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報告2017.8.8-16(8-1)

沢メイン1年班知床 モセカルベツ~ルシャ~コタキ~知床岳~岬敗退

~男達破れし知床~

L山崎(水産5 AL成田(3

M2竹内 M1佐藤竹中

8/8 曇り時々小雨
林道終点(0700)Co680二股(1600)=C1
林道終点から少し踏み跡を歩いて入渓。小滝いくつかあるが問題ない。クソでかいネーベンなどによる重荷でペースが上がらない。入山二時間足らずで竹内が木に激突し目から出血。いきなり一名脱落が危ぶまれたが、しばらく休憩して歩けるそうだったので進む。Co300F1は昨年の台風で崩壊したのか埋まったのか、全く見当たらない。Co400の20mF2は右岸直登後続プルージック。見かけほど斜度もなくガバガバで簡単だが、重荷がつらい。直後の小滝で竹内が先を行きお助けを垂らしたが、竹中が登っているとき支点の束ねた木のうち一本が折れたので左岸から巻く。Co470の10mF3は左岸を巻く。その後滝、小滝いくつか。一つ左岸巻くのにお助けを垂らしてMをゴボウで登らせた。Co600ぐらいに雪渓があり右岸巻いた。重荷で足に力が入らなくなった佐藤が遅れ始める。予定テン場にはたどり着かなそうなのでCo680二股でC1。Lは渓流たびのフェルト底張り替えをミスったようで一日にして剥がれていた。

8/9 ガス時々晴れ
C1(0440)Co800F(0600-0630)夏道(1315)知円別岳北東コル(1500)=C2
C1出てしばらくでCo8002段30mの滝。手前の北側斜面から雪渓がかかっており、右岸を巻く。ワンポイント微妙なのでお助け出してゴボウ。2段30mFは下段は左岸を容易に直登。上段最後の5mチムニーは空身で抜けてザック吊り上げ、後続プルージック。思っていたより簡単。これ以降は水は伏流していたり出て来たり。小滝が次々と出て来るが重荷だと苦しみが増幅されるだけで楽しくない。一つ左岸を登るときにお助けを垂らした。Co900あたりとCo1070二股直後に雪渓。巻いたり乗ったり。お花畑に出た時点で上に泊まる時の水が足りなかったのでLsで雪渓まで汲みに戻る。40分ぐらいロス。最後は一瞬だが強烈なハイマツ漕ぎで夏道に出る。夏道歩いて知円別岳を空身でポン。ピークでホゲる。時間もかかっているので知円別岳と東岳のコルのちょっと南の野球場的なところでC1。快適テン場。夕方からガスに包まれる。

8/10 晴れ→ガス→霧雨
C2(0600)東岳北ポコ(0730-0800)カール風地形(1200)=C3
0400にテントを出るとガスっていたので時間待ちをして0600に晴れたので出発。東岳北ポコまで踏み跡をたどる。高度感のあるザレで気を使う。北ポコから東に伸びる尾根の北の沢型に下りる。ハイマツうざい。途中からガスってきて霧雨となる。袋を探して下るが、視界がなく現在地不明瞭となったためカール風地形でC3。

8/11 霧雨
C3(0800)Co900(0845)ポンルシャCo340二股(1330)=C4
朝はビュービューで低体温症になりそうなほど寒い。少し暖かくなった0650にとりあえず現在地を確定させるためにLsで偵察に行くと、少し下ったところに袋(というよりゴミ)の目印があったので、C3はCo1080だったと確信する。ここをのっこしてポンルシャを下りる。Co500の30m三段Fは左岸巻き道を行く。一部崩壊していた。寒さで消耗した竹中が遅れ始める。Co340二股に魚影とテン場があったので竹中の消耗も考慮してC4。天ぷらがうまい。

8/12 曇り時々小雨
C4(0515)ポンルシャ出合(0800-0900)ルシャ河口(1030)コタキ川Co260右岸(1400)=C5
Co280三段函Fは右岸を巻く。その後はヌメヌメだが概ね快適な滑床が続く。魚影ばっちしなのでポンルシャ出合で釣り1h。入れ食い。寒い。ブルブル震えながら魚を〆る。河口までは何もない河原。海岸の林道ではヒグマとの遭遇を危惧していたが、一頭磯で何かを漁っているのを見たのみで何でもなかった。少し寂しい。今後の日程を考えてコタキ川の行けるところまで行くことにする。コタキ川は二股まで踏み跡あり。以降も踏み跡が至るところにある。Co180函は左岸を一瞬水に浸かった後へつる。その直後の小滝は空身で抜けてシュリンゲ垂らした。昨年の台風の影響か、至るところに崩壊した岩やでかい流木が転がっている。Co260あたりにテン場適地。明日池まで抜けることを目標に、翌日に備えてここでC5。札幌でお留守番の林から授かったSSコーヒー焼酎が一瞬で空になる。

8/13 霧雨
C5(0445)Co680三股(0930)=C6
池を目指して出発。LはMのおさがりの男達の熱き挑戦を譲り受け、パーティーの男達使用率が80%となる。函や小滝が連続。途中で佐藤の男達のフェルトが剥がれかけたので、細引きや輪ゴムで対処。Co310釜付き15mFとCo330-370函地帯はまとめて右岸踏み跡を巻く。その後も函や小滝がいくつかあって楽しい、はずなのだが寒すぎて震えながら登る。一つお助け垂らしてゴボウで登らせた。上部はガスで気温も低く、この天候で稜線を行動するのは微妙なのでCo680三股に泊まることにする。

8/14 ガス時々霧雨
停滞
朝ちょっと晴れたように見えたがまやかしだった。居座り続けるオホーツク海Hに中指をつきたてる。

8/15 曇り時々晴れ
C6(0440)知床岳(0940-1000)知床池(1200-1230)知床沼(1615)=C8
気圧配置はあまり変わらないものの回復傾向の読みで、予報では気温はさほど低くなく降水確率も低いので出る。三股すぐの20mFは左岸巻き。直後の小滝は右岸お助け垂らしてゴボウ。Co700ちょっとで水は涸れる。だんだんと青空が見えてくる。電波が入ったので携帯で天気図を確認するとずっといたオホーツク海Hが消え去っていて歓喜。Co850涸れFは容易に直登。あとは東よりに詰め、ハイマツを少しこいで踏み跡に出る。ピークの展望はいまいち。稜線の崖マーク東端までは崖に部分的に飲まれている踏み跡をたどり、そこから池まで適当にハイマツこぐ。案外大したことない。池からは頑張って踏み跡を探しつつ沼まで。探せば意外とある。夕方はガスっていたが夜は満点の星空。カタルシス。

8/16 晴れ時々ガス
C8(0510)ウナキベツ河口(1030-1045)相泊(1300)
気温が低いことが予想され、オホーツク海側の海岸歩きの泳ぎができなさそうなのでウナキベツ夏道を下ることにする。道は一貫して不明瞭かつ歩きにくい。必死に道を探すパズル的要素を楽しめる。青い池にダイブするL。最後は道をロストしたので鹿道辿って海岸に出る。観音岩はFixを使った。あとはぽくぽく歩いて相泊まで。佐藤の足首が破壊された。瀬石温泉と熊の湯に入ってはげ天へ。

<パーティー>
知床メイン岬敗退
軽量化×

山崎 フェルト剥がれ
成田 地図濡らし

<感想>
山崎 メンバー2人の脱落、悪天候低温等悲しいこともありましたが楽しいメインでした。男達に感謝。
成田 Lsにしてようやく沢メイン童貞卒業。天候には恵まれなかったが今となってはいい思い出です。男達に乾杯。
竹内 SSを口に含み、瞼を閉じればあの夏の冒険が脳裏に浮かぶ。M2として未熟であったがよい経験になった。パーティに感謝。
佐藤 岬は行けなかったし、足首も痛くなったけど、楽しい日々だった。後半で海が見えた時は感動した。次回は完徹したい。知床も再履修か…。
竹中 念願だった知床を楽しむことができました。パーティメンバーのみなさん、ありがとうございました。

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