国際山岳博物館館長夜話 ポカラ国際山岳博物館館長夜話 本年の春まで安藤久男会員のあとを引き継いで、ネパールの「ポカラ国際山岳博物館」館長をされておりました、伏見碩二会員から、来札の都合があり9月24日夜にネパールの事を札幌の会員諸氏にお話ししたいという申し出がありました。 つきましては、東京支部のやっている「クラブ山の四季」方式の集まりを札幌でも試行してみることにいたしました。今回は会員だけではなく、会員の知人や家族も対象といたしますのでこの機会にぜひお誘いの上ご参加してください。 ポカラ国際山岳博物館:初代・2代目館長夜話 講師:伏見碩二・安藤久男(応援講師)  期日:9月24日(金) 18:30〜 場所:北大山岳館 会費:1人1,000円(現役・院生はタダ)  (ビール、ワイン、ウーロン茶、パン)   もっと飲みたい人・他のものを食べたい人は持ち込み自由 ※会員の友人、ご家族等がいらしゃることを歓迎いたします。 申し込み方法・お問い合わせ 飲み物等の用意がありますので、出席者はお手数ですが 総務理事 高橋一穂に前日までメールまたは電話等でご連絡願います。 hiyayako at mvh.biglobe.ne.jp
第3回2011/06/ヒマラヤの上昇
activity/lecture/3rd.html 第3回2011/06/ヒマラヤの上昇 第3回北大山岳館講演会 ヒマラヤの上昇 2011年6月25日(土) 13:30〜16:00  なぜヒマラヤを研究するか? ヒマラヤは周知のようにインド大陸とユーラシア大陸が衝突した結果できた。衝突とその後の断層運動により、通常の大陸地殻の2倍の厚さを持つ地球で最も厚い大陸地殻が出来上がり、世界最高の山脈を形成した。この高さは地球の大気の運動に大きな影響を与えている。したがって、ヒマラヤを研究することは、我々の生活を左右しているアジアモンスーンがいつ頃からいかにして形成されたのかを理解する鍵ともなる。  講演でははじめに、チベット・ヒマラヤ形成の素因である、超大陸(パンゲア大陸)のローラシアとゴンドワナ大陸への分裂、両者の間で東に広がって存在したテチス海、約1億年前から始まるゴンドワナ大陸の一部であったインド大陸の北上と約5,000万年前のユーラシア大陸への衝突過程を紹介する。  チベット・ヒマラヤ地域と一括総称するが、地質学的には成因はかなり異なる。チベット高原は、インドプレートの沈み込みによるマグマ活動の結果であり、一方、ヒマラヤは両大陸の衝突後に、さらに北上するインド大陸の深部に形成された東西に延びる大規模な断層群が原因になっている。それらの断層(衝上断層)は北側の岩石が南の岩石に押し上がる動きをもち、断層運動は時代とともに北から南に移動した。そのため、断層に境される厚い岩層が刺身状(あるいは瓦状、ドミノ構造状)に重なって、厚い地殻が出来、山脈上昇の一因となった。 【講演集冊子(4.7MB)】 ■講演会概要 昨年から始めました山岳館主催の講演会を開催致します。3回目の講演会となる今回は、木崎甲子郎先輩に「ヒマラヤの上昇」についてご講演頂くことと致しました。素人にも分かりやすく、たっぷりと語ってもらおうと考え、時間を充分に取りました。皆さんの知的好奇心を適度に刺激し、ややアカデミックな雰囲気に浸ってご満足頂けると期待しています。どうぞ、ご家族・友人・知人などお誘い合わせの上、万障繰り合わせてご参加下さいますよう、ご案内致します。 ■講師紹介 木崎甲子郎(きざき・こうしろう) 1924年大分市生まれ、1951年北海道大学理学部地質学鉱物学科卒業。在学中は北大山岳部に所属。北大理学部助手、助教授を経て、1968年メルボルン大学気象学教室研究員、1972年琉球大学理学部海洋学科教授、1990年定年退職。1993年ネパールトリブバン大学地質学教室客員教授(JICA専門家)、琉球大學名誉教授、理学博士 調査歴:1959年以来南極調査5回、1971年チリ−パタゴニア調査、1975年以来ネパール調査8回、1999年と2000年チベット調査、2005年タクラマカン砂漠周辺調査。 主な受賞歴:日本地質学会奨励賞 1955年、沖縄タイムス出版文化賞 1980年、沖縄タイムス伊波普猷賞 1985年 主な著作:「南極大陸の歴史を探る」(岩波新書)、「氷点下の一年」(朝日新聞社)、「氷河と岩と森の国 パタゴニア調査隊の記録」(共著 北大パタゴニア計画委員会)、「幻の内陸海―オーストラリア探検史話―」(山と渓谷社)、「南極航海記」(築地書館)、「琉球弧の地質誌」(沖縄タイムス)、「上昇するヒマラヤ」(編著 築地書館)、「ヒマラヤはどこから来たか:貝と岩が語る造山運動」(中公新書)など ■会場・問い合わせ先等 会場:北大山岳館 札幌市北区北18条西13丁目(北大構内北西隅、北大恵迪寮東側) 定員50名(先着順、参加無料) 問合せ先:北大山岳館運営委員会 電話011-716-2111(内線5138)・携帯090-6870-5120 url:http://aach.ees.hokudai.ac.jp/sangakukan/ E-mail:sangakukan@aach.ees.hokudai.ac.jp
北方諸島のオットセイ、トドの生態と保全
activity/lecture/wada.html 北方諸島のオットセイ、トドの生態と保全 サハリン・チュレニイ島、コマンドルスキー諸島、千島列島の オットセイ、トドの生態と保全 山の会主催山岳館夜話第2回として下記の要領で講演会を行うことといたしました。 今回は会員だけではなく、会員の知人や家族も対象といたしますのでこの機会にぜひお誘いの上ご参加してください。 サハリン・チュレニイ島、コマンドルスキー諸島、千島列島のオットセイ、トドの生態と保全 講師:和田一雄会員(1952年入部) 期日:10月13日(木) 19:00〜 場所:北大山岳館 会費:1人500円(現役・院生はタダ)  (ビール、ワイン、ウーロン茶、パン)   もっと飲みたい人・他のものを食べたい人は持ち込み自由 ※会員の友人、ご家族等がいらしゃることを歓迎いたします。 申し込み方法・お問い合わせ 飲み物等の用意がありますので、出席者はお手数ですが 総務理事 高橋一穂に前日までメールまたは電話等でご連絡願います。 hiyayako at mvh.biglobe.ne.jp
第4回2011/11/北海道の高山植物相の位置づけ
activity/lecture/4th.html 第4回2011/11/北海道の高山植物相の位置づけ 第4回北大山岳館講演会 北海道の高山植物相の位置づけ-特にアポイ岳を中心として- 2011年11月11日(金) 14:00〜16:00  地球生態系にあって、太平洋に面する東アジアの島嶼は、世界のなかで唯一湿潤気候に属し、熱帯から亜寒帯にかけて熱帯降雨林・亜熱帯照葉樹林・暖温帯照葉樹林・冷温帯落葉樹林・冷温帯針広混交林・亜寒帯落葉樹林が成立する。日高山脈は亜寒帯落葉樹林の山岳型としてとらえられる。この特性は西欧の研究者から認識されていない。北海道の高山植物相は湿潤気候下に成立するフロラの特徴をもち、興味深いことに大雪山彙は北アジア太平洋要素、日高夕張山系は欧亜要素に特徴があり、日高と大雪の高山植物フロラは森林帯の特徴と逆の現象が見られる。この要因について判りやすく解説する。そして地球温暖化によるアポイ岳50年間の高山植物相の衰退とその対策について紹介する。 ■講演会概要 昨年から始めました山岳館主催の講演会を開催致します。どうぞ、ご家族・友人・知人などお誘い合わせの上、万障繰り合わせてご参加下さいますよう、ご案内致します。 ■講師紹介 渡邊 定元(わたなべ さだもと) ○ 昭和9年(1934)生 静岡県出身 ○ 学 歴:北海道大学農学部卒 農学博士(東京大学)       昭和27年北大山岳部入部、北大山の会会員 ○ 専 門:植物地理学、生態系管理学、森林生態学、樹木学 ○ 職 歴:1985年 東京大学農学部 教授       1995年 三重大学生物資源学部 教授       1998年 立正大学地球環境科学部 教授       2000年 立正大学環境科学研究所長       2006年 森林環境研究所 総括研究員 (現職) ○主な社会的活動:国連食糧農業機関.FAO Consultant          日本学術振興会生物-電子工学インターフェースに関する研究開発専門委員          林野庁熱帯林問題に関する懇談会専門部会長          環境庁環境影響評価制度総合研究会技術専門部会委員          静岡県富士山100年プロジェクト3776構想研究会会長          NPO法人富士山自然の森づくり理事長 ○主な著書・編書:「自然保護ハンドブック」共著,東大出版,昭和58年          「地球環境工学ハンドブック」共著,オーム社,平成3年          「樹木社会学」東大出版,平成6年 日本林学会賞受賞          「自然林の復元」編著,文一総合出版,平成6年          「森とつきあう」岩波書店,平成9年          「富士山自然の森づくり」、日本森林技術協会、平成18年          「主張する森林施業論」、J−FIC社、平成19年          「森の芽生えの生態学」共著、文一総合出版、平成20年          「富士:信仰と芸術の源」共著、小学館、平成21年          「日本樹木誌」共著、J-FIC社、平成21年 ■会場・問い合わせ先等 会場:北大山岳館 札幌市北区北18条西13丁目(北大構内北西隅、北大恵迪寮東側) 定員50名(先着順、参加無料) 問合せ先:北大山岳館運営委員会 電話011-716-2111(内線5138)・携帯090-6870-5120 url:http://aach.ees.hokudai.ac.jp/sangakukan/ E-mail:sangakukan@aach.ees.hokudai.ac.jp
第5回2012/10/13北極海・ベーリング海底から地球の気候変動を読み解く
activity/lecture/5th.html 第5回2012/10/13北極海・ベーリング海底から地球の気候変動を読み解く 第5回北大山岳館講演会 北極海・ベーリング海底から 地球の気候変動を読み解く 2012年10月13日(土) 14:00〜16:00  最近、宇宙航空研究開発機構は、北極海の氷の面積が観測史上最小になったことが確認されたと発表しました。この背景には地球温暖化が影響しているとみられます。これまでも、カナダ北部の北極圏に住むイヌイットの生活が激変していて、薄い氷が割れて海で命を落とす猟民、雪不足でイグルーが作れない、いるはずがないイルカが目撃されるなどの報告があります。  また、地球温暖化の犠牲者として映像に登場するホッキョクグマは、国際自然保護連合がレッドリストに載せており、絶滅に瀕しているといわれています。他方、北極海の海氷の範囲が縮小し氷結する期間が減っていることから、北極海航路や北西航路など、物流や地政学の面で注目されています。  これらはすべて、地球温暖化の影響だと研究者らが指摘しています。多くの研究者は、地球温暖化の原因について人間活動による温室効果ガスを挙げています。しかし、地球はこれまでも低温期と高温期を周期的に繰り返していることから、温室効果ガスは関係ないとの意見もあります。  気候は必ず変化し、しかも激しく変動することが、これまでの地球科学の研究で明らかにされています。私たちは変化する気候に追いつかれないうちに知恵を出し合い、対応策を考えていかなければなりません。  今回の講演会は、北星学園大学の高橋孝三教授をお招きしました。高橋教授には、氏がチーフ研究者として参画した統合国際深海掘削計画(IODP)にもとづき実施された2004年の北極海掘削航海(Expedition302)、および2009年のベーリング海掘削航海(Expedition323)により採取されたボーリングコアの解析から明らかにされた、中生代白亜紀から現在までの約8千万年間の地球の気候変動の歴史について、豊富な映像を用いてお話していただきます。  壮大なスケールのアカデミックな物語に耳を傾け、地球の気候変動のこれからについて考えてみませんか。入場は無料です。 ■講師紹介 高橋 孝三(たかはし こうぞう) ○略歴 1972 北海道大学水産学部水産化学科卒業 1977 ワシントン大学理学部大学院修士課程修了 1981 マサチューセッツ工科大学/ウッズホール海洋研究所大学院博士課程修了、Ph.D.[理学博士] 1982-84 カリフォルニア大学サンディエゴ校スクリップス海洋研究所・助教授 1984-92 ウッズホール海洋研究所 助教授・准教授 1992-97 北海道東海大学・工学部・海洋開発工学科 教授 1997-2012 九州大学大学院理学研究院・地球惑星科学部門 教授 2012- 九州大学名誉教授 2012-現在 北星学園大学・社会福祉学部 教授 ○受賞 文部科学大臣表彰科学技術賞、研究部門「生物源沈降粒子フラックス変動と古海洋環境復元の研究」2009年4月 第3回海洋立国推進功労者表彰(内閣総理大臣賞)海洋に関する顕著な功績分野「海洋における気候変動研究」2010年7月 ■会場・問い合わせ先等 会場:北大山岳館 札幌市北区北18条西13丁目(北大構内北西隅、北大恵迪寮東側) 定員50名(先着順、参加無料) 問合せ先:北大山岳館運営委員会 電話011-716-2111(内線5131)・携帯090-6870-5120 url:http://aach.ees.hokudai.ac.jp/sangakukan/ E-mail:sangakukan@aach.ees.hokudai.ac.jp
第6回2013/10/12身近な山
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第7回2014/10/18キノコと森林の関わり
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第8回ネパール報告-「2015 年ネパール地震」を中心に
activity/lecture/8th.html 第8回ネパール報告-「2015 年ネパール地震」を中心に 第8回北大山岳館講演会 ネパール報告-「2015 年ネパール地震」を中心に- 2015年9月6日(日) 13:30~15:30 要旨 演者はカトマンズ大学に講義のため滞在中の 4 月 25 日に「2015 年ネパール地震」を体験した。大学が休校と なり、地震関連の現地調査を行い、6 月 10 日に帰国した。本講演では、ネパールの住民の自然認識についての 以下の 3 つの疑問について取り上げ、その具体的な課題解決は何かについて考察する。 2015 3~4月のカトマンズ雷雨・ランタン降雪の異常気象について 3月後半から4月にかけてカトマンズでは雷雨が続き、カトマンズ盆地のように砂や粘土の湖成堆積物で覆わ れているところやネパール山間部のように断層活動でできた粘土層地帯では土壌水分量が大きくなり、地表が地 震被害を大きくする軟弱地盤化に気づいていたか?また、ランタン地域では毎日降雪があり、放牧中のヤクがか なり死ぬ中で、「2015 年ネパール地震」が発生、雪崩がランタン村を襲い、174 名が犠牲になった。住民は異常 気象には気づいていたが、雪崩発生の可能性をどの程度認識していたのか? 1934年と 1833年の地震被害について 「2015 年ネパール地震」の81年前の1934年に発生した地震はよく語られるが、さらに101年前の1833年の地震はほとんど知られていない。前者の震源地は東ネパール、後者のそれは中央ネパールである。大きな地震は80年~100年毎に現れると言われているように、これらの地震被害の教訓がなぜ生かされなかったのか? 震度5程度で大災害になったことについて 4 月 25 日に発生した地震の震度は、1995年の神戸・淡路大震災時の大津で感じた 5 程度で、日本でならあまり被害が出ないと思われたが、ネパールでは死者8千、倒壊家屋50万戸以上などの被害が発生した。カトマンズ盆地内のみならず、広域的な視点から、トリスリバザール周辺のヌワコット地域やカトマンズ~ポカラ間のバス・ルート沿いの被害状況を現地調査した。なぜ震度5程度で大災害になったのか? ■講師紹介 伏見碩二(ふしみひろじ) 滋賀県立大学名誉教授・カトマンズ大学客員教授 (2015.03.08-06.05/2016.03.01-05.31) 1941年横浜生まれ。 1961年に北海道大学に入学し、1963~1965年に、北極海で漂流する氷島基地の海洋調査に1年半従事し、北大西洋のアイスランド近くまで漂流、その後1966年まで北極海調査のアルバイト資金で、ヨーロッパの自転車・西アジアのバックパック旅行を経て、中央ネパール地質氷河学術調査隊に現地で合流後帰国する地球一周旅行を3年かけて行った。 1970年にエベレスト・スキー隊に参加するとともに、1973年には学生によるヒマラヤ氷河の通年調査を開始した。 1976年に名古屋大学助手、1980年に青蔵高原科学討論会に参加し、ラサ~カトマンズ間を巡検した。 1982年からの滋賀県琵琶湖研究所総括研究員時に西コンロン氷河調査隊(1987年)に参加し、チベット高原をジープで一周した。 1995年滋賀県立大学教授、2007年退官し、2008~2010年にはJICAシニアー・ボランティアとしてネパールのポカラにある国際山岳博物館の学芸員を勤めた。 現在はこれまでの北極やヒマラヤなどの各氷河地域の調査資料をまとめ、データベース(参考資料)を作成するかたわら、カトマンズ大学で「ネパール・ヒマラヤの環境変化」のテーマで講義している。 受賞歴 秩父宮記念学術賞「ネパール・ヒマラヤの地質研究」団体受賞(1974年) 秩父宮記念学術賞「ヒマラヤ山脈の氷河研究」団体受賞(1981年) 日本雪氷学会学術賞「ネパール・ヒマラヤの氷河構造と氷河変動の研究」(1983年) 主な著作 ヒマラヤの自然史.1983,ヒマラヤ研究,山と渓谷社. 青海湖・マナサロワール湖・バイカル湖.1993,世界の湖,人文書院. ヒマラヤの氷河.1998,基礎雪氷学講座氷河,古今書院. 内陸アジア湖沼群への温暖化影響.2006,東アジアモンスーン域の湖沼と流域,名古屋大学出版会.琵琶湖の雪.2015,琵琶湖と環境,琵琶湖と環境編集委員会,サンライズ出版. 参考資料(データベース) 時系列ブログ http://hyougaosasoi.blogspot.jp テーマ別ウェブサイトhttp://glacierworld.weebly.com ヒマラヤなどの写真データベース(12万点以上 )http://picasaweb.google.com/fushimih5 カトマンズ大学の講義 http://environmentalchangesofthenepalhimalaya.weebly.com/ ■会場・問い合わせ先等 会場:北大山岳館 札幌市北区北18条西13丁目(北大構内北西隅、北大恵迪寮東側) 定員50名(先着順、参加無料) 問合せ先:北大山岳館運営委員会 電話011-716-2111(内線5131)・携帯090-6870-5120 Facebook: https://www.facebook.com/hokudaisangakukan E-mail:sangakukan@aach.ees.hokudai.ac.jp
第9回ホモ・ヤマルーデンスの科学論・大学論 ―山系クラブの副産物的存在意義―
activity/lecture/9th.html 第9回ホモ・ヤマルーデンスの科学論・大学論 ―山系クラブの副産物的存在意義― 第9回北大山岳館講演会 ホモ・ヤマルーデンスの科学論・大学論 ―山系クラブの副産物的存在意義―- 2016年10月15日(土) 13:30~15:30 要旨  小保方さんの研究不正事件によって、科学研究者や大学に対する市民の関心がかつて無いほどに高まったようである。実は、小保方さん事件と同様の事件は国内外を問わず決して少なくはない。また、科学者を名乗る人物がいわゆるニセ科学や科学的根拠不明の商品の広告塔として登場することも珍しくはない。こんなことが続くとやがて科学や科学のコミュニティや大学は信頼を失い、崩壊の危機を迎えるのではないか。しかし、大学における研究不正は、国内外の自動車メーカーや製薬会社の不正、さらにオリンピック選手のドーピング問題などと基本において何ら変わりはない。とすると、我々の社会そのものの中に危機的な部分があって、それが今まさに急速に顕在化しつつあるということなのではないか。  演者は清き国ぞとあこがれ、清き頂きを目指して津軽海峡を渡り、約6年間の山岳部生活で多くのことを学び、その後の40年間を大学で研究と教育に従事した。山登りと研究には極めて多くの類似点がある。この講演では山で遊びを覚えたホモ・ヤマルーデンス (注)の視点で、今日の科学や研究や大学や研究者や、さらには社会の問題をともに考えたい。5年前の地震と津波それに原発事故の際にも、科学者や専門家と呼ばれる人たちに対する市民の信頼は大きく損なわれた。二十一世紀の大学や教育や研究、そして研究者はいかにあるべきか。もちろん、唯一の正解などありはしないから、問題は我々がどのような道を選ぶのかということになる。この機会に参加者の皆さん、特に山系クラブの学生諸君と議論ができるなら大変うれしい。大学の山系クラブの存在には大きな副産物効果があると思うからである。(注:ホモ・ヤマルーデンスは演者の造語。J. Huizinga のホモ・ルーデンスHomo Ludensをもじったもので、ヤマは山のこと。) ■講師紹介 前田仁一郎北海道総合地質学研究センター理事長 1950年 富山県富山市に生まれる 1969年 北海道大学教養部理類入学 1974年 北海道大学理学部地質学鉱物学科卒業 1981年 北海道大学理学研究科地質学鉱物学専攻博士課程修了 (理学博士) 1983年〜2016年 北海道大学理学部・理学研究院にて研究と教育に従事 2016年 特定非営利活動法人 北海道総合地質学研究センターを設立し理事長に就任 北大山の会会員 専攻は地質学・地球科学、特に火成岩岩石学・テクトニクス。日高山脈の斑れい岩の成因、日高地殻断面を用いた大陸地殻の形成過程、北海道島周辺のテクトニクス、インド洋・大西洋・太平洋の中央海嶺での潜航・掘削、オマーンでの海洋地殻の形成過程などの調査・研究を院生・学生や多くの共同研究者とともに行ってきた。 主な著作 「北海道の地質と構造運動」地学団体研究会 1986 「日本の地質 I 北海道地方」共立出版 1990 「日本地質図大系北海道地方」朝倉書店 1996 「新版地学事典」平凡社 1996 「日高地殻−マントル系のマグマ活動」日本地質学会 1997 「日本地方地質誌北海道地方」朝倉書店 2010 「地球惑星科学入門」北海道大学出版会 2015 主な論文 Opening of the Kuril Basin deduced from the magmatic history of Central Hokkaido, North Japan, Tectonophysics, 1990; Chemical features of orthopyroxene in peraluminous igneous rocks, American Mineralogist, 1991; Interaction of a spreading ridge and an accretionary prism: Implications from MORB magmatism in the Hidaka magmatic zone, Hokkaido, Japan, Geology, 1996; A long in situ section of the lower ocean crust: Results of ODP Leg 176 drilling at the Southwest Indian Ridge, Earth and Planetary Science Letters, 2000; Evidence for high-Ca boninite magmatism from Paleogene primitive low-K tholeiite, Mukoojima, Hahajima Island group, southern Bonin (Ogasawara) forearc, Japan, Island Arc, 2004; Geochemical evidence in clinopyroxenes from gabbroic sequence for two distinct magmatisms in the Oman ophiolite, Earth and Planetary Science Letters, 2006; Ni-Fe alloy possibly associated with reduced magmatic fluids in lower-crustal gabbro, IODP Hole U1309D, Atlantis Massif, Mid-Atlantic Ridge, Journal of Mineralogical and Petrological Sciences, 2009; Drilling constraints on lithospheric accretion and evolution at Atlantis Massif, Mid-Atlantic Ridge 30°N, Journal of Geophysical Research, 2011; Primitive layered gabbros from fast-spreading lower oceanic crust, Nature, 2014 ■会場・問い合わせ先等 会場:北大山岳館 札幌市北区北18条西13丁目(北大構内北西隅、北大恵迪寮東側) 定員60名(予約無し,無料) 問合せ先:北大山岳館運営委員会 携帯090-6870-5120 Facebook: https://www.facebook.com/hokudaisangakukan E-mail:sangakukan@aach.ees.hokudai.ac.jp
第10回未だ存在しない将来世代のための「新しい山道」創り
activity/lecture/10th.html 第10回未だ存在しない将来世代のための「新しい山道」創り 第10回北大山岳館講演会 未だ存在しない将来世代のための「新しい山道」創り ―山や森、高原や湿地の環境回復に向けたフューチャー・デザインを―- 2017年6月3日(土) 13:30~15:30 要旨  将来世代は存在しないため、彼らの声は届きません。美しい山や森など、将来世代に残すべき自然資源を現世世代は惜しみなく奪っています。これを避けるためには、物言わぬ将来世代に代わって奪われた自然の回復を目指す「フューチャー・デザイン」が必要です。  どんな山や森、高原があっても「道」がなければ訪れることができません。自然に触れるには「道」が必要です。美しい自然に囲まれた人気の遊歩道や登山道にはたくさんの人が訪れます。たくさんの人が訪れれば訪れるほど自然の植生は踏み荒らされ、足元の土が露出し、雪解けの度、雨が降る度に表土が流されて、荒廃が広く深く進行していきます。  荒廃の進行を防ぐために木道や土止め階段の建設、蛇籠の設置、あるいは歩道の積極的水路化などが行われています。いずれの工法も大なり小なり現場の土木工事を必要とし、補修の度に縦杭を土中に埋設したり、土石を動かすことで土壌構造の攪乱を繰り返しています。土壌構造の攪乱は、地表水の出現時に表土を剥離しやすくするので、こうした土木工事は長期的にはむしろ登山道の洗掘と荒廃を促進しているケースが多く、残念ながら自然の環境、特に植生の回復に十分役立っている、とは言えません。  自然は動植物の生態系を含めたその存在自体が貴重なのであり、現世の人間のためにのみ存在するのではありません。貴重な自然の中の「道」の改修は、現世世代の歩行の安全と快適さの確保を目的とするのではなく、将来世代のためにそこに元々あった自然環境の回復を目指すべきと考えます。荒廃をもたらす根本原因は歩行者の地表踏圧ですから、この踏圧を排除できる改修工法を採らねばなりません。  現世世代のための「登山道としての機能の確保」と、未だ存在しない将来世代のための「環境回復」、この両立は荒廃した「道」を前にすると、一見不可能と感じるかもしれません。しかし可能です。植生や土壌の形質変更なしに両者の両立を目指して考案した工法(特許申請中)をご紹介します。踏床を地表から浮かすことで、日照と雨水を表土に降り注がせ、自然が本来の平衡状態に戻ろうとする「自然の免疫力、治癒力」を利用する工法です。皆様の賛否をお聞かせ下さい。 ■講師紹介 松田 益義(まつだ ますよし)株式会社MTS雪氷研究所代表。 理学博士(北大)、技術士(応用理学部門、地球物理および地球化学)。 昭和21年11月10日 神奈川県に生まれ、高校時代は山岳部に所属し丹沢や日本アルプスに親しむ。 北大理学部で地質学を学び、探検部等で大雪山や日高で遊び、北大低温科学研究所応用物理部門で大雪山の多年性雪渓の研究をする。その後メルボルン大学の気象学研究室とオーストラリア科学省南極局氷河部門で南極氷床氷の結晶構造学的研究をした後、実業の世界に転じて(株)自然環境科学研究所で融雪、着雪や路面凍結のコンサルティング業務に従事した。1985年に(株)MTS雪氷研究所を創設し、以来、気象と雪氷のコンサルタントとして大雪災害の軽減化等の防災上の技術課題に取り組む。 一方で、千葉大学(非常勤講師)や山口大学(客員教授)などで環境政策を講じ、国際的な取組みから国、自治体、企業、学校、地域、家庭を経て個人のレベルまで、環境問題を分断せず連結・連動させて把握することの重要性を訴えた。 10年程前「尾瀬保護財団」から「尾瀬国立公園 至仏山登山道迂回路案の妥当性検討」に関する環境調査専門委員を委嘱された際に、登山道の荒廃実態を調査してその原因究明に携わった。実務家としては原因究明で終えずに、荒廃を防ぐ具体案を提示し、妥当性を検証して、現場に実装するまで牽引したいと考えている。 公益社団法人日本技術士会理事、同応用理学部門副部会長、公益社団法人日本雪氷学会副会長、同理事・監事、日本雪工学会理事なども務める。 登山道に関係する近年の主要な論文・論評:○21世紀の雪環境と雪氷災害、日本雪工学会誌Vol.24、No.4、2008 ○登山道荒廃のメカニズムと積雪の役割−尾瀬至仏山のケース・スタディ−、雪氷研究大会(2013・北見)、2013 ○登山道のワジ化とその対策、雪氷研究大会(2014・八戸)、2014 ○登山道の荒廃を防ぐ新しい工法、自然保護(日本自然保護協会誌)No.543、2015 ○2014年2月大雪時の東京都心部の雪観測と雪荷重評価、雪氷77巻4、2015 ○積雪が稀な地域特有の雪氷災害、シンポジウム「関東の大雪に備える」気象庁、2016 ○登山道修復の新しい設計思想と工法、北の自然(北海道自然保護協会会誌)No.54、2016 著書等:「防雪技術ハンドブック」(編訳)、「雪と氷の事典」、「雪氷辞典」、「自然災害ハンドブック」、「防災ハンドブック」ほか 取得特許:「歩道」、「3次元雨量計」、「着雪防止」ほか  受賞:第2回寒地技術賞 ■会場・問い合わせ先等 会場:北大山岳館 札幌市北区北18条西13丁目(北大構内北西隅、北大恵迪寮東側) 定員60名(予約無し,無料) 問合せ先:北大山岳館運営委員会 携帯090-6870-5120 Facebook: https://www.facebook.com/hokudaisangakukan E-mail:sangakukan@aach.ees.hokudai.ac.jp
 

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