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2017.8.9-16(7-1)
一年班夏メイン北日高
~酒とカールと焚火と釣りと~
L神谷(3 AL大竹(3 M3坂口 M2水野 M1見砂井上飯田
【時間とルート】
8/9:小雨 入山地点(10:45)C1=林道終点(14:10)
チロロ林道は・631二股の10kmほど手前で工事中のため通行止め。そのため工事現場を迂回するため100mほど藪漕いで林道に降り立つ。あとはひたすら林道歩き。林道の状態は良好で大きく崩壊している所はなかった。・631二股を左に入り、林道終点の取水施設でC1。ここには屋根付きのキャンプ場のような炊事場があった。快適。すぐそばの河原で魚も釣れた。みな重荷に喘いだのか初日からパー食大解放。おさかな13尾

8/10:くもり C1(6:40)ポンチロロ川出合(8:00~9:30)ポンチロロ川Co1290二股=C2
C1から河原歩き。チロロ川は岩盤状の美しい沢。ポンチロロ出合で時間に余裕あるので大休止。各自釣りに勤しむ。ポンチロロに入ると小滝がいくつか出てくるがいずれも捲き道は明瞭であった。捲き道上にはけっこうな頻度で行者ニンニクが生えておりポリポリ食いながら行く。C2は1940が望める良きテンバ。おさかな4尾

8/11:くもり→ガス&霧雨 C2(4:50)1940峰(7:50)トッタベツ岳(12:30~45)幌尻岳(2:10~30)七つ沼カール=C3(16:10)
1290、1360二股を右に行き、あとは1940の東コルを目指して詰める。急な草付きとハイ松漕ぎ5分ほどで稜線に出た。その後はひたすら稜線歩き。踏み跡はしっかりしている。稜線上は十勝側風強くけっこうシビア。日高側無風でピヨピヨという様相だった。坂口が重荷と消耗でヒラヒラになる。7つ沼カールの降り口(地図上の七の字のところ)にザックデポして空身で幌尻Atに出かける。幌尻の偽ピークに何度も騙され少しだけ幌尻が嫌いになる。カールを降りている途中にカールの端っこを歩くクマさんを発見。笛吹いたらどっかに消えていった。怯えながらカールでC3。

8/12:くもり→小雨 C3=C4
休養停滞。目覚ましかけずにnatural get upをかましたら少し寝すぎた。下山後のごっつぁんや水くみ係をかけて大富豪に明け暮れる。

8/13:霧雨→くもり C4(6:30)エサオマン入の沢出合(12:10~13:00)Co970二股(14:20)Co1000二股=C5(14:45)
七つ沼カールから降りると、急なガレと段差。一か所お助け紐出した。Co1150から1100まで函状。へつったり、捲いたり。捲きの踏み跡明瞭。1100~1040まで巨岩帯。一か所abした。あとは何もない。入の沢出合で釣り休憩。入の沢は970二股まで函が2か所。どちらも右岸捲き。ALは泳いで直登していた。970二股に良いテンバは無くもう少し上流のCo1000二股の左岸を開拓してC5。砂地で快適だが増水にはあまり耐えられない。釣り師水野と飯田の功績により夜は天丼。うまし。おさかな23尾

8/14:くもり→ガス&霧雨 C5(4:45)エサオマン(11:00~15)10.5の沢カール=C6(16:10)
テンバ出ると入の沢は倒木地獄でうっとうしい。Co1100に5+2mの滝。一段目ALが右岸捲いてみるが微妙なので後続はザック釣りあげて水流のなかをゴボウ。けっこう時間かかった。あとは何もなくカールまで。カールからピークへの踏み跡は見つけられなかったので適当に登りやすい斜面を登ってピークの西コル付近に出る。そこからは踏み跡あった。エサオマンから札内JPまでは踏み跡しっかり。そこからの稜線は踏み跡見つけにくく、ほとんど藪漕ぎ。一同消耗。・1760の少し手前でしっかりとした踏み跡に合流。・1760南コルから10.5の沢源頭カールに降りる。10の沢出合まで降りるのは時間的に微妙なので、カールの少し下のカンバ帯をむりやり整地してC6。水を汲みに行く元気もなく食器やタープで集水。みじめ。風と霧雨と井上のだじゃれに震える夜。
8/15:くもり C6(7:30)10の沢出合(10:15~30)8の沢出合=C7(12:50)
スパ茹でる分の水がないのでネーベン食って茶飲んで出発。テンバ出て下り始めるとすぐに10.5の沢を登ってきた小田島Pと感動の遭遇。パー食交換会が行われた。10.5の沢はずっと急で全体的に滑っており、ぬめりも多い。緊張するcdが続く。10の沢出合からは巨大な河原歩いて8の沢出合まで。おさかな4尾
8/16:くもり、稜線上は晴れ C7(4:30)カムエク(8:10~30)C7(12:00~30)札内ヒュッテ(15:30)
体調不良の坂口をテントにデポしてカムエクAtに出発。8の沢はCo900と1000に雪渓の残りかす。Co1000三股付近からしっかりとした捲き道を使ってカールまで。テント5張あった。またもやガスガスピークですねという感じで萎えながら登っていくと稜線に出る直前で雲海を抜け景色が広がる。一同歓喜。ピークでは辿ってきた稜線が1940まですべて見える。ガス男は坂口で確定である。時間あるので今日中に下山することに。捲き道の下降は急で滑りやすく結構怖い。テンバでテント撤収して下山。8の沢出合から7の沢出合までの河原は捲き道いっぱいあってスタスタ歩けた。7の沢出合からは林道を7kmほど歩いてヒュッテまで。ヒュッテで貫徹の熱い握手を交わす。

【パーティー】
夏メイン貫徹

【みんなの感想】
神谷…頼りないリーダーに最後まで付いてきてくれた力強い仲間たちにただただ感謝です。やっぱり夏は日高に行かないとね!
大竹…カムエクピークからの展望は、それまでのガスガスピークの数々が報われるような、素晴らしい眺めでした。Lsとして未熟ながら貫徹できてほっとしています。
坂口…日高の良さを感じられたメインだったかもしれない。
水野…初貫徹、パーティーに感謝です。終わり良ければ全て良しの夏旅でした。
見砂…初めて、長期間山にいましたがいろいろな意味で成長できた山行でした。一緒に登って支えてくれた先輩方と同期に感謝です。
飯田…初めて長期間山に入ったので、五日目の行動などはかなりキツかった。また、最終日までずっとガスっていたのも残念だった。そのぶん最後のカムエクでの展望には感激した。貫徹できたことに自信をもって、次のメインもぜひ貫徹したい。
井上…長いようで短い充実したメインでした。地図読み、天気図ともにもっと精進したいです。連れて行ってくださりありがとうございました。

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