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OBの山行記録・ 2008年3月25日 (火)

【夕張山地】中岳(1493m)/(米山84)

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【年月日】2008年3月22-23日
【ルート】十八線沢→稜線西側経由、中岳往復
【メンバ】米山悟(84)、斎藤清克(87)
【時 間】3/22:十八線沢入り口溜池マーク(12:40)→Co490渡渉点(13:40)→槙柏山コル付近(15:50)
3/23:C1(6:00)→国境の御茶々南コル(7:00)→シーデポのポコ(8:00)→中岳山頂(9:30-10:00)→C1(12:00-13:00)→駐車所(13:50)


夕張山地の国境稜線の西列には、尖った格好いいピークが並んでいる。道内屈指のマイナーピーク帯ではないだろうか。その中の最高峰の1493m峰をアタックした。地形図に名は無いが、中岳あるいは鋒ヶ峰とよばれているようだ。夫婦岩分岐あたりから二キロ西にある山。
【記 録】
十八線沢の入り口、溜池マークのところに車を置き林道を行く。十八線沢林道は平成年間に砂防堰堤がずらずら増えていた。林道は490mの渡渉点の先へもしばらく伸びていた。十八線沢の思い出はいつも厳冬期ばかりで、新雪と倒木のラッセルで苦しんだ気がするが、この季節は明るくゆるく良い沢だ。谷が広いので午後の西日がずっと顔に当たっていた。気温は4月中旬並みとのこと。


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ユーフレ谷岩稜群と夫婦岩を見晴らすタンネの森で焚き火。気温も高いのでツエルトだけ。イグルーの必要を感じなかった。火炎で炊く白飯はうまい。マーボー丼にはパック豆腐と葱たくさん。日が暮れると夫婦岩の背にオリオンの星が並び、パラマウント映画のオープンタイトルみたいだ。満月が終夜森を照らした。もし明日の天気が悪いなら、この月明かりでアタックも出来る。



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雪が硬い朝のうちに距離を稼ごうと出発。シーアイゼンが良く効く。タンネの森を抜け国境稜線へ。
西列の鋭鋒群がずらりと目に入る。未踏峰(僕たちのね)の宝庫だ。ここから中岳の間に広がる幅500m、長さ2キロほどのタンネの盆地の雰囲気なども最高だ。地図には沼やくぼ地の記号もある。ちょうど夕顔棚のような高い雲が東の空にかかり、好天なのに日差しが無くてラッキーだ。たまに日が差せば目が眩み、喉の渇きでスピードも落ちる。



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すぐに盆地に降りないで、夫婦岩の向かい1260まで稜線を行き、そこからゆるゆるとトラバースして標高点1298で中岳への東西尾根に乗る。1330mのポコでシーデポ。その先に細くて急な数メートルがあった。最後の標高差200mの登りは上から下まで傾斜45度。ラッセルが膝までで、雪も安定していたので高速で登り切ったが、降雪直後など、不安定な状態ではやばい斜面。迂回路もなさそうだ。アイゼンは使わず。



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山頂は雪稜の先の狭くて良いところ。遠く樽前からピッシリまで見える。主稜線から外れた山頂は、良い展望台になる。北の峰から夕張岳まで、昔スキーで辿った全ての山頂が横並びに見える。西列の鋭鋒群も美しい。北には小天狗中天狗、南にはシューパロ岳、1415峰に夕張前岳。



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くだりはすごい高度感だ。硬かったら前を向いては下れない。シリセードも躊躇する。東西尾根を戻るころ、あのタンネの美しい盆地の中を、どこから来たのかスノーモービルが5,6台来て、乗り回して遊んでいた。



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シーデポのポコからタンネの広い盆地にスキーで滑降。雪質は半分ザラメで引っかかるがこの大斜面を独占する気分はいい。枝振りの良いタンネなどを鑑賞しながら盆地をほげほげ横断して、御茶々岳南の最低コルから国境稜線に戻り、C1へ。



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喉の渇く季節になった。紅茶を沸かしてのんびりしてから十八線沢を滑り降りる。多少藪もあるが快適に下れる。2人とも20年近く替えていない板と革靴だ。斎藤のジャンプターンは衰えを知らず、この引っ掛かる雪で幅の狭いヤブの回廊をすいすい減速させて降りていく。渡渉点まで20分、駐車所まで1時間足らずで下ってしまった。


夕方から用事があったので、風呂も飯も抜きで札幌目指す。富良野のコンビニで牛乳500mlをイッキする。三笠の高篠OB宅にちょっとあいさつに寄ったけれども留守だった。

「あれからちょうど20年経ちました」というあるニュースをラジオで聞いた。そのニュース、雪洞の中のラジオで聞いた覚えがあり、記録を見てみたら、ちょうどピパイロ岳の穴の中あたりだった。やはり斎藤とのパーティーだ。http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-21367.htmlその春は、国鉄解体、青函トンネル開通、といろいろあって、昭和最後の変わり目の年だった。

  • コメント (3)

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コメント一覧
シェイク   投稿日時 2008-4-1 21:53
私は昨年、ディアミールを買った時に同時にスキーアイゼン(クトー)も買って愛用しています。すごく便利です。昨年はこれで、羊蹄山、美瑛岳、十勝岳、旭岳の頂上までスキーで登りました。クライミングサポートとはその時の傾斜や雪質でどちらを重視するかを考えて、バランスを取りながら使うようにしてます。
米山   投稿日時 2008-3-26 21:38
27泊、よく数えたもんだ!

・・・シーアイゼンは、僕は使うのがまだ3度目でそれも15年ぶりくらいです。北アルプスで調子に乗って登っていってカキンカキンの所で滑落して懲りたのでやめていました。ジルブレッタ404ので、ビンディングにつけるものです。今回、クライミングサポーターつけてもそれなりに効いていた気がする。文明の利器と言っても下るときには邪魔になるし、上り下りの多いルートでは一長一短かな。でもまああれば便利かな。齋藤はこういう新兵器には無頓着。梶川なんかいまだに秀岳荘ジャンバーだ。
やまもり   投稿日時 2008-3-25 23:11
あれからちょうど20年もたちましたか?
月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也。
20年前のピパイロ近くの穴では、私も一緒でした。部報13号P165で確認したところ、その山行は、1988/3/22〜4/1(行動9日ー停滞2日)の11日間の山行で、ピパイロ近くの同じ穴に4連泊していますね。当時はメイン山行は10日以上が当たり前で、今から思うと贅沢な時間の使い方でした。しょっちゅう停滞しては、同じ穴で何日もじっとしていましたね。私の場合、合宿以外で同じ天場に4連泊以上したのは6回あります。
(1)1986年度冬メインの道北・ペンケプシュナイ川の廃屋での5連泊。
(2)同じく道北・天塩岳ヒュッテでの5連泊。
(3)1986年度春メインの北日高ルベシベ分岐の穴の5連泊。
(4)1987年度冬メインの南日高・ソエマツ近くの冬天での4連泊。
(5)1987年度春準山の群別岳近くの穴での4連泊。
(6)1987年度春メインのピパイロ近くの穴での4連泊。
上記6回27泊のうち、(4)以外は、全て米山さんと一緒でしたね。昨日のことのように想い出されます。懐かしい限りです。
PS.
米山さんや斎藤も、シーアイゼンを使っているのですね。
ビンディングにつけるタイプと、板につけるタイプのどちらですか?
私は当初、ビンディングにつけるタイプでしたが、これだとクライミングサポータを使うと効きが悪くなるので、現在は、ブンリン(松本の山の店)特製の板につけるタイプのものを使っています。
OBとして参加した2000年GWの春合宿では、シールワークが下手くそで、美瑛谷の早朝の固い雪の「門」の急斜面をうまく登れなかったという失態を演じてしまいましたが、今後は、シーアイゼンがあるので、そのような失態を演じずにすみます。
ところで、現役もこのような文明の利器を使っているのでしょうか?
 
 
 
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