記事・消息・ 2001年8月31日 (金)
ヘルベチアの外壁
ヘルベチアの外壁は,まさ,とよばれる鱗状の木の板で覆われていて,これが小屋本体の丸太を風雪から守る役割をはたしています.このまさのおかげで丸太は腐食したり傷ついたりすることなく保たれ,またヘルベチア独特の美しい外観を保ってきました.
2001.5.12撮影 クレオソートで塗られてしまった外壁のまさ
現在の外壁を覆っているまさは,昭和60年に行われた大改修の際に新しく貼り替えられた物です(このときに丸太の外側に板が外壁として張られたので,まさは丸太を保護する本来の意味を失いましたが,まさが醸し出すヘルベチア独特の外観を維持するためと丸太の外側の板を保護するために改修前と同様にまさが貼りつけられました).また,真新しいまさは色合いが明るいので,古い小屋の風味を損なってしまうため,やや暗めの色合いにするために褐色半透明の塗料が塗布されました.今までまさの色が褐色だったのは,けっして防腐剤が塗られていたからではないのです. |
空沼小屋 2001.5.13撮影 やはりあの森の中のロケーションにあって、ヘルベチアの存在感があるのだということを再確認することができました。 すてきなピクニックでした。小屋の外装もきれいになってこれからみんなも泊まりに来てくれることでしょう。
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