報告_2018.4.1-3(3-0)
八ヶ岳登攀
阿弥陀北稜、赤岳主稜、石尊稜
L成田(3 AL神谷(3 笠井(2
<時間とルート>
Day1 晴れ アプローチ・阿弥陀岳北陵
美濃戸口(6:30)行者小屋(10:30)=BC
重荷と高温に喘ぎながら行者小屋まで。美濃戸山荘過ぎてすぐから道は凍っておりアイゼンで行く。終始トレースあり。雪がほとんどなく春合宿を通り越して空沼小屋開きのような雰囲気。行者小屋にはテントが結構あったが皆帰る支度をしていた。
BC(11:00)取り付き(11:30)阿弥陀岳(13:30)BC(14:00)
夏道を途中で右上し稜上に出て急なカンバの斜面を登り岩稜に取り付く。気温が高く素手で登れた。
1 神谷 45m 残置ハーケンと岩角の支点で取り付く。凹角を登りリッジ。間違いなくIII+よりもはるかに易しい。
2 笠井 40m フェースの右に走るクラックを登り雪が溶けて岩の露出しているナイフリッジを渡りハイマツでビレー。ここもIIIもない。
雪稜に上がりザイルをしまいピークまで。中岳のコルから尻滑りで下降。行者小屋のテントは我々含めて3張になっていた。大量のビールが飛び出す。
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取り付きアプローチ
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1P
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2P
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異常なデカさの缶ビール
Day2 晴れ 赤岳主稜
BC(6:00)取り付き(7:00)赤岳(11:30-12:00)BC(12:30)
年度初めの平日に登攀をやる輩なんてそういないようで、今日の主稜には我々しか取り付いていない。文三郎道から急な雪面をトラバースしてチョックストーンのチムニーに取り付く。よくわからん残置物多数。
1 成田 30m チョックストーンのチムニーを抜けた後雪壁を登りバンドを右上してボルトでビレー。チムニーは雪があると抜け口がいやらしいかもしれない。IV-。
2 成田 60m 左手のリッジに上がり岩稜を進む。岩角でビレー。
その後しばらく何とも無い雪面なので中間の岩場まで確保なしで進む。
3 笠井 30m 階段状の岩を登り雪稜に出る。岩角でビレー。
中間の岩場を越えた後の上部岩壁までの雪稜~雪壁も問題ないので確保なしで進む。
4 笠井 35m 岩壁を右に回り込んだ後フェースを直上。ここは阿弥陀北稜とは違って普通にIII+って感じだった。
5 神谷 40m 所々岩の出ている雪壁を登り傾斜の緩い凹角を抜けて岩角でビレー。
6 神谷 40m 雪壁を登り安定したところまで。
ここで登攀具を片付けピークまで。地蔵尾根を下降。尻滑りスポットあり。BCで真昼間からホゲホゲ酒盛り。いよいよテントは我々だけに。
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(/・ω・)/
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取り付きへのトラバース
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3P目(多分)
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4P目 奥に阿弥陀岳
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5P
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ピーク
Day3 晴れ 石尊稜・下山
BC(6:00)取り付き(7:30)石尊峰(14:30-14:40)BC(16:30)
沢中を行き日ノ岳ルンゼの途中から左上し、急な雪面をつないで下部岩壁に取り付く。横岳西面は赤岳西面よりも陽当たりがよいので雪はかなり溶けていた。
1 成田 60m 右からフェースを弓なりに登り、崩壊した小ハング?を乗り越えてリッジ上の灌木でビレー。岩は結構脆くIII+よりも難しく感じた。ただし下部のフェースは所々にペツルボルトがあるのでピンはとりやすい。
ここから雪稜を1ピッチ確保なしで進み岩峰まで。
2 神谷 55m 岩峰の左の急な階段状の草付きを登って木でビレー。沢の捲きチック。
3 笠井 30m 階段状の凹状の岩を登り木でビレー。
4 笠井 60m 雪稜。ザイルいらなかった。
ここからしばらく容易な雪稜だったのでコンテで上部岩壁基部まで。
5 笠井 50m 凹角を抜けた後快適な岩のリッジ。岩角でビレー。III。
その後コンテでしばらく雪壁を登り、安定したところでザイルをしまい石尊峰まで。
石尊峰~地蔵の頭はそれなりに緊張する稜線。地蔵尾根を滑り降りてBCまで。石尊稜は長くてまさにアルパインという感じでいいルートだった。雪が無くて岩っぽかったからかもしれないが、赤岳主稜よりも難しく感じた。
BC(16:15)美濃戸口(18:40)
3歩ごとぐらいにズボズボ落とし穴にはまって叫びながら下山。
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大同心見ながらアプローチ
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1P
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2P
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3P
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5P
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詰めの雪壁
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\(^o^)/
<パーティー>
八ヶ岳アルパイン入門
神谷 ラテルネ忘れ
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