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2014
1/17-19(3-0)

芦別岳北尾根

L鹿島(2008 AL井村(2008 M工藤 羽月(2

<時間とルート>

1/17(1日目、晴れ):18線川林道入口(8:30)-Co1210主稜線上コル(15:30)=C1

1/18(2日目、晴れ):C1(6:30)-・1579(9:30)-芦別岳(11:30-12:00)-C1(15:00)=C2

1/19(3日目、晴れ):C2(6:00)-18線川林道入口(8:30)

 

1日目

昨年の12月はスノーシューで行ったが、大雪直後のためラッセルがひどく、5時間かけてCo580までしかたどり着けなかった。今回は天気も安定しているという事で、満を持して同じメンバーで向かった。入山口に着くと12月にお世話になった、地元の土木関係の社長にまたお会いすることができた。社長に「懲りないねえ…」と半分心配、半分あきれられながら出発する。朝は寒く、富良野で-26℃を記録していたらしい。準備中、ALが突然奇声をあげる。どうやらシールを忘れてしまったようだ。なんてことだ。富良野スキー場でのALの大ごっつぁん祭りが脳裏をよぎった。奇跡的に車の中にあった1年目のシールが運良く見つかり、拝借する事にした。まったく人騒がせなALである。18線川沿いの林道は非常に快調。1時間程でCo500の林道末端に到着した。ここまでスキーのトレースが利用できた。Co500三股の中間尾根を登り、槙柏山北西コルを目指して進む。正面に夫婦岩がどっしりと鎮座しているのが印象的である。コルから御茶々岳へ上がる小尾根を登る。夫婦側へ下る、または急斜をトラバースするのは急なのでお勧めしない。変なキノコ状の雪に阻まれ、少しめんどくさい。あとは、ほぼ同コンタトラバースしてテンバまで。途中何カ所か雪崩が怖そうな箇所があった。フライを忘れたので、強固なブロックを積み、風に備えた。深夜、ALが何かに取り付かれ様にのたうち回る、それほど寒い夜。

2日目

夜明けとともに出発。朝焼けが美しい。夫婦JPへの登りは非常に急。スキーでは厳しく、上部は比較的固い事が予想されたので、シーデポしツボストックで進む。雪崩が怖いので、カンバを繋げながら登った。カンバ限界Co1400。随所にデポ旗を打ちながら、だるい尾根を・1579まで。・1579先でストックをデポし、EPに変えた。ここから先が核心部。・1579の次のコル先の岩峰は西側を捲く。固ければ緊張するかも。核心部は基本的に東側が切れており、雪庇は東側に1m前後。基本的に西側をトラバースする。ローソク岩(Co1580付近)前後で急な箇所をトラバース。ローソク岩は西側を捲く。ここで核心部が終了。直下のコルまでは白い斜面が続く。ある程度視界が欲しいところ。50-100m間隔で誘導デポを打ちながら進む。芦別本谷への雪崩が怖い。コルから頂上までは直上も出来る。2年目の判断で直上させた。少し緊張するので、直上よりも南側から捲く様に登ると良いだろう。あとは頂上まで。帰りは南側から捲く様にコルへ下る。BSせずに下る事が出来た。核心部の下りでBSを3−4カ所。どれも雪が柔らかく進めやすかったが、固ければ緊張するだろう。あとはだるい尾根をC2まで。アタック成功を祝いながら、酒が足りないと叫んだ夜。

3日目

暗いうちに出発。スキーは状態によっては楽しめるかもしれないが、あまり楽しくない尾根だった。林道ではシールを外し、あっという間に入山口まで。

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